第128話:不安や愚痴を手放す。でも、止まらないあなたは要注意!

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

辛さや悩みを人に話す。
これは「手放す」ことでもあります。そのため、話した後は、すっ
きりするのですね。

自分の中で抱えきれないことは、相手を選んで、「話して手放す」
ことも必要なのです。それが、たとえ愚痴であっても、ひとまず
吐き出すことが必要だったりします。

ところが、愚痴を言い続けてばかりいると、今度はすっきりしなく
なってきます。いくつか理由がありますが、わかりやすいのは、
愚痴を言ったからといって、解決しないからです。

逆に、いつも愚痴ばかり話していると、話した内容が自分の耳を
通して、自分に返ってくるので、調子が悪くなったりする方も
います。

また、不安などを話し続けることが危険な場合もあります。
特に、将来への不安などは、語れば語るほど、その不安に取り
つかれてしまうというか、余計不安になってしまうからです。

だから、家族や親しい友人に、不安や悩みを話し続けるという
のは、お勧めしません。相手は、あなたの不安に飲み込まれ
まいと、無意識にあなたを否定することもあります。

結局、話したあなたも聞いた相手も、なんだかモヤモヤする
という経験がありますよね。それは、聞いてほしいあなたと
否定してしまう相手の心のカラクリがあるから。

だったら、どうすればよいのか。
もちろんカウンセラーなど専門家に相談するのはお勧めです。
相手はあなたの心の状態を見ながら対処してくれるでしょう。

自分で工夫したいという方は、まず、不安に飲み込まれない
ようにすることがとても大切!だから、積極的に気分転換を
しましょう。

こう話すと、専門家のアドバイスが「気分転換?」という
ことで、不満げな方もいるのですが、それだけ大切だと
いうことです。

逆に気分転換が上手な方は、ストレスに強い方。今でいう
レジリアンス(上手にストレスをかわす、受けたストレス
から回復する)能力が高い人なのですね。

気分転換が上手になるには、例えば15分と時間を区切って、
「掃除」→「食器洗い」→「洗濯」など、家事をやってみる
とか、「ジョギング」→「ゆっくり歩く」を繰り返すとか。

そんな方法もお勧め。つまり、時間とともに、それまでの
行動を一度リセットして、あらたな気分で次の行動をおこ
すという繰り返しを習慣にしてみるのです。

いかがでしょう。
ぜひやってみてくださいね。

まとめ
不安や愚痴は話し過ぎないこと!上手に気分転換を。

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