第185話: 苦手な相手が教えてくれる、気づかせてくれるものとは?

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

突然ですが、あなたは思春期の頃、異性の前で態度が変わるクラスメートに対して、どんな思いを持っていましたか?

「あの子ったらさ、男子の前だと態度がまるっきり違うんだよね~。なんかさ、媚びてるみたいで嫌だよね。私はできないな、そういうこと。」なんて思っていませんでしたか?

そういう態度ができる友人のことを嫌いだと思ってたり、軽蔑するような態度で見ていたと方もいると思います。

職場でもこんなことありませんか?

「彼女って上に対するアピールがすごいよねえ。本当は彼女一人でやったことではないのに、よくもあれだけ、自分がやりました!って言えるよね。私にはできないなあ・・・」という感じです。

あなたが抱いたどんな感情も素直に受け入れて良いと思っているので、こう思ってしまうことがいいとか、悪いとか、判断しようとは思いません。

ですが、ココロのからくりを知っていると、「男性の前で媚びを売るような甘えた態度は本当は私もしてみたい。」「自分がやりました!って堂々とアピールしてみたい」と思っているのかも?と考えます。

でもそれを自分のココロに許していなければ、それをいとも簡単にできる相手のことが許せない、嫌いということになるんです。

やりたければやればいいのに、そんなことをしたら周りの女子から嫌われる、とか親に何を言われるかわからない、とか、自己中人間と思われたくないなど、自分でたくさんのダメ出しをしているので、出来ないのです。

もしあなたが今、職場で、あの人の態度が気に食わない、なんて感じてしまう方がいれば、もしかしたらその人はあなたが自分のココロに許可を出していない行動をしているからかもしれません。

そんなココロのからくりを知った上でもし、自分が本当にしてみたいのに出来ないでいるというこがわかれば、思い切ってそれをしてみるのもいいですね。

逆に、それでも「しない」という選択をするのならば、それも良しですね。

あるいは、実際には行動しなくても、嫌いだと思っていた相手に対する感じ方が少しだけ変わるかもしれません。

なぜなら、その人の行動で、あなたは、あなたのココロのからくりを知ることができるからです。嫌だなと思っている相手からも、あなたは気づくこと、学ぶことがあるのです。

まとめ
苦手な相手の言動が、あなたが本音に気づくきっかけにもなる

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