言いにくいことを伝えるのは、とても難しいと感じていませんか。
職場でチームで働いていると、どうしても「本当は伝えたいけれど、言いにくい…」という場面があります。
例えば、
会議が長すぎて業務に支障が出ている
後輩の対応に改善してほしい点がある
上司の指示が曖昧で混乱している
こうした状況は誰にでも起こり得るものです。ですが、感情的になってしまうと人間関係にヒビが入ることもあり、我慢しすぎると自分が疲弊してしまいますよね。
そんなときに役立つのが 「アサーティブコミュニケーション」 です。
アサーティブコミュニケーションとは?
アサーティブとは「自己主張する」こと。
しかし、ただ一方的に主張するのではなく、 相手を尊重しながら、自分の考えや気持ちを率直に伝える というスタイルです。
この方法を身につけると、
上司に改善をお願いする
部下に指摘をする
同僚に協力を依頼する
といった「言いにくい場面」でも、相手を傷つけずに自分の意見を伝えることができるようになります。
DESC(デスク)法とは?
アサーティブコミュニケーションの中でも、特に実践しやすいのが DESC法 です。デスク法と読みます。
このDESC法はとても便利です。一度、覚えてこの4つのステップに沿って話すだけで、驚くほどスムーズに交渉できるのでお勧めです。
4つのステップを順に説明していきましょう。
例えば、「後輩が会議中にスマホをいじることがあり、周囲も気づいて雰囲気が悪くなる。でも注意するのは気が引ける…」と感じていたリーダーになったばかりの貴女が DESC法 を使い、後輩に伝えることにしたと仮定します。
その場面を思い描きながら読んでみてくださいね。
① D…Describe(描写する)
事実を客観的に伝えます。
例:「今日の会議で、スマホを操作している場面がありましたね」
② E…Express, Explain, Empathize(気持ちを表現・説明・共感する)
自分の感情や影響を率直に伝えます。
例:「正直、会議中にスマホを見られると集中が途切れてしまい、他のメンバーも気になってしまうんです」
③ S…Specify(具体的な提案をする)
改善策を提示します。
例:「もし急ぎの連絡が必要なら、会議前に共有して席を外してもらえれば助かります」
④ C…Choose(選択する)
相手の反応を受け止め、自分の対応を決めます。承諾されたら「わかってくれて有難う」と感謝を伝えます。
このように、こちらが冷静に、かつ建設的に提案すると、相手も耳を傾けやすくなります。
また、今回のような場合、後輩は、「注意された」というより「配慮をお願いされた」と感じるのではないでしょうか。
そうであれば「すみません、次から気をつけます」と素直に改善してくれるでしょう。
その後の会議の雰囲気も引き締まるに違いありません。
言い方によっては、パワハラとも言われてしまう時代だからこそ、伝え方にも工夫したいですよね。
言いにくいことを伝えるときのポイント
感情的にならず、事実をもとに話す相手を否定せず、自分の感情や事情にフォーカスする
改善の提案は具体的にする
結果がどうであれ、対話を重ねて関係性を築く
この姿勢を続けていくことで、職場での信頼関係はむしろ強くなっていきます。
言いにくいことを伝えるのは勇気がいりますが、我慢して自分をすり減らすよりも、アサーティブに伝えるほうがずっと健全なのです。
「相手を尊重しながら、自分の気持ちも大切にする」
もし今、職場で言いたいのに言えないことを抱えているなら、ぜひ一度DESC法を試してみてくださいね。
まとめ
DESC法で言いにくいことを伝えよう


