職場の苦手な相手とどうつきあう?上手なトリセツづくりとは。

第248話:職場の苦手な相手とどうつきあう?上手なトリセツづくりとは。

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の高橋雅美です。

 

ハッピーハートコンシャスには、30代後半から40代の働く女性が多くお越しいただいています。仕事では、リーダー職や管理職になっている方もいらっしゃいます。専門職として知識やスキルを存分に活かしている方もいらっしゃいます。あるいは40代を目の前に、転職を真剣に考えている方もいます。

 

BlogA立場は様々ですが、たくさんの方が「職場の人間関係」で悩んでいらっしゃいます。特に、中間管理職という立場の中で、上と下に挟まれ、どうコミュニケーションを取っていくべきなのか色々と考え工夫されています。一方で、上手くコミュニケーションがとれずに、一人で抱えて疲弊してしまわれる方もいます。

 

例えばこんな感じです。
「上司の言うことがコロコロ変わる。新しい仕事はいつも自分に丸投げされる。」
「部下が個人プレーをするので、チームに馴染めず浮いている。その指導が大変。」

 

上司とも部下とも上手くやろうと気を配るものの、なかなか相手には理解されず、でもイライラを爆発させるわけにもいかず、相談相手もいない。カウンセリングでお話を聴くと、「よくこれまで頑張りましたね。」、「一人で大変でしたね。」という言葉が自然と出てきてしまいます。本当に頑張り屋さんが多いのですね!

 

さて、もし貴女が職場である特定の上司や部下と
●相性が合わない、
●どちらかというと好きではない、苦手だ。
●自分ばかり割をくっている感じがしてイライラしてしまう
なんていう場合、相手とは出来るだけ距離を置き、関わりたくないですよね。

 

でも、仕事上、どうしても関わらなければならない時がある。そんな時、どんな風に考えて、どんな行動をしていけば良いのでしょうか。

 

こんな時、私がよくお伝えするのが、「相手のトリセツ」を作りましょう!ということ。取扱説明書という意味のトリセツです。というのは、相談される多くの方が、相手の言動や感情に振り回されていらっしゃるからです。

 

だから疲れるのです。相手の出方がわからない場合は余計に疲れます。必要なのは、トリセツなんですね。

 

相手を観察する

BlogBまずは、相手をよく観察しましょう。どんな時にどんな言動をするのか。不機嫌な時はどんな表情なのか。気があうのはどんな人なのか。

 

職場で出会う人は、1日のうち多くの時間を過ごす人でもあります。嫌な人、苦手な人と感じているだけだと、その時間が苦痛になります。だからこそ、気持ちを切り替えて、相手を観察してみるのです。もちろんジロジロ見たりしてはいけませんよ。さりげなくです。

 

相手のパターンを知る

次に相手のパターンを知りましょう。例えば、仕事が上手く行かず、相談した時にぶっきらぼうな言い方をする上司がいるとしましょう。「なんで出来ないのかなあ。」「しっかりしてよ。」と相談に乗るどころか、こちらが悪いかのごとく言ってきます。

 

そんな人は、おそらく不安が高いのです。貴女が出来ないことを相談すると、それが上司の不安となって自分に襲ってくるのでしょうね。それを抱えきれないから、上記のような言葉が出てくるのです。

 

そんな風に、観察した後は相手の言動のパターンを考えてみるのです。他にも、とにもかくにも「安心・安定が最優先。新しいことは嫌い。(怖い。)」というパターンもあれば、「目立ちたがりでチャレンジが大好き。」というパターンなどもあります。

 

早めに対策を打つことが出来る!?

そうやって、相手を観察し、どんな時にどんな言動をする人なのかを少しでも理解していると、相手の次の行動がなんとなく予測できるようになります。もちろん、100%全てが予測できるわけでもなく、予測どおりになるわけでもありませんが、以前のように、とにかく振り回されていた時とは違いますよね。

 

少しでも心に余裕が出ませんか。

 

また、「こういう場面では不機嫌になりそう」などと分かっていれば、そうなる前に貴女が手を打つことも可能になりますよね。とにかく安心したい上司だったら、貴女は、上司が安心するような情報を早めに、こまめに伝えれば良いのです。

 

いつも相手に主導権があり、そのたびごとに貴女が振り回されている状況とは違ってきますよね。

 

苦手な相手こそ、じっくり観察して対処法を練りましょう。相手のトリセツづくりは、少しでも貴女の心の安定につながること間違いなしですよ。

 

まとめ
苦手な相手こそじっくり観察し、パターンを知り、対処する。