コロナ禍での不安やイライラ。ストレス対処に必要なのは○○。

第255話:コロナ禍での不安やイライラ。ストレス対処に必要なのは○○。

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の髙橋雅美です。

 

blogA2020年は、新型コロナウィルス対策にあけくれた1年でした。そして今年もまだまだウィルスとの戦いは終わっていません。社会情勢や環境が大幅に変化する中で、私たち一人ひとりが「頑張った」1年だったのではないでしょうか。

 

慣れない在宅勤務や時差出勤、テレワークにおけるコミュニケーションや部下指導、ニューノーマルという新しい生活様式での日常、どれをとっても新しいことだらけで、本当にストレスフルな毎日でしたよね。

 

先が見えない不安や、思い通りにならないことへのイライラなど、まだしばらく続きそうです。上手に付き合いたいですよね。

 

今回は、コロナ禍でのストレス対処に必要なことを3つお伝えしますね。

 

質より量が大事
短時間の有効活用
「やらない」ことの選択

 

質より量が大事

まず、多くの方が誤解しているのですが、ストレスを解消するのに「趣味」を持つ必要はありません。「私は何の趣味もなくて・・・」とおっしゃる方がいますが、趣味がないなら今すぐ見つける必要はないのです。

 

それよりも必要なのは、「気分転換」ができるきっかけの方です。ストレスを受けている時は心も体も疲弊しています。ネガティブな感情に振り回されている時もあります。

 

だから必要なのは、その気分から逃れるための「気分転換」の手段なのですね。そのためには、「気がまぎれるために貴女が出来ること」をいくつも持っておくのが良いのです。

 

趣味は必要ありませんが、「気晴らし」や「気分転換」をたくさん持ちましょう。散歩や映画鑑賞、読書、料理、筋トレ。何でも良いのです。

 

blogBストレス対処は質より量(数)なんです。それをストレス対処のメニューと呼びます。ストレスを感じた時に貴女が出来るメニューを増やしていきましょう。

 

短時間の有効活用

ストレス解消のために旅行にいく、カラオケで歌う、ドライブする・・・。これらも良い気分転換ですね。ですが、時間が取れない時はなかなか実行することが出来ません。そのことで、ますますイライラが募ってしまうこともあります。
だから必要なのは、5~15分くらいの短時間でもササっとできるような気分転換法です。その気分転換をするために、1日のうちに15分の時間を先に取っておきましょう。

 

例えば、寝る前の15分。お風呂あがりの15分などと決めておくということです。その時間は、貴女の「心の健康」のために自分だけの時間を過ごしましょう。短時間でも良いので、ぜひ継続してくださいね。

 

「やらない」ことの選択

ストレスを解消するためには、○○をやらなければ!と考えてしまう方もいらっしゃいます。それが出来れば良いのですが、必ずしもそのような体調ではない場合もあることでしょう。

 

そんな時は決して無理をせずに、「やらない」ということを選択して欲しいのです。明日できるのであれば今日はやらない・・・誰かに頼んでやってもらう・・・やるのであれば多少手抜きもOK。

 

特に貴女が普段から苦手と感じていることは、無理せず先延ばししても良いのです。自分で自分を追い込まないようにしましょうね。

 

まとめ
気分転換のメニューをたくさん持とう。短時間で継続しよう。やらないこともOKとしよう。

 

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