第125話:マインドフルネスで過去の後悔や未来の不安から決別する

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

今、ちまたで「マインドフルネス」という言葉を聞くことが増えて
いました。グーグルなど、「マインドフルネス瞑想」を取り入れてい
る企業も少しずつ増えてきています。

マインドフルネスで大切なのは、「今、ここに意識を向ける」という
ことです。私たちは普段、過去のことを悩んだり、未来のことを不
安に感じたりしていますよね。

過去や未来に向きがちな私たちのココロを「今、ここ」に集中する
ということなんです。実は、現代のような情報過多の社会に住んで
いる私たちにとって、これはなかなか難しいことでもあります。

というのは、時間の流れが速すぎて、「今ここ」を十分に意識できず、
また味わうこともなく、過ごしてしまいがちだからです。ゆったり
を「今ここ」を味わうためにも瞑想などが向いているのでしょう。

といっても、日常生活にすぐに瞑想を取り入れるのは難しいと感じ
る方も多いと思います。そのような方が、「今ここ」の自分の行動
や感情に集中することができるにはどうしたらよいのでしょうか。

1つの方法として「自分を実況中継する」してみたらよいと思いま
す。これは、朝起きて、コップ一杯の水を飲むときに、「朝、起き
ました。今、水を飲んでいます。」と言葉に出して言うこと。

この水を飲む間にさえ、無意識のうちに「今日の営業先はあまり
気が乗らない」とか、「午後の会議は面倒だ」などと考えてしまう
もの。

意識が未来へ飛んでしまわないように、今ここで起きていることを
実況中継するのです。この実況中継することに意味があるというよ
り、それをすることで意識を変えるのです。

「あ、また過去のことをクヨクヨしていたなあ」とか、「今日の午後
のことを今から悩んでいたなあ」と、自分を客観的に分析すること
で、「今ここ」へ意識を戻していきます。

もうひとつ、お勧めなのが、実況中継の中に自分の感情を入れるこ
と。例えば、「朝、気持ちよく目がさめて美味しい水を飲んでいます。
有難い。」などという風にです。

その際に、気持ちが上向きに明るくなるよう、ネガティブな感情を
できるだけポジティブに捉えなおすこと。不安や悩みがあっても、
「今は美味しい水が飲めているよね、私。」という風にです。

過去の後悔や未来の不安を考え出してしまうと、ぐるぐると止まら
なくなってしまうものです。そんな時こそ、「今ここ」に意識を
向けるスイッチを入れる練習をしてくださいね。

まとめ
実況中継することをきっかけに、「今ここ」に意識を向ける

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