第103話:幸せが舞い込む魔法の言葉!たった○○がココロを変える

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。                            

私はカウンセリングと同時に、「自律訓練法」のクラスに1年
以上に渡り、通っていたことがあります。自律訓練法とは、簡
単な瞑想法のようなものと思ってくださいね。

そのセミナーでは、ココロを落ち着かせ、「今、自分がここで生か
されていることに感謝しましょう」のようなことが盛んに言われて
いました。

実際、長い間続けている方々は自律訓練法を日常生活に取り入れる
ことで、ココロの容量が大きくなり、以前よりイライラしなくなっ
た、クヨクヨもしなくなったと発言されていました。

そうなるとココロにゆとりもでるからか、まわりに感謝、あの人に
も感謝、ここにいる事にも感謝などと、当時の私にはどうもピンと
こないことを話されていました。

なので、まわりの発言に、正直少しイライラしていました。「感
謝、感謝って言うけれど、私にはよくわかりません!」と発言し、
講師の方にかみついたこともあります。

当時の私といえば、自律訓練法をやればやるほど頭が痛くなるよう
な感じもありました。カラダが拒否しているような感覚もありまし
た。

いつも頭で考えて行動していたので、逆に頭の中をカラッポにする
ことが難しかったのですね。無理せず、とにかく通い続けていたあ
る時、「感謝」ついて腑に落ちる体験がありました。

外資系企業で働いていた私は、有給休暇を取って遊びに行く、しっ
かり休養するのは当たり前の権利と思っていました。休み前にやる
べきことやっていくのだから、文句ないでしょう?と

ですが、自律訓練法で、意識がぼんやりとしている時、「私が休暇
を取って楽しめるのは、自分が休んでいる時、私の代わりにサポー
トしてくれる人がいるからなんだ。」と・・・

そんな考えが頭に浮かんできたのです。そうしたら、ココロの底か
らしみじみと「あ~有難いなあ」と感じることが出来たんですね。
しかも有難くて涙が出てきてしまいました。

自分は何も1人で生きていて1人で頑張っているだけではない。必
ずだれかに助けてもらっているんだなと素直に思えたのです。

それを権利だとか、当たり前だとか、そんな風にだけ思っていたの
ですが、当たり前のことなんか1つもない。当たり前ではなく、有
りがたいこと。だから「有難う」感謝なんだなと。

これまでは、1人で肩に力を入れてとにかく頑張ってきたけれど、
もっとラクに生きてもいいのかな。頑張るだけではなく、必要な時
は他の人に少し頼んでも頼ってもいいのかなと・・・

そんな風に感じたのです。そしてサポートしてくれた時は、素直に
「有難う」を伝えよう。また私自身も誰かに「有難う」をお返しし
ていきたいなと思えたのです。

さて、今の私は「感謝」を忘れずに生きているかなと振り返ってみ
ました。以前よりは「感謝」を口に出し、伝えていると思いまし
た。

○○さんはいかがでしょうか。もし、相手に素直に「感謝」するの
が難しいと感じるなら、気持ちがこもっていなくても最初は良いと
思います。

また、自分への「感謝」から始めてもいいかもしれませんね。今日
も元気で仕事が出来た。自分のカラダとココロに感謝!という感じ
ですね。

まとめ
相手にも自分にも、感謝を口に出す習慣を持とう!

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