同じ考え、同じ行動で凝り固まった時の対処法とは?

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Aさんは、自分ではあまり社交性がないと思っています。
ですが、将来、会社の広報部門で働きたいという夢があり、
苦手な人付き合いをなんとかしようと考えています。

ところが、Áさんいわく、最初は気持ちよくお付き合い
していた仲間も、だんだん距離が近づくにつれて
いつも居心地が悪くなってしまうのだとか。

詳細を伺っていくと、どうやら、相手に合わせるように
求められて、それをしようとすると辛くなってしまう
ようです。

「私、相手から支配されるように感じてしまうんです。」
と話されます。そうなると、気持ちも覚めてしまって
今度は相手との距離を取ってしまうことの繰り返しなんだそう。

特に今回はあるSNSでつながっていた仲間との関係で
悩んでいるので、あからさまに距離をとることもはばかられ
悩んでいるのです。

ですが、距離を取ることはすでに心が決まっている様子です。
Aさんの本当のお悩みは、そういう繰り返しで、結局は自分の
「人付き合いが苦手」なところがいっこうに改善されていないこと。

本当にそうでしょうか?Aさんは、まだ自分がどんな仲間と
仕事をしていきたいのか、どんな人と一緒に刺激しあうのが
定まっていないだけではないでしょうか。

だから、たくさんの人に出会うものの続かないのは、まだ
はっきりしていないからだけであって、逆に、今、自分に合わない
と思う人ははっきりしつつあるのですね。
そんなことをお伝えするとAさんは、納得されたようでした。
合わない人とのつきあいにエネルギーを使うのではなく、もっと
自分に合った人、居心地の良い人を見つけるのに使いますときっぱり。

Aさんのようにきちんと進むべき道を進めているのに、一方的な
見方に陥ってしまうということはよくあることです。カウンセリング
などで気持ちの整理をしながら大局的な見方に修正するのもお勧めです。

同じ出来事を、どのように受け止めるか。もしいつも同じような
考え方でぐるぐる思考が止まらない時は、カウンセラーはもちろん、
第三者の見方を訊いてみることもお勧めです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
ぐるぐる思考が止まらない時は第三者に意見を聞いてみよう

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