我慢しているのに、我儘と言われてしまうカラクリとは

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Cさんは、職場でもママ友の間でも、自分の意見が尊重されて
いないと感じています。自分の方は、まわりに配慮して、選んで
言葉を発しているのにも関わらず、マイナスの評価をされてしまう。

マイナスの評価とは、わがままだとか、いつも足を引っ張るなどと
言われてしまうとのことでした。女性は、まわりとの関係性を大切に
する方も多いので、このようなお悩みを相談されることはよくあります。

その場合、グループの中に、一人ボス的な存在の方がいて、その人が
グループを仕切っているということもあります。ボスと意見が違えば、
残念ながら「空気が読めない」などと批判されてしまうというわけです。

そうでない場合もあります。自分はまわりの表情や態度をよく観察して、
言葉を選んで話している。どちらかというと、自分の本当の意見や気持ちは
我慢していることが多い。

だから控えめな方なのに、どうしてまわりからいろいろとネガティブなこと
を言われてしまうのだろう?と悩んでしまっている場合です。このように、
まわりから大切に扱われない。その理由は自分自身にあることもあります。

どういうことなのか、もう少し詳しく説明しますね。自分の気持ちを大切に
していない人、相手に合わせてばかりで自分を抑えてばかりいる人。そんな人は、
自分で自分のことを大切に扱っていない人なんです。

そもそも自分を大切に扱っていないので、相手からも大切に扱われないという
事態を引き起こしてしまっているのです。本当は相手の言動は違うのかもしれ
ません。ですが、自分がそのように感じてしまうということです。

Cさんの話を聞いていくと、いつも自分は我慢して相手に配慮している
のに悔しいという気持ちが根深く存在しているようでした。私からの
アドバイスは、相手ではなくまず自分を大切にしましょうということ。
Cさんの場合で言えば、あえて自分の気持ちをはっきりと表現してみる、
嫌なことは引き受けないなどと、これまでとは違った言動をするという
こと。最初慣れないうちは大変かもしれません。

まわりとの関係性を変えたければ、まず自分との関係性を変える必要が
あるのですね。自分関係®改善のヒントをお伝えしました。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
我慢しすぎの人は、あえて我慢しない行動をとってみよう

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