「やりたくないこと」「なりたくない自分」を考える

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

「自分が何をしたいのかわからない」「このまま仕事を
続けていいのかわからない」と悩むことってありますよね。
今や会社でも自分のキャリアプランは自分でと言われる時代。

私が働いていた外資系企業でも、「自分のキャリアには自分で
責任を持ってください」と言われていました。最初に人事部長
からそう言われた時は戸惑ってしまいました。

というのは、組織に所属している時は、自分から戦略的に
キャリアを積んでいくのは難しいと考えていたからです。
同じころ、私は心理学の勉強を個人的に続けていました。

いずれは心理カウンセラーとして独立したいとは思って
いましたが、具体的なタイムラインは決めずにいたのです。
ただ、なんとなく時間をやり過ごしていくのは嫌でした。

ボンヤリといずれこんなことがしてみたいなという気持ち
はあっても具体的でない場合、「やりたいこと」を掘り下げるより、
「やりたくないこと」「なりたくない自分」を考えてみましょう。

もしかしたらあなたのまわりに、「あんな風にはなりたくない」という
お手本の方がいらっしゃるかもしれませんね。であれば、何が
どんな風に嫌なのでしょうか。それを考えてみるのです。

そして、そうならない為に、今あなたが出来ること、避けるべきことを
考えてみましょう。その中から、将来のキャリアにつながる何らかの
答えが見えてきます。

そうなると自分の中に軸が出来るので、会社組織やまわりの人間が
何か言ってきてもあまり気にならなくなります。私が、再度役員の
秘書を引き受けた時も同じでした。

以前社長秘書をしていて、市場調査の仕事にシフトしたのですが、
再度、秘書に戻った時期がありました。その時、周りの方から、
キャリアダウンではないか?ハッピーなのか?と言われました。

ですが、私は「なりたくない自分」を考えて出した答えだったので
全く気になりませんでした。秘書は比較的残業が少ない職種だったので、
その時間を大学院での勉強に充てることができたのですね。

勉強だけでなく実習もあったので、会社員を続けながら勉強を両立
できるスタイルを選びました。「やりたくないこと。なりたくない自分」
という逆説的な問いかけで答えがみつかることがあるのです。

今日の一言メッセージ
「やりたくないこと。なりたくない自分」をキャリアプランに活かそう

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