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自分が配慮していると同じくらい、相手から配慮されるとは限らない

2015.02.04

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

最近つくづく感じることがあります。それは、自分はこんなにも
相手のことを考えて配慮しているのに、それが理解されず、
返ってこないことにハラが立つという方が増えていることです。

私は職業柄、自分も相手も快適になれるアサーティブな
コミュニケーションについてお伝えする機会が多いですが、
やはり日本には、推し量って欲しいという文化があるのも事実。

乱暴な言い方を承知で言いますが、特に女性は、「言わなくても
わかってほしい」という気持ちを根強くお持ちの方もいらっしゃる
のです。

そんなA子さんは、ある時、取引先の営業の方の対応を
とても不満に思われ、それを思い切って口に出したものの、
相手から、ひどい言動をされたと怒っていました。

確かにA子さんは、奥ゆかしい雰囲気の方で、とても慎重に
言葉を選んでいるという印象がある方です。自分はそれだけ
相手に配慮したのに、まるでわかってもらえなかった! と。

今度は、わかってもらえなかったことに怒りを感じ、心が
揺さぶられ、自分でうまくコントロールできない状態に
なってしまったのです。

ただでさえ、A子さんはお客という立場なのに、相手から
逆ギレされたような対応だったのですから、心穏やかでいる
ことは難しいでしょう。

相手はそれだけ未熟なのかもしれませんね。その時、
A子さんは、「自分がこれだけ配慮しているのだから、
相手も同じくらい配慮して当然だ。」と思っていたのです。

この「当然だ」「すべきだ」という考え方を相手に求めてしまう
と、苦しくなってしまいます。相手がどんな対応をするかは
相手の自由でありコントロール不可のことなのです。

私に、頭にきた気持ちを正直に話してからのA子さんの心は
少しずつクールダウンしていきました。「相手を批判する、
裁いてしまう気持ちが出てきたみたいです。」と反省。

明日から、もうお取引はしません!と言えるような関係でも
ないとのことで、次回はこのことを引きずらないで、改善したい
と話されました。

相手にわかってもらいたかったけど、ここは大人の対応を
しようと思います、とおっしゃり、「裁いてしまうココロ」を
上手に鎮めたのでした。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
相手がどう反応するかはコントロールできないのです。

否定ばかりの上司に負けないで!自分の励まし方。

2015.01.31

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

さて、前回は、部下を追いつめていく上司のコミュニケーション
は大問題になるとお伝えいたしました。が、こういうケースは
よくありますね。ご相談にも多いです。

今回は、そんな上司を持つ、部下の方の対応について一緒に
考えたいと思います。営業職になって1年になる方からの
ご相談でした。

異業種からの転職だそうで、なかなか新しい仕事に慣れない
期間があったそうですが、しだいに顔なじみのお客様も増え
この先もこの仕事を続けていこうと思っていた頃でした。

当初、お客様の対応に悩んでの相談だったのです。つまり
良かれと思って行ったことが、お客様には迷惑だったことが
重なり、自信をなくしてしまったという内容だったのです。

ですが、お話を伺っていくと、外出先でお客様からご意見
され、落ち込んで営業所に戻ってくると、今度は上司が
「どうしてできないんだ?」と追いつめるとのこと。

この方は、自分が自信を失ったのは、お客様の態度ではなく、
上司からの否定されることなんだと気づかれました。
比較的若い上司で張り切って部下を指導しているようでした。

ですが、「この上司は自分のことしか考えていないんです。」
と続けられます。部下の営業成績がふるわないと、自分の成績に
響くから必死なんです、と。信頼できないんです、とも。

追いつめるコミュニケーションの典型ですね。一方で、前の上司は、
いつも応援してくれていたのだとか。「そんなこともあるさ、頑張れ。」
と励ましてくれた方なのだそうです。

相談中も、前の上司と比較されて、前の方は、「こんなことを言って
くれた。だから元気が出て、なんとか頑張れたんです。」と過去の
記憶がよみがえり、溢れ出てきました。

私は、この方のココロの中に、「前の上司」が存在していると
感じました。もちろん異動されたそうで、直接顔を合わせることは
ありませんが、ココロに存在しているのです。

なので、あなたのココロの中に「前の上司」の方がちゃんと
いらっしゃるようですね。であれば、自信をなくした時は、ココロの
中の「前の上司」に、訊いてみましょうとお伝えしました。

彼女は、声色が明るくなり、「そうですね、その方がちゃんと
ココロの中にいらっしゃいます。前の上司ならなんて声をかけてくれる
だろう?って考えてみればいいですよね。」とおっしゃいました。

それから、「自信がないのはお客様のせいではない、とわかったことも
大きな気づきです。これまで通り、ご意見は真摯に受け止めながらも、
精一杯仕事を続けていきたいと思います、」ときっぱり。

ココロの中に大切な、そして尊敬する「存在」に気付いた彼女は
何かふっきれたようでした。異動してからも部下のココロを励ます
存在でいられる上司もいるのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
あなたのココロの中にいる「励ましてくれる存在」に気付こう。

相手を追いつめるコミュニケーションしていませんか?

2015.01.28

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

小学生の娘が平気でうそをつくので悩んでいる、という
お母様からの相談を受けたことがあります。その方は
フルタイムの仕事をしながら教育にも熱心な方です。

娘さんの方は、あまり友達も少なく、多少、注意欠陥傾向が
あるようでした。が、毎日、お母さんに叱責され、自分を
守るために、ついウソをついてしまうようです。

コミュニケーションが得意ではなく、同年代のお友達が少ない
理由でもありますが、自分が追い込まれてしまうと、それに
向き合うことができず、逃げてしまうのですね。

これと似たようなコミュニケーションパターンというのは
職場にもありますよね。とても優秀でできる上司が、部下を
指導する中で、結果的に追いつめてしまうというようなことです。

上司は、「なぜ、こんなに丁寧に指導をしているのにわからないんだ」
と思っているわけですが、これはココロのからくりを知れば、簡単に
理解できます。

つまり部下が、叱責や評価を恐れて、防衛してしまっているわけです。
健康なココロであれば、皆、同じように自分を守ろうとします。そこで、
さらに「なんでウソをつくんだ」なんていう叱責は逆効果です。

では、どうしたらよいのでしょう?それは、相手が防衛しないですむ
ように対話をすればいいのです。例えば、「なんで出来ないのか?」では
なく、「どうしたら出来ると思う?」という問いかけです。

問いかければ、私たちの脳は、その答えを必死で探そうとする、と
言いますよね。それで部下の答えは、いつもと違ってくるはずです。
その上で、上司の対応は2つです。

部下の回答に対して、あなたは、具体的にいつ、何を、どのように
したら出来そうなのかを訊いていきます。次に、上司として
できることはないのかも尋ねていきます。

これは叱責でも尋問でもありません。対話ですよね。
上司として、サポートするつもりであること、応援しようと思って
いる気持ちも伝えるのです。

部下の方は、防衛を辞め、少しずつあなたにココロを開いて
くることでしょう。ですが、このブログを書いたのは、部下に
優しく指導しようということを伝えたかったからではありません。

実は、このような指導という名のもとの叱責は、だんだんエスカレート
していき、相手の人格を否定するような発言や、「もう職場に居場所は
ない」などの雇用不安を与える発言に至ることもあるのです。

こうなったら、立派なパワーハラスメントです。
平成25年度の精神障害の労災請求において、労災が認められた理由の
トップが、「仕事量や内容の大きな変化」と共に、パワハラなんですね。

今後は、パワハラが単独トップになっていくのでは?と予想している
専門家もいらっしゃるようです。最初は親身になっての「指導」で
あったとしても、エスカレートしていったら、怖いですね。

そしてパワハラは、加害者、被害者だけではなく、まわりにも
大きな影響を与え、組織の問題になります。相手を追いつめる
コミュニケーションを自ら防ぐ意味は大きいのです。

今日の一言メッセージ
追いつめるコミュミケーションは組織全体の大問題にもなり得るのです。

あなたの「幸せのものさし」は何ですか?

2015.01.23

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

乳幼児から始まって児童、青年、成人、中年、老年と人生を
年代で区分し、それぞれの段階に「発達課題」がある、と
精神分析学者のエリク・エリクソンは定義しました。

いつもとはちょっと違うテイストでブログ始めてみましたが、
いかがでしょう?誰の人生にもあるライフサイクルという
考え方は、ココロの発達や健康にとても関連があります。

つまり、このような段階を順調に歩んで行かれる方も多い
ですが、一方で、次の段階に行く時の不適応やら、次の
段階での挫折を体験される方もいらっしゃいます。

変化の時にはストレスが伴いますね。なので、そのストレスに
どう対応していくか、必要ならば考え方や生き方そのものを
変えていかなければならないこともあります。

実は、先日ご相談を受けた方が、まさに次の段階に移行中であり、
考え方や生き方を変えるかどうかのターニングポイントにいらした
のです。

詳細はお伝えできないですが、「○○」がない、持たない人生を
受けいらなければならないとのことで、これまで真剣に向き合って
こなかった自分への後悔も複雑にからみあっています。

話を伺っていくと、真剣に向き合わずに逃げていたのではなく、逆に
他のことにエネルギーを注ぎ、人生を楽しみ、充実させていらした
方でした。

ですが、ふと「自分の人生にないもの」に関心が向き、まるで
ココロが閉じ込められてしまったかのように、その状況から
逃れられず、苦しんでいらっしゃるのです。

特に、中年期のように肉体が衰えていく時期には、ココロを
成長させないと、上手に乗り切れないのです。自分の幸せの
ものさしを今一度考える重要な時期なんですね。

「安定」の次にくる新たなステージに向けて、どう向き合って
いくのか、受け入れていくのか、折り合っていくのか。
死ぬまで何らかの課題があり、ココロの成長が続くわけですね。

同年代の他者と比べたり、世間一般という「勝手な常識」に
振り回されたりすると辛くなっていきます。失ったものではなく、
すでに持っているものに目を向けられると少しラクになりますね。

相談者の方は、悪あがきかもしれないけど、自分で自分のココロ
にOKが出せるまで、もうひと頑張りしてみるそうです。ある意味
「後悔する気持ち」と向き合って出した答えなのですね。

自分が幸せかどうか、決めるのは自分のココロです。
ものさしは自分の中にあるのです。そのために努力するのも良し、
他の視点で物事を捉えてみようと決断するのも良しなのです。

決断して行動した後、どんな結果であろうとも、その出来事や
体験は人生に彩りを与えてくれるものと信じています。
カラフルな人生を目指したいですね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で
書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
あなたが持っている「幸せのものさし」は変わってもいいのです。

夢がかなう道のり「未来のあなたからメッセージを送ろう」

2015.01.19

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

新しい年を迎え、すでに1月も半分以上が過ぎました。
今年の目標、希望、夢、みなさんはどんな風に描いていますか。
仕事以外でも私生活でも、もちろんたくさんありますよね。

今年の目標だけでなく、3年後、10年後まで目標を持ち、
逆算して今年は○○を始めようなどと考えている方も
いらっしゃることでしょう。

夢を叶えたいならば、それを実現するという強い意志と
そのために行動すること、そしてそれを継続していくことが
近道ではないかと思っています。

さらに、まわりに自分の夢や目標を宣言することも大切です。
そのためにたくさんの情報が入ってくる、まわりが協力してくれる
という利点もあります。

ですが、宣言することの最も大切な意味は、自分で自分のマインドセット
ができることでしょうね。つまり、自分のココロに「○○をする」と
コミット、約束することになるのですから。

ですが、人間、その意思を持ち続けることが難しいこともあります。
様々な課題があったり、不本意な出来事があったり、そんな時、
気持ちが萎えてしまうことは、或る意味人間らしいともいえます。

そんな時こそお勧めなのが、あなたが実現したい目標や夢がすでに
手に入っていると仮定して、言葉を発すること、行動していくこと
なんですね。

実は心理学のワークで次のようなものがあります。
まず、イスに座り、今の自分を表現してもらいます。今の状況を
説明したり、気持ちを表現してもらうのです。

次に、そのイスを離れ、隣にあるイスに座ります。
それは1年後のあなたの状態です。そのイスに座り、同じように
状況と気持ちを想像して表現していくのです。

さらに、その隣のイスは3年後のあなたです。そのイスに座り、
3年後の自分になりきって、その時の状況と気持ちを表現します。
すると、3年後の気持ちを先取りして味わえるというわけですね。

3年後のあなたは、どんな状態にいるでしょうか?どんな言葉を
発して、どんな行動をしているでしょうか?それを味わってもらう
のです。

3年後の目標がかなったあなたの目線で、見えてくるものや感じるもの
はかなり違うはずです。最後に、その3年後のあなたは、最初に
座っていたイス、つまり今のあなたに声をかけるのです。

そのイスに今の自分が座っていると思い、3年後のあなたは、どんな
言葉をかけてあげるでしょうか。それを実際に言葉に出すのです。
言葉だけではなく、優しく背中を押して励ましてもいいのです。

だめかもしれない・・と弱気になっているあなた、夢に向かって
コツコツと努力しているあなた。その今のあなたに声をかけるココロ
の習慣を持つことをお勧めします。

今日の一言メッセージ
弱気になった時は、未来の自分から、今の自分にメッセージを送ろう。

仕事を楽しむ能力の身につけ方

2015.01.14

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

あなたは仕事を楽しんでいますか?
いえ、仕事は楽しむためのものではなく、稼ぐためのもの、
生活するためのものと割り切っていませんか?

組織で働いている場合は、好きな仕事をする機会はそうあるわけ
でもなく、ましてや仕事を楽しむなんて出来そうもない。
そんな風に考えていませんか?

実は、私自身が会社員時代、ココロから仕事を楽しんでいたかと
いうとそんなことはありません。どちらかというと、辛いもの、
でもやらなければならないもの、と思っていました。

今は、もちろんカウンセラーという好きな仕事をさせていただいて
いますが、好きな仕事だから楽しいことばかりがあるわけでもなく、
仕事を「楽しむ」というのは一種の能力だと感じています。

つまり、楽しいことを見いだせる能力。そして楽しむためには、
何か成果を出すという成功体験を積み重ねていくことが必要だと
感じています。

例えば私の場合は、目の前にいるクライエントの方のお役に立てた時
などがそうですね。カウンセリングは生ものなので、一回一回お会いする
その現場が真剣勝負。マニュアルなどはもちろんありません。

なので、お役に立てるためには、私自身が力をつけなければいけないのです。
これはどんな仕事であっても同じではないでしょうか。つまりなんらかの
成功体験を持つためには、力をつけなければならないということです。

力をつけるためには、どうしたらよいのでしょう?それは基本を身に付け
コツコツと継続することですね。そして基礎力がついてくると、しだいに
評価されたり感謝される体験も増えてきます。

もう一度整理しますね。仕事を楽しむ能力を身につけるには、
まずは、目の前にある仕事で基礎力をつける。
それをコツコツと継続していく。

評価されたり感謝されたりする成功体験を重ねていく。
仕事に自信が持て、楽しめるようになる。
というわけですね。

楽しむためには、好きになる必要はないかもしれません。
成功体験が増えてくると、もっともっと基礎力をつけ、
応用力もつけたいと思うようになります。

もしあなたが、不本意ながら、あまり得意でない分野の仕事や
経験のない仕事を任されてしまっているなら、まずは、
基礎力をつけましょう。

仕事を覚えること、わからないことをどんどん訊いて実践しながら
身につけること。この段階では多少の辛抱は必要です。ですが、
その中でも、日々、「出来るようになった」ことはあるはずです。

そんな小さな一歩は、もしからしたらあなた以外には気が付かない
かもしれません。ですが、それをあなた自身がきちんと認めて
いけば、それも成功体験のひとつになるのです。

今日の一言メッセージ
仕事を楽しむためには、目の前にある仕事で基礎力をつけることから。

ぼんやりとした不安から効果的に逃れる方法

2015.01.11

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

「考えれば考えるほど不安だらけで・・・」
「考えないようにしたいのだけど、それができない。」
「あれもこれもやることが多くて焦ってしまう。」

先日は異動を伴う新しいチャレンジに挑戦しようとしている
方からのご相談でした。異動というのは社内の部署異動だけ
ではなく、引っ越しもしなければならないのだとか。

自分で選んだことなのに、いざとなったらやることは多いし、
あらためて大きなチャレンジだということ感じられて、将来が
不安になってしまう。引き返そうかとも思ってしまう。

相談者の方は、不安がグルグルと頭の中を巡っていて、なんと
このチャレンジを辞めてしまいたいとまで追いつめられていました。
どんなことが不安なのかを聞いていくと・・・

不安が出てくる、出てくる。引っ越し後の新しい住居環境やご近所
関係までが不安になっているようなのです。そして、そのぼんやりと
した得体のしれない不安に押しつぶされそうになっていたのです。

私たちは、ココロが疲れていたり、普段にもましてストレスがかかって
いるような時、いったん不安を感じると、そこから逃れられない思考
回路に陥ってしまうことがあります。

用心しようと考えれば考えるほど、不安になり、逆に身動きが取れずに、
そんな自分のことすら「こんな状態でどうしよう?」と不安になっていく
のですね。

その悩みを聴いた私がお伝えしたことは、どんなことを不安に思っている
のかをひとつひとつ紙に書きだしてもらうことでした。どんな些細なこと
でも心配ならば書きだしてもらいました。

次に、書き出した不安に対し、自分で出来ることはないか?人に頼める
ことはないか?も考えて書きだしてもらいました。するとどうでしょう?
彼女はそれらの不安に、すでにかなり手をうっていたことがわかったのです。

「事前に準備をしていたこともあるし、信頼のおける人にコンタクトして、
すでにお願いしていたことに気付きました。」とおっしゃいます。
そうすると、それは「不安」ではなく、「解決できること」になるわけですね。

得体が知れないから不安だったわけで、その正体がわかり、解決できそうだと
わかると安心されたのです。不安の「みえる化」とでもいうのでしょうか?
解決可能だという「自分でなんとかできる」という感覚が大事なんですね。

あるいは、不安がグルグル巡ってしまう時、「考えないようにしよう!と思えば
思うほど考えてしまうものなので、存分に考えて良いですよ。」とお伝えする
こともあります。ただし、「1日15分までですよ。」と付け加えます。

さて、安心を取り戻し冷静になった彼女は、今、ココロが不安定なのは、
「実は、夫に信頼関係を持てないのが原因かもしれない」と気づかれました。
今後のカウンセリングが深まっていく予感がしています。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で
書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
ぼんやりとした不安は書きだして、解決策を考えてみよう。

「やる気がなく、文句ばかりが多い」今どきの部下との対話

2015.01.03

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

一応、仕事はこなしてはいるようなのだけど、よく観察して見ると、
マンネリなのかやる気がなく、何やら文句が多いという部下が
あなたのまわりにはいませんか?

「どうして自分がこの仕事をしなければならないのか、わからない。
これは自分がすべき仕事なのか?この仕事にどんな価値があるのか
ほとんど実感することもない。」ブツブツブツ・・・・

今どきの部下に多い発言だ!と思ったあなた。実はこれ、2年間の
アメリカ留学から帰国して、はじめて就いた仕事に対して、私自身が
発していた言葉なんです。恥ずかしながら。

留学先で「自己主張しなければ、何も考えていない、頭がカラッポ
と同じこと」くらいの言われ方をしていたので、とにかく自己アピール
しなくてはいけないんだ、と思い込んでいた時期でもありました。

そうは言っても、1人前に仕事も出来ていないのに、よくこんな発言を
していたものだ、と今では思いますが、当時は、社会人になりたてで
それなりに高い志を持って入社したのです。20年以上も前のことです。

今、私の目の前にこのような部下がいたら、どんな対話するだろうか?
と考えてみました。「一人前でもないのに生意気な!」というのは簡単
です。でもそれでは対話になりません。

それどころか、よけい自尊心を傷つけることになり、反発してくるので
はないでしょうか?あるいはもっとやる気をなくして、部署のお荷物的な
存在になってしまうかもしれません。

これまで頑張ってきた経験をひとまず労ってみます。
「あなたは、○○が得意なんだってね。それをこの会社で活かしてくれる
ことを期待していますよ。」

自分でもこの会社、職場、仕事に役に立つことができるのか、と気を
よくした部下に対して、仕事を頼む時もちょっとした工夫をします。
その部下に、仕事の進め方についての選択権を与えるのです。

例えば、上司であるあなたが、いつもAという方法で仕事を遂行している
としましょう。本来なら、部下にもAのやり方で進めてもらいたいのですが、
あえて、「あなたはどう思う?AとBのどちらが良い方法だと思う?」

と訊き、選んでもらうのです。選んだ方は、それは与えられた方法ではなく、
自分で選んだ方法になるのですから、文句など言っていられません。
もちろん上司もサポートはしますが、部下の選択を尊重するのです。

さらに、担当している仕事の意義についても伝えます。この仕事が社内、
社外、そして顧客に対してどんな意味を持っていて、どんな影響があるのか、
どんな価値があるのかを伝えます。

つまり、相手を尊重して、相手が担っている仕事や役割について、できる
限り丁寧に説明するということです。これは職場だけではなく、夫婦や
親子間でも同じですよね。さあ、今日から日常生活で実践してみましょう。

今日の一言メッセージ
相手の自尊心を傷つけず、仕事や役割の意義を丁寧に説明しよう。

いつもと様子が違う部下への早期対応が肝心です

2014.12.27

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

職場で働く人のメンタルヘルスに配慮し、不調を未然に
防ぐためには、上司の「あれ?いつもと違うな?」
という感覚がとても大切です。

仕事で顔を合わせている時間は、家族と一緒に過ごす時間より
長いこともありますね。だからこそ、一緒に働いている
上司が感じる「かすかなサイン」はとても重要なのです。

メンタル不調になる前に、私たちには様々なストレス反応が
出てきます。それは気分の落ち込みだけではありません。
カラダや行動にも表れてきます。

例えば、体調不良で休みがちになることもそうです。頭痛や
腹痛、胃痛などもストレス性のものがあります。または、遅刻や
欠勤が多くなるなどもそうですね。

あるいは、ケアレスミスが多くなる、忘れ物が多くなる、
仕事の効率が悪くなり残業が増えているなどもそうです。
つまり、質の良い睡眠がとれていない可能性があります。

または、気分のムラがあり些細なことで怒ったりイライラしたり、
逆に涙ぐむこともある。ボーっとして集中できていないようだ。
外見も気にかけなくなる、などもそうですね。

これらは、部下が発しているココロのSOSなのです。
そんな場合、上司としてまず何をしたらいいのでしょうか?
「声をかける」ことで気にかけているよという姿勢・・・

これが最も重要なんですね。若い社員の場合、単身生活であれば
食事や睡眠時間など普段の生活の乱れがおこっている場合もあり
ます。「最近、どうかしたのか?」と声をかけましょう。

本人の話をまずはじっくりと聴く時間を作りましょう。もし、
その部下との関係があまりよくないのであれば、誰かその部下が
信頼している先輩や同僚に頼んでもよいでしょう。

もしかしたら話をしながら涙ぐんだり、あまり上手に表現できない
かもしれません。それは不調のより、「いつも出来ることが、すでに
出来なくなっている」という可能性であることが多いです。

いつもと違う様子だということを頭に入れて、しっかりと部下の話
に耳を傾け、次にどうすれば部下の抱えている問題を解決できるか
探るのも上司の重要な仕事です。

残業をなくす、仕事の量を減らす、あるいは少し休養をとってもらう
というのも選択肢ですね。ですが、医師やカウンセラーではないので、
上司自身も上手に「助け」を求める必要があります。

人事担当者や、社内に「産業医」がいれば相談してみるとよいでしょう。
「いやあ、そこまでやらなければならないのか。」と思われたのであれば
いかに早期に対応できるかがポイントと声を大にしてお伝えします。

メンタル不調になり休職となると、まわりの同僚に一層の負荷がかかり
チーム全体が疲弊してしまうこともあります。そして、まわりは
上司がどんな対応をしてくれるのか、ちゃんと見ているものです。

上司は、会社から、部下である従業員の安全配慮義務の実行責任を
負っているのです。上司だけでなく、チームメンバーも、声を
かけあえる環境を整えることで防げることは多いのです。

今日の一言メッセージ
いつもと様子が違う部下には、早めに声をかけよう

ケアレスミスが多く、応用が苦手な部下への対応とは?

2014.12.24

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

「学生ではないのだから、指示を言われるまで待っているので
なくもっと頭を使って仕事しなさい、と言われるんです。
でも、具体的にどうしたらいいかわからない。」

「コンピューターへの文字入力だったり、マニュアルがある
仕事は得意な方なんですけど、接客など臨機応変にしなければ
ならない仕事は苦手。上司からの評価も低いのが悩み。」

同僚に比べ仕事ができないので職場で自信をなくしたとこのような
相談を受けることがあります。本人は一所懸命にやっているのに、
どうも評価されない。実際に一人前の仕事ができていない。

また上司は、「新人ではないのだし、いい加減、仕事を覚えて
ほしいのだが、何度注意してもケアレスミスが多い。同僚ともうまく
コミュニケーションが取れていないようで、どうしたものか。」

と、同じように悩んでいます。一昔前であれば、KYと言われていた
「空気が読めない」人。「その場にふわさしくない言動をしてしまう。」
のでちょっと変わった人と思われている・・・

本来ならば、年齢にあった、すでに身についているはずの社会性や
コミュニケーションスキル、想像力が欠如しているため、なかなか
職場に適応できず悩んでいる。

上司や同僚からの評価が低く、本人は頑張っているのに、叱られて
ばかりで自信をなくし、抑うつ状態になるほど追いつめられ、一人で
抱え込んでいる。

本人にとっても、職場にとっても辛い状況ですよね。これは性格の
問題ではなく、もしかしたら「脳の器質的」なものかもしれない、と
思って話を聴いていきます。

が、カウンセラーは「診断」するのが仕事ではありませんので、
まずはその辛いお気持ちを傾聴しならが、失った自尊心を取り戻して
もらうような関わり方をしていきます。

出来ていることに目を向けてもらったり、上手くいった時のことを
思い出してもらうのです。その方には苦手な部分だけではなく、必ず
得意な部分もあるからです。

そして苦手な部分を伺い、それを得意な部分にあてはめていけないか
どうか考えます。例えば、マニュアルのあるルーティンワークが得意
ならば、その方なりにマニュアルを作ってみるということですね。

ケアレスミスが多いのであれば、自分なりにチェックリストを作って
もらい、必ずそれを見ながら作業をする、そんなことが出来そうか
どうか聴いていくのです。

上司の方には、指示は具体的に言ってもらうこと、作業手順や
スケジュールなどは「みえる化」して、お互いに、今やっていること、
次にやるべきことを確認しながら行うなどをお伝えします。

具体的な指示というのは、ほんとうに些細なことなのですが、
「これ、来週までやっておいて。」ではなく、「来週月曜の朝10時
までにやっておいてね。」というようなことですね。

本人も上司も、仕事ができないのならば、どうしたら出来るように
なるのかを考える。得意な分野でカバーできないか、そもそも配置
転換などができるのか、など考えることも重要だと思います。

今日の一言メッセージ
できない仕事はどうやったら出来るようになるかを考えて対応する

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