第131話:自分と違うタイプの人間にイライラ。最初の対処法は○○

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

芽吹きの季節でもある春は、大きな環境の変化などを伴い、私たち
にとってストレスを感じやすい季節でもあります。季節が冬から
春に変わるというのももちろん不安定な要因でもありますね。

さて、新しい環境で自分の苦手なことにチャレンジしなければなら
ないということもあるでしょう。そんな時は、ストレスを感じるの
は当たり前。なので軽やかに乗り切っていきましょうね。

どうやって乗り切るか?お勧めは「考え方を変えること」、そして
「行動を変えること」です。まず、今回は「考え方を変える」こと
によるストレス対処法について考えていきます。

例えば、この春、あなたの職場に部下が入ってきたとします。
彼女は入社して2年目。まだまだ一人前とは言えません。そのため、
教育係りとしてあなたが指導しなければならないことも。

ですが、その部下は仕事へのやる気が全く見えません。いつも
言われたことだけと、最小限にやるだけ。終わったら、そのまま
パソコンの前に座って何やら画面を見続けています。

R子さんは、もともとかなり仕事を効率的にできるタイプ。誰から
言われなくてもやるべきことを見つけ出し、しかも的確にこなせる
有能な女子社員です。そのため、係長という肩書も持っています。

R子さんは、この部下とのやりとりにすでに「うんざり」していま
す。言われたことだけしかやらない、なんて信じられない!とイラ
イラが募っています。

これってかなりのストレスですよね。相手が変わらない限り、R子
さんはずっとストレスを抱えなくてはいけないのでしょうか。
それも辛いですね。まるで相手次第という感じです。

ここでR子さんは、先日のメンタルヘルス研修で習った「ストレス
に対する考え方を変える」という方法を実践してみることにしま
した。

「部下は自分とは全く違うタイプ。理解するのは難しいけど、毛嫌
いしないで接してみよう」「部下を指導する仕事を通じて、自分の
能力が試させる良いチャンスかも」

「相手がイライラさせるのではない。自分が勝手にイライラしてい
るだけ。自分の感情は自分でコントロールできる。」そんな風にいく
つか新しい考えを書き出してみました。

この方法で部下の態度や性格が変わったわけではありません。です
がR子さんの部下への見方、接し方が変わりました。「まるで宇宙
人を相手にするようだった」と今でこそ笑えるR子さん。

自分と違うことイコール、ダメなんだと決めつけずに、部下との対
話を増やしていきました。上手くいかない時でも、「これで自分の
能力アップ。今後のキャリアに生かせる!」

と決してくじけませんでした。部下の方もこれまで自分に対して
じっくり向き合い相談にのってくれる上司がいなかったのでしょう。
しだいに心を開いていきました。

今日、お伝えしたのは、「ストレスに対して考え方を変える」という
対処法です。これは、ストレスの要因を客観的に冷静に見つめると
いう効果もあり、辛さから距離を取る方法とも言えます。

何か苦手なこと、上手くいかないことあったら、イライラせずに
「考え方を変えてみる」方法を一度は試してみて下さい。
次回は「行動を変える」という方法についてお伝えしますね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
ストレスに対する考え方を変えてみよう!

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