第109話: 不平、不満を感じた時こそ、○○に気づくとラクになる!

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

アラフォーママのFさん。彼女はフルタイムで仕事をしながら、3
才の娘さんの子育て中です。お子さんは普段は保育園に預けていま
す。

そもそもFさんは、とてもまわりの目や世間体に敏感な方で、自分
や子どもがどう思われているのだろうか、ということが何かと気に
なってしまうのです。

これは、Fさん自身の課題としてカウンセリングでも取り上げてい
ることです。いつもは職場での悩みが多いのですが、今回は保育園
の先生に関することで話をされました。

実はFさんのお子さんは、先生によると、保育園ではとても大人し
く、一人遊びをすることが多いのだそう。外で園児と一緒に遊ぶ
こともあるのですが、気が付くと一人遊びをしているとか。

そのことを先生がとても気にしていて、はっきりと言葉には出さな
くとも、自閉症傾向があるのではないかと考えているのだそうです。
Fさんにも、「いつもこんな感じなのですか?」と聞いてきます。

ところがFさん自身は、娘はとても活発で、土日など遊びにに行く
と何やらリーダーシップを発揮して、お友達と元気に駆け回ってい
るんだとか。つまり先生とは考え方が違うのですね。

ですが、先生の言動が気になってしまい、保育園から帰ると
お子さんに「どうして、お友達と遊ばないの?」などと、イライラ
して詰問してしまうのだそう。

カウンセリングでも、先生への不満、お子さんへの不満ばかりが口
をついて出てきます。そこで一番困っていることは何?と伺うと、
先生から言われたことが気になって子どもにイライラすることだと。

そうなると、これはFさん自身の問題、課題なんですね。先生を
変えるわけにはいきません。そもそも愚痴を言っていても、何も
変わりません。

それを指摘するとFさんは、ハッと気づかれたようです。「あ、
いつもの私のパターンですね。」と話されました。「では、自分の
考えと行動を変えるってことですよね。」と続けます。

そうなんです。Fさんのするべきことは、先生への不満を伝えるこ
とでも、お子さんを詰問することでもなく、自分の自信のない
不安な心と向き合うこと。

確かに保育園の先生は、お子さんのマイナス面ばかりとFさんに伝
える傾向があります。でも、普段の子どもの様子から、この子は大
丈夫!と思っているのなら、子どもを信じること。

もし本当にお子さんのことが気になるなら、専門家に診断してもら
えば良いことです。先生に面と向かって反論する必要もありません
が、心配してくれることに感謝をすることは出来るはず。

そして、お子さんにイライラしてしまうと感じた時は、子どもから
少し離れて一人になった時、深呼吸をするなど、気持ちを変えるこ
と。

たったそれだけのことですが、Fさんが、先生と子どもへの自分の
見方を変えれば良いのだと気づいたことで、スーっと楽になられ
ました。

これは、Fさんの悩みが自分の外、つまり先生や子どもにあるので
はなく、自分が先生の言動に振り回され子どもを信じられないこと
だという自分の内にあるのだと気づいたからこそなんですね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
相手に不平、不満を感じた時こそ、自分の心と向き合ってみよう

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