やる気ある後輩が「下積み仕事」を嫌がる時。対処のポイント3つ。

女性が多い職場で働いているDさん。職場で同性の後輩との関係に悩んでいます。

 

Dさんは管理職ではないのですが、グループのリーダーを任されています。そのため、後輩に仕事を依頼することもあるのですね。

 

Dさんの悩みは、Cさんのことでした。Cさんは一流大学を卒業し、大学でも現在の仕事の基礎となることを専攻してきた方。

 

自分と自分が学んできたことに対して、自信と誇りを持っています。

 

そんなCさんに、Dさんが仕事を頼むとあからさまに不機嫌そうな態度をするのだとか。

 

「それって、私の仕事なんですか?」と思っているに違いない・・・とDさんは話してくれました。

 

Cさんは、現在の仕事について4年。自分のキャリアにもだいぶ自信がついたのでしょう。

 

そのため、「下積み的な仕事」に対して「自分のキャリアにどう役にたつのだろう」とか、「もっとやりがいのある仕事をしたい」と思っているようなのですね。

 

BlogAそんなCさんに対してDさんは、それは違う!ということを伝えなければならないと思っていました。

 

毅然とした態度で伝えないと、自分が甘く見られると、肩に力が入っていたのですね。

 

そして、とはいえ、「言いにくい」、「Cさんのやる気を損なわないためにはどうしらのよいのか」とずっと悩み続けていたのです。

 

今日は、こんな時の対処法のポイントをお伝えしますね。

 

Ⅾさんは、リーダーとしてCさんにわかってもらおうと懸命なのですが、実はこれは大きな間違いなのです。

 

わかってもらおうとするなら、まずはこちらがわかろうとすること。これがポイント1つ目。

 

Cさんと仕事への考え方や今後のキャリアについて、どう考えているのか、話をする機会を持つこと。

 

話を聞いてもらうと、相手は気持ちがすっきりするので、今度はDさんが言うことに耳を傾けてもらいやすくなります。

 

そこでポイントの2つ目。

 

Dさんはこの時点で初めて「この仕事の意味、意義」を伝えると良いのです。

 

例えば、この仕事は他部署の○○という仕事につながる重要な業務である
お客様にとって必要な情報の基礎となる
など、Cさんのやる気が萎えることのないように伝えましょう。

 

あるいは、この仕事がCさんの今後のキャリアにどう活かされるかなど、もし自分も似たような経験があれば、それも含めて伝えると良いでしょう。

 

ここで大切なことは、決して説得しようとしないことです。
そして最後、ポイント3つ。

 

リーダーとして、Cさんに期待していると伝えることです。

 

BlogBというのは、ピグマリオン効果と言って、人は期待されると、それに応えようとする心理行動があるからです。

 

Dさんがすべきことは、Cさんの説得ではありません。Cさんをわかろうとし、励まし、期待をしていることを伝えることなのです。

 

ハッピーハートコンシャスのカウンセリングでは、職場の人間関係の悩みを相談される方が多くいらっしゃいます。

 

カウンセリングでは、話を聴くだけで終わらず、具体的なアドバイスをすることもあります。

 

「相手の話の聴き方」や「伝え方」についてもコツがあるのですね。

 

そんなすぐに使えるスキルもお伝えしています。

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ
説得しない。まずは相手を理解することから始める。

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