マイナスな言葉をプラスに言い換える習慣

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

営業職としてはベテランとも言える経験をもつCさん。
昨年、この支社に赴任してきた支社長に変わってから、
仕事へのやる気がなくなってしまったようです。

その支社長は、俗にいうエリートコースを歩いてきた
方で、自分が成績の悪い支社に異動になったことが
不満なんだとか。どうやら部下にあたっているのです。

叱咤激励を大声でする方のようで、その発言と態度に
Cさんは、萎縮してしまって、すっかり自信をなくして
しまっていました。

パワハラともとれる態度で、社内のパワハラか、コンプライ
アンスへの窓口を勧めたのですが、どうやらその支社長は、
6月には本社へ異動がすでに決まっているのだそうです。

なので、あと少しの間、なんとかしのぎたいと思っています、
とおっしゃいます。最近は、眠りが浅くなってきたとのことで、
自ら心療内科も受診したそうです。

営業活動も頑張っているし、体調にも気を配り治療を続けて
いるのですが、どうにもやる気がでないため、成績も上がらない
という悪循環から抜け出せないでいたのです。

お話をじっくりと聞いていくと、Cさんのココロの中に、
支社長の言葉がどっしりと根を張って留まっているのですね。
「自分はダメなんだ」とまるでマインドコントロールのようです。

Cさんのココロをほぐしてもらおうと、普段仕事でどんな工夫を
して頑張っているのかを聞いていきました。すると、すごいな、
頑張っているなと感じることがたくさんありました。

それを伝え返すと、Cさんは、「そうですね、私も成績が
伸び悩み辛い中でも、頑張っていますよね。実は義父が
体調を崩してその看病もしているんです。」と話されました。

そこですかさず、支社長が話したネガティブな言葉を
自分の中でポジティブに言い直してみたらどうですか?と
提案しました。

「仕事が遅い」ではなく、「丁寧に仕事をしている」。
「成績が伸びないのはやる気がないからだ」ではなく「限られた
時間の中でベストを尽くしている」。

優位な立場にある人からのネガティブな言葉はココロに
残りやすいのです。自らを傷つけない為に、ココロの中の
自動翻訳機を始動してポジティブに言い換えましょう。

そしていつも「大丈夫、自分はできる。」と自分を励まして
欲しいのです。自分で自分のココロを守る。常にそのことを
忘れないでくださいね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
ココロに溜まったマイナスの言葉をポジティブに言い換えよう

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