自分のココロのネガティブな声が聞こえてきたら・・

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

最近、部署が異動になったFさん。そもそも異動になったのは、
前部署での成果が認められてのこと。新しいチャレンジに
精一杯頑張ってみようと考えていました。

ところが、頑張ってはいるものの空回り。これまでのやり方が
通用しない、こんなはずではなかった、と気持ちが焦っています。
以前の自分とは大違い、と自信もなくしかけています。

詳しく話を伺う中で、Fさんに訊いてみました。もしかしたら
自分のココロのネガティブな声に翻弄されていませんか?と。
まわりと比較、以前の自分との比較でもうダメと思っていませんか。

Fさんは、わかってもらえた!とでもいうように、そうなんです。
上司からは、まだ助走期間だから焦らずに、と言われ、ダメだと
言われているわけでもないのに、自分で厳しく査定しているのです。

頭の中に、ネガティブな言葉がぐるぐると回っているのですね。
なので、その自分のネガティブな声に、きちんと反論しましょう、
とお伝えしました。

私たちは、自分のココロの中に湧き上がってくる想いや声に対して
それを聞くことはあっても、聞きっぱなしにするだけで、反論
してはいませんよね。

言われっぱなしなので、ますます、「やっぱりそうなんだ」という
気持ちが蓄積されていってしまうのです。なので、ここは、
きちんと反論しましょう。

「以前の自分はこんなんじゃなかった。今はダメだ。」と聞こえ
たら、「そんなことないよ、慣れない中で頑張っているよ。」と
反論します。
「まわりはきちんと出来ているのに、それに比べて自分はまた
失敗をしてしまった。」と聞こえたら「異動したてなんだから、
次に同じ失敗をしないように学べばいいんだよ。」と反論。

こうやって、ひとつひとつ反論していくのです。Fさんのような
人は、「自分に自分でダメ出しする自分のことも許せない」などと
思っていることも多いものです。

それは否定することはありません。肯定できない自分を認めながら、
ネガティブな言葉に反論するクセをつけてほしいのです。毎日
少しずつ練習して、反論上手になってください。

今日の一言メッセージ
ココロのネガティブな声には、きちんと反論しよう

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