怒りは冷静に「お願い」モードで伝えよう。

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

前回は、相手への怒りを伝える時、責めないで!とお伝え
しました。「どうして・・・なんですか?」「・・されると
困るんです!」という問い詰めパターンはNGなのです。

では、どんな風に伝えたらよいのでしょう?まず、復習に
なりますが、目的は「相手に気付いて、行動を変えて欲しい。」
でしたね。

どうやったら、相手は、あなたの気持ちに気付いて、行動を
変えてくれるのでしょうか?それには3つのステップがあります。
1つが、あなたが感じている「感情」を冷静に伝えること。

次に、変えてくれるように提案・依頼すること。命令ではいけません。
最後に、相手がわかってくれ変わってくれたら、そのことに
感謝を伝えること、です。

あなたが感じていることと同じように、相手も感じているとは限り
ません。それを、「すべきだ」と一方的に命令するのは、勝手です。
相手の事情や価値観を尊重して、あえてお願いモードで伝えるのです。

1.「あなたが日報を提出するのがギリギリなので私は困っています。」
2. 「内容をきちんと書いてくれるのは良いことだけど、次にすべきこと
を早めに把握したいので、期限より少し早めに提出してくれませんか?」

きちんと書くことに重きを置いていた部下が、提出時期重視のあなたの
考えを受け入れてくれたのだったら、最後は、「感謝」するのです。
3.「わかってくれて有難う。よろしくお願いします。」

今日の一言メッセージ
怒りの伝え方は「感情を伝えて提案・依頼。最後は感謝」が基本です。

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