職場で苦手な相手に対して私がやったのはなんと○○!

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

よく言われることですが、職場というのは、長時間
過ごす場所でありながら、友人のように相手を
選べないわけですね。

そのため相性が良い人も合わない人も当然いるわけです。
私には、「あの人は苦手だったなあ」と振り返ると思い出す
人がいます。

特にいじわるをされたわけでもないのですが、当時私は
仕事も自分には苦手な業務を担当していたので、
そのこともストレスになっていたのだと思います。

なので、仕事をご一緒する同僚苦手だということが
余程辛かったのでしょう。好きになろう、仲良くしようと
いろいろ試したのですが、全くダメでした。

私自身のココロの容量も小さかったのだと思います。一度
苦手だと思ってしまうと、朝から気が重いわけですね。
「またあの人に会わなければならないんだ」という感じです。

そんな気持ちでご一緒するのですから、当然緊張もするし、
仕事でミスをしてしまうこともありました。そうなるとますます
悪循環ですね。

これはまずい、と思って私がはじめたのが、毎朝祈ることでした。
神頼みって感じですよね。その方を頭に思い浮かべ、後光が
さしているとひたすらイメージし続けたのでした。

今、冷静に振り返ると笑ってしまいますが、良いイメージをする
わけですから、それを毎朝やり続けることで気持ちが落ち着いた
のは事実です。朝からどんよりするのとは大違いです。

さらに、どんなに相性の悪い人でも、後ろには光がさしている
のだ、悪人ではないのだとイメージしていたので、苦手イコール
嫌いという思考回路にならないですんだのだと思います。

その後、「その人のことが全く気にならなくなりました」という
わけでもなかったのですが、毎朝の儀式のようになり、とにかく
続けてみたのです。

今、心理カウンセラーとして、同じように悩んでいる方が
いたら、「これはお勧めですよ、絶対に効果ありますよ」と断言は
できませんが、1点だけ良かったことがあります。

つまり、「どうにもならない、お手上げです。」ではなく、「自分は
このことに対処している」、「どうにかしようと努力している」と
いうのは事実だったわけです。

一度、自分の中で「お手上げだ」と決めつけてしまうのと、
「なんとか対処しようとしている、できている」と捉えるのは
認知の上では大きな差があります。

仕事でもプライベートでも、「もうこのことは自分のコントロール
ができないことなのだ」とインプットされてしまうと、まるで
そのことを証明するかのような出来事がふりかかったりします。

苦手な人を好きになる必要はありません。でも「お手上げだ」と
決めつけ、何もしないで、自分の能力や価値を低く感じてしまう
罠に陥らないようにしましょう。

今日の一言メッセージ
職場で苦手な相手に対してひとつでも「対処する」工夫をしよう

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