第186話: やる気が起きない時、立ち止まってココロを見つめる方法

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

今日は、ココロが固まってしまって、対処できない、どうしよう!という時の処方箋です。

先日のご相談で、その方は今関わっているビジネスについて悩んでいらっしゃいました。ビジネスの中身というよりは、やる気がおこらないこと、これが自分の本当にやりたいことなのかわからない、と感じていらっしゃいました。

会ってお話を伺うと、当初の目標、この仕事をする目的が見当たらないというご様子。もういっそのこと辞めてしまおうかという勢いでした。

ですが、じっくりと聞いていくと、環境や気持ちの変化で、目的や目標が大きく変わっているのだということがわかってきました。

つまり進む方向が違うのにも関わらず、「するべき」ことをしていない自分にますますイライラされているという状況だったのです。

さらに、本当の悩みはビジネスだけに留まらず、これからの人生を何をよりどころにどうやって生きていこうかという深いお悩みでした。

まず悩んでいるということを全て言葉にしてもらい、ひとつずつ整理をしていくことにしました。

そしてまずは、人生についの悩みは少し脇に置いておいて、ビジネスをどうやっていくのが、これからのその方の生き方にぴったりきそうなのかということを考えてもらったのです。

そこでその方の口から出てきたのは、自分が「するべき」と思っていたことは全部、違う方向に行きたいと望んでいる自分にとっては必要なかったということ。

そのことに気づかれて少しココロが楽になったようでした。

「やるべき」ことではなく「やりたいこと」をやる。目的や目標が違ってきたなと思ったら、どんどん変えていく。これらのことに気づいたことは大きな収穫でした。

そして最後に、これからの人生については、ビジネスの目的に沿って、やりたいことを少しずつ、目の前にあることをコツコツと続けていくことで見えてくるのではないかと思うとおっしゃいました。

素晴らしいですね。

ココロが固まって動けない時は、それも大切なココロからのサインです。

どうして動けないのか、動きたくないのか、そんなことを掘り下げて考えつつ、今、目の前にあることだけをコツコツと続けていく・・・それが固まったココロをほぐしてくれるのではないでしょうか?

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
やるべきことではなく、やりたいことをコツコツしてみる

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