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「やりたくないこと」「なりたくない自分」を考える

2015.03.07

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

「自分が何をしたいのかわからない」「このまま仕事を
続けていいのかわからない」と悩むことってありますよね。
今や会社でも自分のキャリアプランは自分でと言われる時代。

私が働いていた外資系企業でも、「自分のキャリアには自分で
責任を持ってください」と言われていました。最初に人事部長
からそう言われた時は戸惑ってしまいました。

というのは、組織に所属している時は、自分から戦略的に
キャリアを積んでいくのは難しいと考えていたからです。
同じころ、私は心理学の勉強を個人的に続けていました。

いずれは心理カウンセラーとして独立したいとは思って
いましたが、具体的なタイムラインは決めずにいたのです。
ただ、なんとなく時間をやり過ごしていくのは嫌でした。

ボンヤリといずれこんなことがしてみたいなという気持ち
はあっても具体的でない場合、「やりたいこと」を掘り下げるより、
「やりたくないこと」「なりたくない自分」を考えてみましょう。

もしかしたらあなたのまわりに、「あんな風にはなりたくない」という
お手本の方がいらっしゃるかもしれませんね。であれば、何が
どんな風に嫌なのでしょうか。それを考えてみるのです。

そして、そうならない為に、今あなたが出来ること、避けるべきことを
考えてみましょう。その中から、将来のキャリアにつながる何らかの
答えが見えてきます。

そうなると自分の中に軸が出来るので、会社組織やまわりの人間が
何か言ってきてもあまり気にならなくなります。私が、再度役員の
秘書を引き受けた時も同じでした。

以前社長秘書をしていて、市場調査の仕事にシフトしたのですが、
再度、秘書に戻った時期がありました。その時、周りの方から、
キャリアダウンではないか?ハッピーなのか?と言われました。

ですが、私は「なりたくない自分」を考えて出した答えだったので
全く気になりませんでした。秘書は比較的残業が少ない職種だったので、
その時間を大学院での勉強に充てることができたのですね。

勉強だけでなく実習もあったので、会社員を続けながら勉強を両立
できるスタイルを選びました。「やりたくないこと。なりたくない自分」
という逆説的な問いかけで答えがみつかることがあるのです。

今日の一言メッセージ
「やりたくないこと。なりたくない自分」をキャリアプランに活かそう

あなたの仕事で「得意な分野」はどんなことですか?

2015.02.28

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

40代以降からシニア世代の転職活動の悩みを伺う
機会も増えてきました。自己都合の場合と会社都合の
場合、ご本人の転職への意識や準備も様々です。

あるいは職場内での部署替えなどによる仕事内容の
チェンジもありますよね。実は私は会社員時代、
転職だけでなく社内で様々な職種を体験してきました。

マーケティングに始まって、役員秘書や市場調査、社会貢献
活動、最後は広報の業務に従事していました。今、あらためて
自分の得意、不得意分野を振り返ってみてわかることがあります。

どんな職種についていても、その中で自分の得意と言える業務、
どちらかというと苦手を言える業務があるのですね。ですが、
実際にそれを意識していたかというとそうでもありませんでした。

なぜなら、どんな職種に携わっているかばかりに注意が向いていた
のです。ですが、その仕事でも、それをブレークダウンしていくと
同じカテゴリーに入るものがあることに気が付きます。

例えば、「社内外での交渉をする」「数字を用いて予測を立てる」
「他部署とチームで協働する」などです。秘書であっても広報でも
内容は違いますが、同じカテゴリーがあるはずなのです。

そしてそのカテゴリーの中に、自分の「得意なもの」と「苦手なもの」
があったと思うのです。自分で、その「得意なもの」が何なのかを
知っておくのがキャリアチェンジの時に役立つのです。

キャリアチェンジの時だけではありません。日々の仕事においても
同じですね。例えば「苦手なもの」を克服するのではなく、誰かに
サポートを依頼する、ということができるからです。

特に、40代以降の方でしたら、あえて「苦手なこと」を克服するのでは
なく、「得意なこと」を活かしつつ、「苦手なこと」へは一度、別の対処法を
考えてみることをお勧めします。

実は、私はこのことを、会社員を辞めて独立してからますます実感
するようになりました。すべて自分でやらなければならないと思う
のではなく、「得意なこと」にエネルギーを集中する必要があるからです。

そのため「苦手なこと」については、出来るだけ自分が関わらない方法を
選ぶよう心がけています。それには、自分の「得意なこと」「苦手なこと」
が何であるか、知っている必要がありますよね。

今、具体的なキャリアチェンジを考えていなくても、一度、ご自分の
仕事内容をカテゴリーに分けて、得意分野とそうでない分野について
じっくり考えてみませんか?

今日の一言メッセージ
「得意なこと」にエネルギーを傾け、勝負する

相手の感情に焦点をあてて傾聴してみよう

2015.02.21

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

前回は、問題解決のために原因追究するだけではなく、
視点を変えて「傾聴してみよう」とお伝えしました。
今回は「傾聴」について考えてみましょう。

私たちカウンセラーは、「傾聴」について様々な訓練を受けます。
基本なのですが、本当に難しいと実感しています。
オウム返しや相槌を打つだけが傾聴ではないのです。

派遣社員としてチームに貢献してくれているDさん。最近は、なぜか
ミスが続いています。あなたは社員としてDさんの指導役を任されて
います。なので、どうしたのか?理由を聴いてみると・・・

言い訳が出てくる、出てくる・・・という時、どうしますか?
相手に共感しなくてはいけない、なんて考えているとしんどくなり
ますね。さらにはイライラが募ってくるかもしれません。

ただ、普段は真面目に仕事に取り組んで、職場での評価もそこそこ
高いDさん。何があったか?と気になりますね。そんな時、どうか
相手の話している内容に振り回されないで欲しいのです。

言い訳を傾聴するのではなく、言い訳をしてしまうDさんの「感情」
を聴いていくのです。「そっか、最近は時給があがらないのに自分ばかり
仕事量が増えて納得いかないという気持ちがあったんだね。」

「その気持ちを誰にも言えずに、モヤモヤが溜まっていって、そんな状態
を引きずったまま仕事量をこなすことで精一杯で、わかってもらえない
疎外感のようなものを感じていたんだね。」こんな風にです。

正直、これは簡単ではありません。相手がなぜこんな言動をしている
のか、その時どんな気持ちなのかを推し量って、それを伝えていく
ことだからです。

原因は仕事量なのかもしれませんが、もしかしたら、「わかってもらえ
ない疎外感」かもしれません。そんな時、指導役であるあなたが
その気持ちを傾聴し共感してくれれば、相手は安心するのです。

実際には、Dさん自身が、どんな気持ちなのかわかっていない場合も
あります。そんな時に、あなたがその気持ちを伝え返すことで、
Dさんが自分の本当の気持ちに気づくこともあります。

「仕事の結果ばかり気になっていたけど、Dさんがそこまで
追い詰められ、疎外感まで持っているとは知らなかった。」
そんな一言が結果的に「問題解決」になり得るのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
相手の話の「内容」だけでなく、「感情」にも注意を向けてみよう

原因追究だけではない視点が相手を救うことがある

2015.02.14

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Cさんは、単身赴任で家族と離れて暮らしています。今週末、
家族のもとに一時帰省することが決まっています。お悩みは
お子さんのことでした。

中学生のお子さんが、最近、しばしば体調不良を訴え、学校を
休みがちだとか。奥さんは、お子さんがなんとか学校に行けるよう
頑張っているのですが思うようにいきません。

そのため、奥さん自身も一人でお子さんの対応に追われ、かなり
追い詰められているのだそうです。そんな家族のもとに帰る予定の
Cさん。どう対応したらよいか悩んでいます。

「母親の言うことは聞かないようなので、私から、やや強めに
なんで学校にいかないのか?と聞いてみるつもりです」、とのこと。
学校に行くことがすべての解決だと思っているようでした。

不登校になるのは、その背景に様々な事情、理由があると思います。
久しぶりに会う父親にまで、「学校に行きなさい」と一方的に言われて
しまったお子さんはどんな気持ちになるのでしょう?

そんなやりとりを続けているうちに、Cさんは、子どもに理由を問い
詰めるのではなく、まずは妻に労いの言葉をかけることにしました。
そしてお子さんとは束の間の週末、楽しく過ごすことにしたのです。

私が今日お伝えしたかったのは、このエピソードのように、理由を聞いて
解決策を考えるという思考法だけですべてに対応しようとすると、誰も
ハッピーにならないことがあるということです。

例えば、職場ではどうでしょうか?あなたの部下がある時期ミスばかり
連発したとします。こんな場合、「どうなっているのか?」と当事者に
確認し、即座に対応をすることは重要です。

ミスが社内外への多大な迷惑になっている場合は、それを
フォローする側としては正しい対処法です。ですが、その後、
ちょっと見方、立ち位置を変えて考えて欲しいのです。

ミスばかり連発する理由を確認するだけでなく、本人の話に耳を
傾けてみる。もしかしたら私生活で大きな悩みを抱えているかも
しれません。

さらに、ミスが重なるとかなり萎縮して自信をなくしているはず
ですから、あなたからの声かけは本人にとっては大変有難いサポート
でしょう。あなたはその悩みを解決してあげる必要はありません。

叱責されるような場面でのあたたかい眼差しが、自信のない部下
を支え、さらには、職場でメンタル不調を出さない予防になるのです。
「傾聴」の仕方については、次回、詳しくお伝えしますね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
あえて原因追究、問題解決だけでない対応を実行してみよう。

 

ザワザワ落ち着かないココロとの付き合い方

2015.02.07

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

40歳を過ぎた頃から、本人が望んでも望まなくても、これまでの
働き方とは違う働き方を求められることはよくあります。若手への
引き継ぎや異動などもそうですね。

Bさんは、もともと真面目な方で、仕事には人一倍、真剣に
取り組んでいます。年齢は40代後半に差し掛かっています。
やる気はあっても疲れがとれずに悩んでいます。

実はカラダの方がやや深刻に悲鳴をあげている状態が続いて
いました。疲れがとれないのは、睡眠が不足しているからでも
ありました。

ですが、Bさんは、「以前、出来ていたことが出来ない」自分への
焦りを感じ、不甲斐ない自分にイライラしていたのです。結果、
将来に対しても落ち着かず、常に不安を感じていたのでした。

真面目な方に多いのですが、カラダとココロが悲鳴をあげている
のに、平気でそれを無視してさらに頑張ろうとする。できない
自分を叱咤激励してしまうのです。

これは、まさに「悪いスパイラル」に自らを貶めているような
ものですね。せめて仕事が終わってからはリラックスして
過ごせるよう、どうしたらよいか一緒に考えました。

話を伺っていくと、どうやらBさんは、自宅でも様々な情報を
見たり聞いたりしており、堪えず何らかの刺激の中にいるよう
でした。家でも「戦闘モード」とは言いすぎでしょうか?

交感神経がいつもオンの状態でいると、本人は仕事と離れて
いるのだから問題ない、と思っていても、あまり効果的では
ありません。

リラックスするためには、副交感神経を優位にする必要が
あります。そのためには、いくら楽しくても絶えず刺激の
中にいることは逆効果でもあります。

私は少々強めに、「しばらくの間、情報から離れてください。」
と伝えました。スマホでの情報検索やSNSからも遠ざかる、
デジタルデトックスすることもお勧めしました。

Bさんは、反発するどころか、もしかしたら誰かに強く言って
欲しかったのかもしれません。そうですね、そうしてみます。
少しゆったり過ごしてみます、とおっしゃいました。

カラダとココロが弱っている時、奮い立たせようと刺激を与える
のは、ダメージが大きい場合もあります。やる気がでないなら
それなりの理由もあるはず。休養が必要なこともあるのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
たまには情報を遮断してココロをクールダウンさせよう。

自分が配慮していると同じくらい、相手から配慮されるとは限らない

2015.02.04

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

最近つくづく感じることがあります。それは、自分はこんなにも
相手のことを考えて配慮しているのに、それが理解されず、
返ってこないことにハラが立つという方が増えていることです。

私は職業柄、自分も相手も快適になれるアサーティブな
コミュニケーションについてお伝えする機会が多いですが、
やはり日本には、推し量って欲しいという文化があるのも事実。

乱暴な言い方を承知で言いますが、特に女性は、「言わなくても
わかってほしい」という気持ちを根強くお持ちの方もいらっしゃる
のです。

そんなA子さんは、ある時、取引先の営業の方の対応を
とても不満に思われ、それを思い切って口に出したものの、
相手から、ひどい言動をされたと怒っていました。

確かにA子さんは、奥ゆかしい雰囲気の方で、とても慎重に
言葉を選んでいるという印象がある方です。自分はそれだけ
相手に配慮したのに、まるでわかってもらえなかった! と。

今度は、わかってもらえなかったことに怒りを感じ、心が
揺さぶられ、自分でうまくコントロールできない状態に
なってしまったのです。

ただでさえ、A子さんはお客という立場なのに、相手から
逆ギレされたような対応だったのですから、心穏やかでいる
ことは難しいでしょう。

相手はそれだけ未熟なのかもしれませんね。その時、
A子さんは、「自分がこれだけ配慮しているのだから、
相手も同じくらい配慮して当然だ。」と思っていたのです。

この「当然だ」「すべきだ」という考え方を相手に求めてしまう
と、苦しくなってしまいます。相手がどんな対応をするかは
相手の自由でありコントロール不可のことなのです。

私に、頭にきた気持ちを正直に話してからのA子さんの心は
少しずつクールダウンしていきました。「相手を批判する、
裁いてしまう気持ちが出てきたみたいです。」と反省。

明日から、もうお取引はしません!と言えるような関係でも
ないとのことで、次回はこのことを引きずらないで、改善したい
と話されました。

相手にわかってもらいたかったけど、ここは大人の対応を
しようと思います、とおっしゃり、「裁いてしまうココロ」を
上手に鎮めたのでした。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
相手がどう反応するかはコントロールできないのです。

否定ばかりの上司に負けないで!自分の励まし方。

2015.01.31

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

さて、前回は、部下を追いつめていく上司のコミュニケーション
は大問題になるとお伝えいたしました。が、こういうケースは
よくありますね。ご相談にも多いです。

今回は、そんな上司を持つ、部下の方の対応について一緒に
考えたいと思います。営業職になって1年になる方からの
ご相談でした。

異業種からの転職だそうで、なかなか新しい仕事に慣れない
期間があったそうですが、しだいに顔なじみのお客様も増え
この先もこの仕事を続けていこうと思っていた頃でした。

当初、お客様の対応に悩んでの相談だったのです。つまり
良かれと思って行ったことが、お客様には迷惑だったことが
重なり、自信をなくしてしまったという内容だったのです。

ですが、お話を伺っていくと、外出先でお客様からご意見
され、落ち込んで営業所に戻ってくると、今度は上司が
「どうしてできないんだ?」と追いつめるとのこと。

この方は、自分が自信を失ったのは、お客様の態度ではなく、
上司からの否定されることなんだと気づかれました。
比較的若い上司で張り切って部下を指導しているようでした。

ですが、「この上司は自分のことしか考えていないんです。」
と続けられます。部下の営業成績がふるわないと、自分の成績に
響くから必死なんです、と。信頼できないんです、とも。

追いつめるコミュニケーションの典型ですね。一方で、前の上司は、
いつも応援してくれていたのだとか。「そんなこともあるさ、頑張れ。」
と励ましてくれた方なのだそうです。

相談中も、前の上司と比較されて、前の方は、「こんなことを言って
くれた。だから元気が出て、なんとか頑張れたんです。」と過去の
記憶がよみがえり、溢れ出てきました。

私は、この方のココロの中に、「前の上司」が存在していると
感じました。もちろん異動されたそうで、直接顔を合わせることは
ありませんが、ココロに存在しているのです。

なので、あなたのココロの中に「前の上司」の方がちゃんと
いらっしゃるようですね。であれば、自信をなくした時は、ココロの
中の「前の上司」に、訊いてみましょうとお伝えしました。

彼女は、声色が明るくなり、「そうですね、その方がちゃんと
ココロの中にいらっしゃいます。前の上司ならなんて声をかけてくれる
だろう?って考えてみればいいですよね。」とおっしゃいました。

それから、「自信がないのはお客様のせいではない、とわかったことも
大きな気づきです。これまで通り、ご意見は真摯に受け止めながらも、
精一杯仕事を続けていきたいと思います、」ときっぱり。

ココロの中に大切な、そして尊敬する「存在」に気付いた彼女は
何かふっきれたようでした。異動してからも部下のココロを励ます
存在でいられる上司もいるのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
あなたのココロの中にいる「励ましてくれる存在」に気付こう。

相手を追いつめるコミュニケーションしていませんか?

2015.01.28

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

小学生の娘が平気でうそをつくので悩んでいる、という
お母様からの相談を受けたことがあります。その方は
フルタイムの仕事をしながら教育にも熱心な方です。

娘さんの方は、あまり友達も少なく、多少、注意欠陥傾向が
あるようでした。が、毎日、お母さんに叱責され、自分を
守るために、ついウソをついてしまうようです。

コミュニケーションが得意ではなく、同年代のお友達が少ない
理由でもありますが、自分が追い込まれてしまうと、それに
向き合うことができず、逃げてしまうのですね。

これと似たようなコミュニケーションパターンというのは
職場にもありますよね。とても優秀でできる上司が、部下を
指導する中で、結果的に追いつめてしまうというようなことです。

上司は、「なぜ、こんなに丁寧に指導をしているのにわからないんだ」
と思っているわけですが、これはココロのからくりを知れば、簡単に
理解できます。

つまり部下が、叱責や評価を恐れて、防衛してしまっているわけです。
健康なココロであれば、皆、同じように自分を守ろうとします。そこで、
さらに「なんでウソをつくんだ」なんていう叱責は逆効果です。

では、どうしたらよいのでしょう?それは、相手が防衛しないですむ
ように対話をすればいいのです。例えば、「なんで出来ないのか?」では
なく、「どうしたら出来ると思う?」という問いかけです。

問いかければ、私たちの脳は、その答えを必死で探そうとする、と
言いますよね。それで部下の答えは、いつもと違ってくるはずです。
その上で、上司の対応は2つです。

部下の回答に対して、あなたは、具体的にいつ、何を、どのように
したら出来そうなのかを訊いていきます。次に、上司として
できることはないのかも尋ねていきます。

これは叱責でも尋問でもありません。対話ですよね。
上司として、サポートするつもりであること、応援しようと思って
いる気持ちも伝えるのです。

部下の方は、防衛を辞め、少しずつあなたにココロを開いて
くることでしょう。ですが、このブログを書いたのは、部下に
優しく指導しようということを伝えたかったからではありません。

実は、このような指導という名のもとの叱責は、だんだんエスカレート
していき、相手の人格を否定するような発言や、「もう職場に居場所は
ない」などの雇用不安を与える発言に至ることもあるのです。

こうなったら、立派なパワーハラスメントです。
平成25年度の精神障害の労災請求において、労災が認められた理由の
トップが、「仕事量や内容の大きな変化」と共に、パワハラなんですね。

今後は、パワハラが単独トップになっていくのでは?と予想している
専門家もいらっしゃるようです。最初は親身になっての「指導」で
あったとしても、エスカレートしていったら、怖いですね。

そしてパワハラは、加害者、被害者だけではなく、まわりにも
大きな影響を与え、組織の問題になります。相手を追いつめる
コミュニケーションを自ら防ぐ意味は大きいのです。

今日の一言メッセージ
追いつめるコミュミケーションは組織全体の大問題にもなり得るのです。

あなたの「幸せのものさし」は何ですか?

2015.01.23

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

乳幼児から始まって児童、青年、成人、中年、老年と人生を
年代で区分し、それぞれの段階に「発達課題」がある、と
精神分析学者のエリク・エリクソンは定義しました。

いつもとはちょっと違うテイストでブログ始めてみましたが、
いかがでしょう?誰の人生にもあるライフサイクルという
考え方は、ココロの発達や健康にとても関連があります。

つまり、このような段階を順調に歩んで行かれる方も多い
ですが、一方で、次の段階に行く時の不適応やら、次の
段階での挫折を体験される方もいらっしゃいます。

変化の時にはストレスが伴いますね。なので、そのストレスに
どう対応していくか、必要ならば考え方や生き方そのものを
変えていかなければならないこともあります。

実は、先日ご相談を受けた方が、まさに次の段階に移行中であり、
考え方や生き方を変えるかどうかのターニングポイントにいらした
のです。

詳細はお伝えできないですが、「○○」がない、持たない人生を
受けいらなければならないとのことで、これまで真剣に向き合って
こなかった自分への後悔も複雑にからみあっています。

話を伺っていくと、真剣に向き合わずに逃げていたのではなく、逆に
他のことにエネルギーを注ぎ、人生を楽しみ、充実させていらした
方でした。

ですが、ふと「自分の人生にないもの」に関心が向き、まるで
ココロが閉じ込められてしまったかのように、その状況から
逃れられず、苦しんでいらっしゃるのです。

特に、中年期のように肉体が衰えていく時期には、ココロを
成長させないと、上手に乗り切れないのです。自分の幸せの
ものさしを今一度考える重要な時期なんですね。

「安定」の次にくる新たなステージに向けて、どう向き合って
いくのか、受け入れていくのか、折り合っていくのか。
死ぬまで何らかの課題があり、ココロの成長が続くわけですね。

同年代の他者と比べたり、世間一般という「勝手な常識」に
振り回されたりすると辛くなっていきます。失ったものではなく、
すでに持っているものに目を向けられると少しラクになりますね。

相談者の方は、悪あがきかもしれないけど、自分で自分のココロ
にOKが出せるまで、もうひと頑張りしてみるそうです。ある意味
「後悔する気持ち」と向き合って出した答えなのですね。

自分が幸せかどうか、決めるのは自分のココロです。
ものさしは自分の中にあるのです。そのために努力するのも良し、
他の視点で物事を捉えてみようと決断するのも良しなのです。

決断して行動した後、どんな結果であろうとも、その出来事や
体験は人生に彩りを与えてくれるものと信じています。
カラフルな人生を目指したいですね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で
書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
あなたが持っている「幸せのものさし」は変わってもいいのです。

夢がかなう道のり「未来のあなたからメッセージを送ろう」

2015.01.19

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

新しい年を迎え、すでに1月も半分以上が過ぎました。
今年の目標、希望、夢、みなさんはどんな風に描いていますか。
仕事以外でも私生活でも、もちろんたくさんありますよね。

今年の目標だけでなく、3年後、10年後まで目標を持ち、
逆算して今年は○○を始めようなどと考えている方も
いらっしゃることでしょう。

夢を叶えたいならば、それを実現するという強い意志と
そのために行動すること、そしてそれを継続していくことが
近道ではないかと思っています。

さらに、まわりに自分の夢や目標を宣言することも大切です。
そのためにたくさんの情報が入ってくる、まわりが協力してくれる
という利点もあります。

ですが、宣言することの最も大切な意味は、自分で自分のマインドセット
ができることでしょうね。つまり、自分のココロに「○○をする」と
コミット、約束することになるのですから。

ですが、人間、その意思を持ち続けることが難しいこともあります。
様々な課題があったり、不本意な出来事があったり、そんな時、
気持ちが萎えてしまうことは、或る意味人間らしいともいえます。

そんな時こそお勧めなのが、あなたが実現したい目標や夢がすでに
手に入っていると仮定して、言葉を発すること、行動していくこと
なんですね。

実は心理学のワークで次のようなものがあります。
まず、イスに座り、今の自分を表現してもらいます。今の状況を
説明したり、気持ちを表現してもらうのです。

次に、そのイスを離れ、隣にあるイスに座ります。
それは1年後のあなたの状態です。そのイスに座り、同じように
状況と気持ちを想像して表現していくのです。

さらに、その隣のイスは3年後のあなたです。そのイスに座り、
3年後の自分になりきって、その時の状況と気持ちを表現します。
すると、3年後の気持ちを先取りして味わえるというわけですね。

3年後のあなたは、どんな状態にいるでしょうか?どんな言葉を
発して、どんな行動をしているでしょうか?それを味わってもらう
のです。

3年後の目標がかなったあなたの目線で、見えてくるものや感じるもの
はかなり違うはずです。最後に、その3年後のあなたは、最初に
座っていたイス、つまり今のあなたに声をかけるのです。

そのイスに今の自分が座っていると思い、3年後のあなたは、どんな
言葉をかけてあげるでしょうか。それを実際に言葉に出すのです。
言葉だけではなく、優しく背中を押して励ましてもいいのです。

だめかもしれない・・と弱気になっているあなた、夢に向かって
コツコツと努力しているあなた。その今のあなたに声をかけるココロ
の習慣を持つことをお勧めします。

今日の一言メッセージ
弱気になった時は、未来の自分から、今の自分にメッセージを送ろう。

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