部下をどうほめたらいい?やる気を引き出すリーダーの言葉術

まずは「ありがとう」から始めよう

部下をほめるのが苦手…そんな悩みを抱えていませんか?

リーダーや管理職に昇進すると、多くの方が感じるのが「部下をどう褒めればいいのか」という悩みです。

「頑張りを認めてあげたいけれど、どう伝えればいいのかわからない」「わざとらしく聞こえたらどうしよう」そんな思いから、ついタイミングを逃してしまうこともあります。

実は、「ほめ方」はセンスではなく、ちょっとしたコツを知ることで誰でも上手になれるスキルです。


今回は、心理カウンセリングの現場でも多く寄せられる「ほめるのが難しい」という声をもとに、相手のやる気を自然に引き出す関わり方のヒントをお伝えします。

① タイミングを逃さず、すぐにほめる

人は、リアルタイムでの反応を何よりうれしく感じます。

もし部下の言動が称賛に値すると感じたら、できるだけその場で伝えましょう。

「今の提案、すごくわかりやすかったね」といった一言をすぐに伝えることで、相手は「自分の行動をちゃんと見てくれている」と感じ、モチベーションが高まります。

逆に、時間をおいてからほめると、「なぜ今?」と受け取られてしまい、かえって不自然に感じることも。

ほめ言葉は「鮮度」が命です。思った時にすぐ言葉にする、その小さな積み重ねが信頼を深める第一歩になります。

② 「何が」「どう良かったのか」を具体的に伝える

「よかったよ」「すごいね」といった言葉だけでは、相手にとっては抽象的すぎて伝わりません。

例えば、「今日のミーティングでの説明が論理的で、とてもわかりやすかったよ」と、どんなところが良かったのかを具体的に言葉にすることが大切です。

具体的に伝えることで、相手は「自分のどの行動が評価されたのか」を理解できます。


これは単なるお世辞ではなく、行動の再現性を高めるフィードバックになります。

次も同じように頑張ろうという前向きな意欲を引き出すのです。

心理学的にも、具体的な承認は「自己効力感(自分はできるという感覚)」を高める効果があると言われています。


漠然とした称賛より、具体的な言葉こそが相手の成長を支えるエネルギーになるのですね。

③ 結果だけでなく、過程も認める

ビジネスでは成果が重視されがちですが、努力のプロセスを認めることも同じくらい重要です。

たとえ結果が思うように出なかったとしても、頑張りや工夫を見逃さず言葉にしましょう。

「締め切りが迫る中で、最後まであきらめずによく対応してくれたね」
こうした言葉は、相手に「自分の努力を見てくれている」という安心感を与えます。

そしてその安心感が、次の挑戦への意欲につながるのです。


部下との信頼関係は、結果評価だけで築くものではありません

「あなたの頑張りを見ているよ」というメッセージをこまめに伝えることが、チームの雰囲気を柔らかくし、組織の心理的安全性を高めていきます。


今日からできる一歩

もし「ほめるのが苦手」と感じているなら、まずは「ありがとう」を言葉にすることから始めてみましょう。

感謝の言葉は最もシンプルで、かつ心に届く承認の形です。

「助かったよ」「ありがとう、その対応に救われたよ」そんな一言が、部下の心に灯をともします。

「ありがとう」という言葉にはそれだけ大きな力があります。

小さな承認の積み重ねが、やがてチームを動かす大きな力になります。

ぜひ、今日からあなたの言葉で部下のやる気を引き出してみてくださいね。

まとめ
まずは「ありがとう」から始めよう

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