第93話:職場の同僚に妬まれた時の処方箋。自分を○○にする方法

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

女性がリーダー職、管理職を任されるようになり、よく相談でうかがうのは、
同期入社の仲間の態度が、これまでとは違ってきて戸惑ってしまうという話
です。特に、仕事自体はそこそこ上手くいっている時に感じるようです。

「無視されたり、意地悪されているように感じる」。実は40代以降の大人の
女性からの相談で、同じようなお悩みが比較的多いのです。相手に
どんな事情であるにせよ、「妬み」ではないか?と思われる内容です。

管理職に抜擢された女性の仕事が上手くいっている時というのも、なんらか
関係がありそうです。つまり、一人だけが社内で脚光を浴びているように感じ
てしまうのです。これまで同期で足並み揃えて頑張ってきたのですからね。

さらに、アラフォー世代より上の40代以上にもなると、将来、社内でどんな
ポジションに行けるか行けないかそんな可能性が見えてきて、余計複雑な
心境になるのだと思います。

そんな時、相手の態度は気にしないのが一番なのですが、 気にしない、
気にしないと思っても気になってしまうもの。ですからそんな時は、逆に
「気にしていいんだ」って思えばいいのです。

でもその「気に仕方」を変えたいですよね。でないと、気分が良くないです
からね。また残念ながら、そういう方と今、仲良くやっていくのは難しいと
思います。なぜなら、相手にもそうする理由があるからです。

それが嫉妬のようなものである場合はなおさらです。そこは、すっぱり割り
切ってしまいましょう。特にこれまで一緒に頑張ってきた仲間でもありますが、
職場は仲良しの仲間を作るところではありません。

「私は被害者。」という意識も変えましょう。そうでないと、相手が変わらない
限りこの「可愛そうな私」は救われないと思ってしまうからです。実はこれって、
相手が主役になっていることと同じですよね。

なので、そのような場合、「自分は被害者で可愛そうな存在である」という
見方を変える必要があります。それを「リフレーミング」いうのです。ある
出来事について全く別の見方をしてみるということなのです。

例えば、「相手には相手の感じ方、考え方がある。それは自由。でもそのことで
私は傷つかない。」ですとか、「私は今、この仕事にしっかり取り組みたい。
相手の言動に振り回されない。私には他にも味方がいる。」などでしょうか。

その言葉を、毎日取り入れ、例えば朝、鏡に映った自分に「宣言する」など
習慣化すると良いでしょう。自分が主役、相手は脇役という意識改革を毎日
行うのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
被害者意識を捨て「自分が主役である」とリフレーミングで見方を変える

 

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