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第165話:パワハラを恐れ、部下とのコミュニケーションに悩んだ時

2018.02.03

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

先日のご相談は、一回り以上年の離れた部下をお持ちのM代さんからでした。M代さんは、50代で仕事も育児もバリバリと全力投球でやってこられた方。ご本人は、「それだけの強い精神力と体力をもっていただけですよ。」をにこやかに笑うような素敵な女性です。

このM代さんに、まさに会社が「任せた」とばかり部下に配属したのが、30代前半のK君でした。K君は、なかなかまわりとのコミュニケーションがうまく取れないタイプに見えました。それで自信を失っているかというとそうでもなく、自分は会社に正当に評価されていないという強い不満を抱えている方だったのです。

M代さんからすれば、自分とは全く思考パターンも行動パターンも違うという感じです。今どきの若手社員というにも、30歳過ぎて若手とは言えないでしょう、と思い、比較的厳しく指導してきたのだそうです。

ところがこのK君、厳しい指導には耐えられないようで、休みがちになってきてしまいました。しかも、K君は、M代さんの指導をパワハラだと感じていたようで、それをまわりに話していたというのです。

まわりの同僚たちは、パワハラではないけど、K君は自分の非を認められないところがあると気づいていました。そこでM代さんは、自分の指導の仕方を振り返り、今後、どう対応していったらよいのかを考えるためにカウンセリングを受けられたのです。

K君のように30代になっても、精神的に未熟な方というのは今、多くなってきています。それどころか年齢に関係なく、自分の非を認められず、それを指摘した相手を攻撃することで自分を守ろうとする方がいます。

そのような方に対し、「それは君がおかしい。」とか「子どもっぽい」などと諭したところで、ますます心を閉ざしてしまい、孤立してしまうことになります。

未熟である、だからサポートが必要というように考え直して、指導の仕方を見直してみましょう。具体的には、相手の頑張っているところを見つけて褒める、認めるという言葉がけをするということ。

そして子育てのように、部下を育成するという視点、姿勢を持ち、「今度、もっとこのようにすれば良くなるよ。」ですとか、「ここが修正できると、もっと良くなるよ。」などと言葉をかけることです。

上司がそこまでやらなければならないのか!と思った方もいるかもしれません。ですが、上司が批判的な態度で接すると、関係はこじれてしまい、ますます部下は自分の主張を曲げなくなります。

上司であるあなたは、部下の考え方が間違っているとか、正しいとかを判断するのではなく、この職場になじんで、K君なりの能力を発揮してもらいたい、成長してもらいたいという態度で関わると考え方を変えなければなりません。

まずは信頼関係を築くことが重要なのです。そのためにも、相手の存在や出来ていることを認めて褒めることから始めて欲しいのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
褒める、認めるという視線を持ち、部下育成を行う姿勢を忘れない

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第164話:自分がイライラする原因をしっかり理解していますか。

2018.01.20

お正月明けによくうかがう悩みのひとつに、実家に顔を出した後、とても疲れてしまったというもの。そして、楽しく明るいお正月のはずが、どうもイライラすることが多くて参ったという内容もあります。

なぜ、イライラしてしまうのか。その原因はいろいろあります。実はイライラしたり、頭にくるという感情は「第二次感情」と言われます。つまり、イライラの前に「第一次感情」というのがあるということです。

第一次感情とは、不安だ、辛いなあ、寂しいよ、悲しい、嫌だなあ、疲れたなどの感情のことです。この第一次感情がすべにあなたのココロの容量の中いっぱいに入っていると、何か刺激があった時に、それがイライラや怒りという第二次感情として現れるというわけですね

予定外のことがおこってしまった時、私たちは不安になります。それが怒りになることもあります。

また、あなたが持っているココロの傷、つまりコンプレックスですね。これを刺激されると怒りになります。例えば、太っていることを気にしているとしましょう。そんなあなたに久しぶりにあった知人が、「あれ?ちょっと見ないうちにふっくらした?」などと聞いてきたらどうでしょう?イラっとしませんか?

そして我慢。自分は会社のことを思って休み返上で仕事をして、リフレッシュを我慢しているのに、あなたの同僚が、「明日から1週間休暇でいませんので。」と言ってきたら頭にきますよね。自分が我慢していることを相手も我慢していないとムカつくわけです。

そして「すべき思考」です。これは、普段からあなたが、意識的に、あるいは無意識的に持っている「○○であるべきだ」「こうすべきだ」という考え方のことです。

お正月、実家に帰ってイライラしてしまったというA子さん。実は、実母にコンプレックスを刺激されてしまったからなのです。彼女は幼少時からあることがとても苦手で、自分でもわかっているのですが、なかなか上手になれないでいるのです。

それが母親から、幼少時と同じように、同じような言葉で注意されてしまったというのです。以前から母親の無理解に対してはイライラすることが多く、普段もあまり実家には寄り付かないA子さんですが、やはり母親と顔をあわすと、どうもうまくいかないようです。

出来ないことを指摘されるだけではなく、当時、母から「そんな子はダメだ。」と言われ続けていた為、自分はダメなんだという気持ちを思い出してしまうのです。

今さら母親の言動を変えるというのは難しいため、A子さんはこの自分の心にある傷に向き合うことに決めました。そうでないと、この先ずっと、母親に対してイライラしてしまうからです。母親のためではなく、自分のため、自分の心のため、将来のために、A子さんはカウンセリングをじっくり受けることを選択したのです。

いつも同じ相手に、同じことでイライラしてしまう場合、その心のカラクリに気づけば、もっとラクになれるのです。なぜ、いつもこうなってしまうのだろう?という問いは、時に自分自身を辛い気持ちにさせることもありますが、抜け出すことが出来れば、あなたは頑張った自分を誇りに思うに違いありません。

まとめ
イライラしてしまう自分の心に向き合えばラクになれる!

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第163話:心地よいコミュニケーションに最も必要な工夫とは?

2018.01.13

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

普段から様々なお悩みを伺いますが、対人関係が上手くいかない、コミュニケーションが苦手という人間関係のお悩みが最も多いという印象を持っています。

コミュニケーションが上手ではないと感じ、常に相手からどう思われるかが気になるという方は、相手目線でいるようで、実は自分目線で物事を捉える傾向がある方なのですね。

つまり、「自分は嫌われていないか」「どう思われているか」って自分のことばかり考えてしまうということ。

でも本来のコミュニケーションというのは、相手を理解する、受け入れる、そして自分を伝えるという手段ですよね。だから、苦手という前に、まずは自分を伝える、わかってもらうための工夫を致しましょう。

その時に大切なのが、2つあります。

1つは、自分の感情を伝えるということ。起こった出来事を伝えるだけではなく、その時に自分がどう感じたか、どう思ったかを伝えましょう。感情を伝えるのが苦手な方は特に、まず自分の心の内側に耳を澄ませて、自分がどんな気持ちなのか、悲しいのか怒りなのか、あるいはハッピーなのか、自分の感情にアクセスできるような訓練をしてみてくださいね。

2つ目は、もし要望があるのであれば、それを伝えること。1つ目で自分の感情を伝えましょうと言いましたが、感情的になり、それを相手にぶつけていても関係がまずくなるばかりです。

感情だけではなく、○○して欲しい、○○しないで欲しいという要望を冷静に伝えるのが大切なのです。

そして、よく言われるようにコミュニケーションは相手との言葉のキャッチボールです。だからこそ、相手が受け取りやすいボールを投げるということをキモに銘じましょう。そうでないと、心地よいやり取りは出来ません。

もし、相手があなたからの言葉のボールを受け取れないような状況であるような場合、例えば怒りでいっぱいで興奮状態であるとか、そんな時は、ボールを投げないという選択肢もあるということをお忘れなく。

つまり、もっとも大切なのは、自分を伝えよう、そして相手を理解しようとする意志と気持ちなのです。

まとめ
感情を伝える、要望を伝えることで自分をわかってもらう工夫を!

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第162話:自分に自信が持てない・・・心が窮屈なその理由は?

2017.12.23

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)、ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

昨年、会社を辞めて独立したB美さん。このためにコツコツと準備を重ねてきました。独立後の経済的な不安を払拭するために、貯蓄にも励んてきました。

40歳を前にとうとう独立を果たし、そのことに自信を持ち、輝いていたのもの束の間。少しずつ仕事が軌道に乗りつつある現在、なんだか心の中にモヤモヤが広がってきています。

モヤモヤの正体がわからず、イライラしてしまうことも。せっかく新しいビジネスパートナーとの仕事の打ち合わせにも身が入らなかったこともあったのだとか。

まるで自分が成功することを喜んでいないという感じなのです。これまでずっとやりたかったことにチャレンジしていて、しかも少しずつ上手くいきつつあるのに、気持ちが喜んでいないという感じなのでした。

というのも、B美さんは、小さい頃からお母さんに、「あんたは幸せを夢見てはいけないよ。身の丈にあった生活をしなさい。」と散々言われてきたからなのですね。

お母さんは本当は離婚したかったのだけれど、経済的な理由もありそれを断念し、B美さんたち子どもを育て上げたのでした。だから、自分が本当にしたいことを成し遂げられなかったことをずっと後悔していたのでした。

それをB美さんには良かれと思って、大きな夢を見るな!と言ってきたのですね。それが今、B美さんがまさに、もっと幸せになろうとしているこの時期に、B美さんの心の中に思い出され、苦しめていたというわけだったのです。

ですが、このお母さんの言葉は、もう過去のことです。しかも今、B美さんは結婚して自分の家族もあり自立しています。そして、もっとも大切なことは、お母さんの言葉は真実ではないということです。

ですが、長い間B美さんを苦しめていたのですね。しかも、幸せになろうという時に限って、B美さんの心にブレーキをかけるということをしていたのです。

幼少時、B美さんは、母親のこの言葉を「真実だ」と思い日々を過ごしてきたのでしょう。そのように支配されていたとも言えます。ですが、今、B美さんがするべきことは、この母から受けた呪縛から抜け出すことなのです。

なかなか自分ひとりで抜け出すことは難しかったり、時間がかかったりします。ですが、B美さんにとっては、このモヤモヤの原因がはっきりしたことが、まずはスタートラインなのです。

ここからB美さんの呪縛からの解放への心の旅が始まるのですが、この旅は、必ずB美さんの心をより自由に開放させてくれることでしょう。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
自信が持てない理由を理解する。それが解決へのスタートとなる。

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第161話:不安に苛まれて、事実が歪んでみえる時の対処法

2017.12.16

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)、ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

今日は「事実」と「感情」を分けて、自分の感情を上手にコントロールする方法をお伝えします。わかりやすくするために、ここでA子さんに登場してもらいます。

A子さんは40代で、小学6年生になるお子さんが一人いらっしゃいます。お子さんはとても活発な男の子で、いつも元気いっぱい。学校でも中心的な存在です。

そのためお友達も多いのですが、ひとたび、自分の思い通りにいかないことがあると、その感情をコントロールできなくなってしまうのです。といっても小学生のことですから、一人で怒ったり、泣いたり、ふてくされるなどするという程度で、お友達に手を上げるということではありません。

ですが、A子さんはそのことをとても心配していました。そこで担任の先生やスクールカウンセラーに相談しながら、息子さんをずっと見守ってきたのでした。息子さんにどんな対応をしたのかは、ここでは割愛しますが、しだいに落ち着いて自分の気持ちを話せるようになったのです。

先生もスクールカウンセラーも、彼の以前出来なかったことが出来るようになったことをとても評価していました。ところが、A子さん、中学生になったらどうしようと将来の心配ばかりが続いています。

考えすぎて、しまいには夜眠れなくなってしまったとのこと。カウンセリングでは、ひとしきり、息子さんが学校でどんなことをしているのかを詳細に語られました。そして、「息子は大丈夫でしょうか?」と聞かれました。

私が答えたのは、「息子さんは少しずつ落ち着いて自分の気持ちをコントロールできるようになっているし、見守ってくれる大人もいるから大丈夫でしょう。大丈夫ではないのは、A子さんですよね。」ということ。

A子さんは、「息子さんが以前より出来るようになっているとう成長」が事実であるのにも関わらず、「不安」という自分の感情と切り離せないでいるのです。

不安が高じてしまい、事実を正確に受け取れていないというわけです。そして自分の不安を「息子が心配」と感じることで、正当化してしまっているのです。

実はこのようなことは、不安を感じやすい方にはよくあることなのです。不安に苛まれて、困り果てているのですが、その理由を整理しながら聞いていくと・・・不安に感じる要素はあまりなかったりします。

自分が不安でたまらなくなったら、その感情を少し脇に置いておいて、目の前の「事実」がどうであるかを、できるだけ客観的に見直して欲しいのです。客観的にできないという方は、どなたか家族や信頼できる友人、知人に聞いてみましょう。

自分が不安に感じるのは、事実を歪んで受け取っている場合もよくあることです。まずは事実と感情をわけてみること、そして事実のみを客観的に見てみることをやってみてください。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
不安が高い時は、不安に感じる「事実」を客観的に見てみること

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第160話:目の前にある悩みを、すこし○○な視点で見てみよう!

2017.12.09

F美さんは、50代で外資系企業を退社し、中小企業に再就職しました。これまではほとんど残業ばかりでバリバリと働いていたのですが、少し早めに働き方を変えたいと望んでの転職でした。

つまり、残業続きの働き方を辞め、少々報酬は少なくなっても良いから、もっと自分の自由な時間が欲しいと考えてのことでした。そしてこの自由な時間でカウンセラーの資格を取ろうとしています。

カウンセラーの資格を取ってからは、会社での仕事も少しずつ減らしつつ、カウンセラーとして人を支援する仕事をしたいと考えているのです。

そのような先を見据えての転職。気持ちの整理や覚悟を持つのに時間がかかりましたが、F美さんは当初イキイキとしていました。ところが・・・

転職をした中小企業では、F美さんが以前勤めていた企業と仕事の仕方が全くというほど異なり、その違いについていくのがしんどくなってしまったのです。

しんどいというのは、慣れるため、覚えるためのしんどさというよりは、気持ちがついていかなくなったのです。F美さんは、現在の職場で、社員の営業に対する姿勢がほとほと嫌になってしまったのですね。

A社は、そもそも社長が○○だから・・・
B社は以前○○だったから、今回も△△に違いない・・・
などと決めつけて、過去のやり方を決して変えないのだそう。

A社もB社も以前とは状況が変わっているかもしれないのに、今まではこうだったという先入観で営業をしているというのです。F美さんはその先入観をどうしても受け入れられず悩んでいました。

悩んでいるだけならまだしも、そのような会社のやり方、社員一人一人に対して怒りまで感じるようになってしまいました。このやり方を続けていったら会社はダメになってしまうに違いない!

とばかりに、同僚たちのことを許せなくなっていたのでした。丁度この時期にカウンセリングを申し込まれたのですが、実はこのお悩み、あっけなく終わってしまったのです。

というのは、F美さんは、同僚たちが顧客に対して先入観を持って仕事をしていることを怒っていました。批判していました。それをカウンセリングで話すうちに気が付いたのです。

F美さん自身も彼らに対して先入観を持って接していたということに。そして自らこう話されました。「先入観を持っていたのは自分も同じだった。実は近いうちに社内で慰労会があるので、少しリラックスした場で、同僚たちとその点についてやんわり自分の考えを伝えてみようと思います。」

これは目の前にある状況にのみ囚われるのではなく、F美さんが自分自身のことや、この状況のことを少し距離を置いて俯瞰的にみられるようになったから。

カウンセリングで私自身は、F美さんの話したことを、「それは、こういうことですね。」とだただた整理しただけでした。さて、F美さんが慰労会後にどのように変化したのか次回が楽しみです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
物ごとを俯瞰的に見ることで、捉え方や考えが劇的に変わることもある!

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第159話:「どうせ」、「だって」と言えば言うほど幸せになれません。

2017.11.25

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

よくあるご相談です。その方は、ご自分がいつもネガティブに物事をとらえてしまうというクセがあることを知っていて、それをカウンセリングで修正していきたいと考えていました。

一方で、同年代の同僚や友人が、転職や結婚などあらたなライフステージを歩んでいることに羨望と焦りを感じていらっしゃいました。そんな時に、つい口から出るのが、「どうせ自分は・・・」という言葉です。他にも「だって・・・」や「仕方ない」とか。

確かに、転職や結婚というのは、新しいことへのチャレンジや幸せとの出会いですので、輝かしいうれしいできごとですよね。

ですが、この方がチャンジしようとしている「自分の考え方をポジティブに修正していく」ということも、とても大きなチャレンジです。

しかも自らこのことに気づいて、考え方を変えていこうと思い行動していることは素晴らしいことで、これから長い人生を幸せに生きようとしているからに他なりません。

そのことをご本人に伝えると、「なるほど、そうですね。今は自分のチャレンジに対して頑張ろうと思います。」という言葉が返ってきました。

人からの評価、世間体からの評価がそのまま自分の評価になってしまう方に多く見られるのですが、他人と比べて今の自分はダメだ、とか自分だけ取り残されてしまうという考え方はますます自分を追いつめてしまいます。

もちろんそういう思いが、プラスのエネルギーとなればいいのですが、他人に追いつけ追い越せでは、常に自分を競争の中に身を置いているので、いつまでたっても本当の幸せには届かず、心の安定は望めないのです。

自分軸に立って、まずは自分を客観的にみつめてみましょう。もっと自分を信用して今の自分に必要なものに迷わずチャレンジしていく。そんな心持ちであれば、他人と比べて落ち込んでしまうという心の迷いからは解放されることでしょう。

比べるのならば、他人ではなく、過去の自分。過去の自分と比べて、今はどうなのかな?成長しているのかな?と考えてみてください。

まとめ
比べるのは過去の自分。客観的に自分をみつめる習慣を!

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第158話:幸せになる秘訣は、自分の○○を肯定すること!

2017.11.18

私たちは普段から、いくつもの「選択」をして生きています。小さい選択もあれば、大きな選択もあります。例えば、今日のお昼ご飯「何を食べようかな」というのも選択です。

お昼ご飯、先輩から「今日は昨日の商談が上手くいったから、焼肉食べに行くんだ。君にも奢るよ。一緒に行かない?」と誘われたとします。

本当は、あなたは焼肉よりパスタを食べたいと思っていたとします。この時は、焼肉にするかパスタにするかという選択と同時に、先輩の厚意をどう受け取るかという選択も必要になってきます。

自分の気持ちを大切にしている人は、パスタを優先することでしょう。「先輩、有難うございます。でも自分は今日、パスタという気分なんで。」とはっきり、清々しく伝えば良いことです。

ですが、先輩との関係性を重視したり、焼肉の奢りか~それって良いかも!と思えば、素直に「ご馳走になります。」と一緒に行けば良いのです。

そんなこと当たり前だよ・・・と思った方。そうですよね、実はとてもシンプルなんです。ところが、これをシンプルに捉えることが出来ない人がいます。

例えば、焼肉をご馳走になった後で、「あ~あ、本当はパスタが食べたかったんだよね。」と思ってみたり、「結局、先輩の自慢話を聞かされたよ。せっかくの焼肉も美味しさ半減だった。」

なんて、思ってしまう人。確かに、自分の選択に後から後悔することってあります。今日の選択は間違ったかなと思うのではなく、こんな時、誘ってきた先輩のせいにする人がいるのです。

誰誰のせいで、何々のせいで・・・自分で選択したのにも関わらず、人や物事のせいにしてしまう。例え、先輩のお誘いが多少、強引だっとしても、それを断れなかったのは自分なんです。

「○○のせい」という人生は、決してあなたを幸せにはしません。そしてあなた自身も自分の心を成長させることもできません。自分が決めたことを楽しんだ人が幸せになれるのです。

理想とは違ったかもしれないけど、「パスタは明日、食べに行こう。」とか、「先輩の自慢話には参ったけど嬉しそうだったから、まあ、良かったかな。焼肉も食べられたことだし。」と考えられる人。

こういう人は自分で自分を幸せにするのが上手な人なのです。さて、あなたは自分の「選択」を肯定できていますか。

まとめ
自分の行った「選択」を肯定的に捉えることで幸せになる

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第157話:価値観が違う相手と接する時、相手を変えようとしないこと

2017.11.11

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Nさんは理系の大学を卒業後、専門職として働いています。大変几帳面で仕事にも真面目に取り組んでいたので、会社から認められ管理職となりました。

管理職としてマネジメントすることに苦手意識を持っているNさん。これまでは自分ひとりが頑張って結果を出せばよかったのに、今は部下が結果を出せるようにサポートしなければなりません。

ところが、部下の中に、どうしてもNさんが、その存在を認められない相手がいたのです。Nさんの言葉を借りると、自分の価値観とは全く違う相手とのこと。

世代も違うため、これまでは、どうしても分かり合えない相手と決めつけていたのだそう。ところが、我慢ばかりが続いてしまって、とうとうNさんは夜、眠れなくなってしまったのでした。

幸い、早めに医療受診をして服薬も始めたので、体調はだいぶ安定してきました。夜、眠れなくなったり、朝方早く値が覚めてしまうということもだいぶ少なくなりました。

ですが、会社に行けばNさんがどうしても理解できない部下がいます。真面目なNさん、どうやったら、相手を変えられるのか、どうやって指導していったらいいのか本を読みまくりました。

Nさんと話をしたのは丁度その頃でした。どうやって部下を変えさせることができるのか、その心理的なテクニックを知りたいとおっしゃったのです。

その言葉にはじめは驚いてしまいました。悪いのは相手、間違っているのは相手、そして自分は相手を正しく変えなければいけないのだという強い思い込み。

実は、Nさんの、この考え方の「固さ」が人間関係を難しくしているのです。そのことをやんわりと伝えてみると、今度はNさんが驚かれました。

相手を変えようとしても変えられない。北風と太陽の話をご存知ですよね。いくらコートを脱がせようとして北風を吹かせてもコートは脱いではもらえないのです。

そうではなく、太陽のようになることができれば、相手は喜んでコートを脱ぎ捨てるでしょう。そんなことをNさんには話しました。
つまり、自分の接し方を変えなければならないのです。

相手に対して間違っている、直すべきだと一方的に押し付けても相手は変わらないのです。このことに気づいたNさんは、とてもショックを受けていたようでした。

そして、今後のことについては「じっくり考えてみます。」とおっしゃいました。カウンセリングでご自分の心の「固さ」に向き合うのは今のNさんにはちょっと辛いかもしれません。

ですが、人間関係に置いてこの基本を理解していないと、結局同じことを繰り返してしまうのです。自分と価値観が違う相手に対して全否定せずに、まずは相手をよく知るための対話が必要なのです。

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まとめ
悪いのは相手だと決めつけ、相手を変えようとしてもムダ。

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第156話:出来ない、上手くいかない時こそ、解決の糸口は自分の中にある

2017.10.28

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

F美さんは、職場ではある業務の専門家として10年に渡りキャリアを積んでこられた方です。当初は自ら望んだわけでもないその仕事に対し、自分で出来るだろうかと不安だったとか。

それでも10年も続いたのですから、今ではだいぶ自信が持てるようになってきました。そんな中、新しいプロジェクトのリーダーに抜擢されたのです。

F美さんにとっては大きなチャレンジでした。というのも、これまでの専門的な知識に加え、新しくマネジメントをするという仕事が加わったからです。

しかも、プロジェクトメンバーの中には、F美さんがリーダーに抜擢されたことを、少なからず喜んでいないと思われるメンバーもいたのです。何かにつけて、F美さんに反抗的な態度をするのです。

F美さんはすっかり自信をなくしてしまいました。カウンセリングでは、F美さんの気持ちをじっくりと伺うことから始まりました。ところが、F美さんの断定的な言い方が気になりだしたのです。

私には荷が重すぎる、マネジメントが苦手
メンバーはみな反抗的である
そもそも私がリーダーになったことを良く思っていない・・

などと続きます。そのため、そのように思う、感じる理由は何なのかを訊いていくと、驚くほどしどろもどろになってしまうのでした。
つまり、F美さんの強い思い込みがそう感じさせていたのです。

出来ない、苦手、反抗的など、全てをネガティブに捉えてしまい、しかもその考えに自ら囚われてしまっていたのですね。理由や根拠を尋ねると答えられないのは、そんな背景があったのです。

「ぐるぐる思考」にハマってしまっていたF美さん。カウンセリングでは、この「ぐるぐる思考」をほぐすことにしました。思い込みではなく、客観的な事実を確認していったのです。

例えば、「私はマネジメントが苦手」というのは、そもそもこれまで、マネジメントをしてこなかったのですから、最初から上手くは出来ないものです。それを苦手と決めつけるのは、極端ですよね。

「マネジメントが今はうまく出来ない」というのが、客観的な事実に最も近いのではないかという結論になりました。部下の反抗についても同様です。

反抗していると感じているのは、F美さんの捉え方です。実際、どんな風に言われるのかを聞いていくと、それは「F美さんからのブレない指示、指導を訊いている。」のだとわかりました。

厳しい言い方をすれば、F美さんは上手くいっていない理由を自分以外の外部の人や出来事のせいにしていたのです。客観的な事実を理解した上で、F美さんには明日から出来ることを考えてもらいました。

このように、事実とは違う捉え方、見方をしてしまい、自分への信頼感を失ってしまうことがあります。それを自分以外のせいにすることで、余計に辛くなってしまうのです。

あなたは、自分自身の思い込みで物ごとを決めつけていませんか。

その思い込みを手放して初めて、解決の糸口が見えてくるのです。

まとめ
ネガティブな思い込みを手放して、初めて解決の方向が見えてくる

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