第85話: 会社を辞めて起業したい!夢の実現を阻むものの正体とは

新しい環境、新しい人間関係、新しい生活・・・私たちの生活には
様々な節目があり、その時に変化を求められることもあります。
学生時代は毎年新学年、新学期という節目があったようにです。

ですが、社会人になると、毎年同じ時期に節目を迎えるという
方はあまり多くないのではないでしょうか。そのため、逆に
いよいよ「変化」を迎えることになると、ストレスを感じます。

期待や不安だけではなくプレッシャーなどもあるかもしれません。
特に年齢を重ね、キャリアを積んだアラフォー以上の方の場合は、
これまでのやり方を変えることに相当の抵抗を感じることでしょう。

自ら望んだ「変化」であればまた気持ちの持ち様が変わるかもしれ
ませんが、そうではない時、「変化」を前に緊張や不安、さらには
やる気が出ないなどのお悩みを聞くことが多くなります。

Jさんは、だいぶ前から「起業」することを考えています。
現在お勤めの職場では残念ながらやりたいことが出来ないのだとか。
起業して自分の夢を実現したいという想いを熱く語られます。

Jさんは本気で「変化」を望んでいるように見えました。自ら
望んでいる「変化」なのですから、不安よりも期待の方が大きい
ようにも感じとれました。

こんなことも、あんなこともやってみたい。
自分は今後、こんな生活をしたい、
毎日、こんな気持ちで過ごしたい

と夢は大きく膨らみます。ところが・・・
いざ、その夢に向かって行動計画を作り実践していく段階になると
Jさんは動けなくなってしまうのでした。

やらない理由、できない理由が語られ、言い訳してしまうのですね。
その理由も、自分ができない理由というより、自分以外の人物や
出来事のせいにしてしまう傾向があるのです。

つまり、夢は夢だから美しくワクワクするわけで、Jさんは、その夢
を叶えようという「覚悟」がないのです。だから出来ない理由探しを
し、それを外に求めてしまうのです。

まるでJさんの夢は、Jさん以外の誰かさんが叶えてくれるかのよう
です。本当は、「自分で自分の夢を引き受けられない人に夢の実現は
不可能」なのです。今回Jさんにはそんなことを伝えてみました。

するとするどいJさんは、自分の行動のパターンに気が付いたようです。
そもそも会社を辞めたいと思った理由も、自分以外の誰かさんや出来事の
せいにしていたのでしょう。

次のカウンセリングまで、Jさんに「必ずやってきて欲しいこと」を
お伝えしました。Jさんが、ほんの少しでも起業に向けて「自ら行動」
できたのなら、それがほんの小さな第一歩でも夢の実現に近づくでしょう。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
本気で「変化」を起こそうする「覚悟」を持っていますか?

40代働く女性のココロを楽にする「しなやか★メンタル」の作り方入門 POPUP