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相手を追いつめるコミュニケーションしていませんか?

2015.01.28

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

小学生の娘が平気でうそをつくので悩んでいる、という
お母様からの相談を受けたことがあります。その方は
フルタイムの仕事をしながら教育にも熱心な方です。

娘さんの方は、あまり友達も少なく、多少、注意欠陥傾向が
あるようでした。が、毎日、お母さんに叱責され、自分を
守るために、ついウソをついてしまうようです。

コミュニケーションが得意ではなく、同年代のお友達が少ない
理由でもありますが、自分が追い込まれてしまうと、それに
向き合うことができず、逃げてしまうのですね。

これと似たようなコミュニケーションパターンというのは
職場にもありますよね。とても優秀でできる上司が、部下を
指導する中で、結果的に追いつめてしまうというようなことです。

上司は、「なぜ、こんなに丁寧に指導をしているのにわからないんだ」
と思っているわけですが、これはココロのからくりを知れば、簡単に
理解できます。

つまり部下が、叱責や評価を恐れて、防衛してしまっているわけです。
健康なココロであれば、皆、同じように自分を守ろうとします。そこで、
さらに「なんでウソをつくんだ」なんていう叱責は逆効果です。

では、どうしたらよいのでしょう?それは、相手が防衛しないですむ
ように対話をすればいいのです。例えば、「なんで出来ないのか?」では
なく、「どうしたら出来ると思う?」という問いかけです。

問いかければ、私たちの脳は、その答えを必死で探そうとする、と
言いますよね。それで部下の答えは、いつもと違ってくるはずです。
その上で、上司の対応は2つです。

部下の回答に対して、あなたは、具体的にいつ、何を、どのように
したら出来そうなのかを訊いていきます。次に、上司として
できることはないのかも尋ねていきます。

これは叱責でも尋問でもありません。対話ですよね。
上司として、サポートするつもりであること、応援しようと思って
いる気持ちも伝えるのです。

部下の方は、防衛を辞め、少しずつあなたにココロを開いて
くることでしょう。ですが、このブログを書いたのは、部下に
優しく指導しようということを伝えたかったからではありません。

実は、このような指導という名のもとの叱責は、だんだんエスカレート
していき、相手の人格を否定するような発言や、「もう職場に居場所は
ない」などの雇用不安を与える発言に至ることもあるのです。

こうなったら、立派なパワーハラスメントです。
平成25年度の精神障害の労災請求において、労災が認められた理由の
トップが、「仕事量や内容の大きな変化」と共に、パワハラなんですね。

今後は、パワハラが単独トップになっていくのでは?と予想している
専門家もいらっしゃるようです。最初は親身になっての「指導」で
あったとしても、エスカレートしていったら、怖いですね。

そしてパワハラは、加害者、被害者だけではなく、まわりにも
大きな影響を与え、組織の問題になります。相手を追いつめる
コミュニケーションを自ら防ぐ意味は大きいのです。

今日の一言メッセージ
追いつめるコミュミケーションは組織全体の大問題にもなり得るのです。

あなたの「幸せのものさし」は何ですか?

2015.01.23

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

乳幼児から始まって児童、青年、成人、中年、老年と人生を
年代で区分し、それぞれの段階に「発達課題」がある、と
精神分析学者のエリク・エリクソンは定義しました。

いつもとはちょっと違うテイストでブログ始めてみましたが、
いかがでしょう?誰の人生にもあるライフサイクルという
考え方は、ココロの発達や健康にとても関連があります。

つまり、このような段階を順調に歩んで行かれる方も多い
ですが、一方で、次の段階に行く時の不適応やら、次の
段階での挫折を体験される方もいらっしゃいます。

変化の時にはストレスが伴いますね。なので、そのストレスに
どう対応していくか、必要ならば考え方や生き方そのものを
変えていかなければならないこともあります。

実は、先日ご相談を受けた方が、まさに次の段階に移行中であり、
考え方や生き方を変えるかどうかのターニングポイントにいらした
のです。

詳細はお伝えできないですが、「○○」がない、持たない人生を
受けいらなければならないとのことで、これまで真剣に向き合って
こなかった自分への後悔も複雑にからみあっています。

話を伺っていくと、真剣に向き合わずに逃げていたのではなく、逆に
他のことにエネルギーを注ぎ、人生を楽しみ、充実させていらした
方でした。

ですが、ふと「自分の人生にないもの」に関心が向き、まるで
ココロが閉じ込められてしまったかのように、その状況から
逃れられず、苦しんでいらっしゃるのです。

特に、中年期のように肉体が衰えていく時期には、ココロを
成長させないと、上手に乗り切れないのです。自分の幸せの
ものさしを今一度考える重要な時期なんですね。

「安定」の次にくる新たなステージに向けて、どう向き合って
いくのか、受け入れていくのか、折り合っていくのか。
死ぬまで何らかの課題があり、ココロの成長が続くわけですね。

同年代の他者と比べたり、世間一般という「勝手な常識」に
振り回されたりすると辛くなっていきます。失ったものではなく、
すでに持っているものに目を向けられると少しラクになりますね。

相談者の方は、悪あがきかもしれないけど、自分で自分のココロ
にOKが出せるまで、もうひと頑張りしてみるそうです。ある意味
「後悔する気持ち」と向き合って出した答えなのですね。

自分が幸せかどうか、決めるのは自分のココロです。
ものさしは自分の中にあるのです。そのために努力するのも良し、
他の視点で物事を捉えてみようと決断するのも良しなのです。

決断して行動した後、どんな結果であろうとも、その出来事や
体験は人生に彩りを与えてくれるものと信じています。
カラフルな人生を目指したいですね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で
書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
あなたが持っている「幸せのものさし」は変わってもいいのです。

夢がかなう道のり「未来のあなたからメッセージを送ろう」

2015.01.19

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

新しい年を迎え、すでに1月も半分以上が過ぎました。
今年の目標、希望、夢、みなさんはどんな風に描いていますか。
仕事以外でも私生活でも、もちろんたくさんありますよね。

今年の目標だけでなく、3年後、10年後まで目標を持ち、
逆算して今年は○○を始めようなどと考えている方も
いらっしゃることでしょう。

夢を叶えたいならば、それを実現するという強い意志と
そのために行動すること、そしてそれを継続していくことが
近道ではないかと思っています。

さらに、まわりに自分の夢や目標を宣言することも大切です。
そのためにたくさんの情報が入ってくる、まわりが協力してくれる
という利点もあります。

ですが、宣言することの最も大切な意味は、自分で自分のマインドセット
ができることでしょうね。つまり、自分のココロに「○○をする」と
コミット、約束することになるのですから。

ですが、人間、その意思を持ち続けることが難しいこともあります。
様々な課題があったり、不本意な出来事があったり、そんな時、
気持ちが萎えてしまうことは、或る意味人間らしいともいえます。

そんな時こそお勧めなのが、あなたが実現したい目標や夢がすでに
手に入っていると仮定して、言葉を発すること、行動していくこと
なんですね。

実は心理学のワークで次のようなものがあります。
まず、イスに座り、今の自分を表現してもらいます。今の状況を
説明したり、気持ちを表現してもらうのです。

次に、そのイスを離れ、隣にあるイスに座ります。
それは1年後のあなたの状態です。そのイスに座り、同じように
状況と気持ちを想像して表現していくのです。

さらに、その隣のイスは3年後のあなたです。そのイスに座り、
3年後の自分になりきって、その時の状況と気持ちを表現します。
すると、3年後の気持ちを先取りして味わえるというわけですね。

3年後のあなたは、どんな状態にいるでしょうか?どんな言葉を
発して、どんな行動をしているでしょうか?それを味わってもらう
のです。

3年後の目標がかなったあなたの目線で、見えてくるものや感じるもの
はかなり違うはずです。最後に、その3年後のあなたは、最初に
座っていたイス、つまり今のあなたに声をかけるのです。

そのイスに今の自分が座っていると思い、3年後のあなたは、どんな
言葉をかけてあげるでしょうか。それを実際に言葉に出すのです。
言葉だけではなく、優しく背中を押して励ましてもいいのです。

だめかもしれない・・と弱気になっているあなた、夢に向かって
コツコツと努力しているあなた。その今のあなたに声をかけるココロ
の習慣を持つことをお勧めします。

今日の一言メッセージ
弱気になった時は、未来の自分から、今の自分にメッセージを送ろう。

仕事を楽しむ能力の身につけ方

2015.01.14

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

あなたは仕事を楽しんでいますか?
いえ、仕事は楽しむためのものではなく、稼ぐためのもの、
生活するためのものと割り切っていませんか?

組織で働いている場合は、好きな仕事をする機会はそうあるわけ
でもなく、ましてや仕事を楽しむなんて出来そうもない。
そんな風に考えていませんか?

実は、私自身が会社員時代、ココロから仕事を楽しんでいたかと
いうとそんなことはありません。どちらかというと、辛いもの、
でもやらなければならないもの、と思っていました。

今は、もちろんカウンセラーという好きな仕事をさせていただいて
いますが、好きな仕事だから楽しいことばかりがあるわけでもなく、
仕事を「楽しむ」というのは一種の能力だと感じています。

つまり、楽しいことを見いだせる能力。そして楽しむためには、
何か成果を出すという成功体験を積み重ねていくことが必要だと
感じています。

例えば私の場合は、目の前にいるクライエントの方のお役に立てた時
などがそうですね。カウンセリングは生ものなので、一回一回お会いする
その現場が真剣勝負。マニュアルなどはもちろんありません。

なので、お役に立てるためには、私自身が力をつけなければいけないのです。
これはどんな仕事であっても同じではないでしょうか。つまりなんらかの
成功体験を持つためには、力をつけなければならないということです。

力をつけるためには、どうしたらよいのでしょう?それは基本を身に付け
コツコツと継続することですね。そして基礎力がついてくると、しだいに
評価されたり感謝される体験も増えてきます。

もう一度整理しますね。仕事を楽しむ能力を身につけるには、
まずは、目の前にある仕事で基礎力をつける。
それをコツコツと継続していく。

評価されたり感謝されたりする成功体験を重ねていく。
仕事に自信が持て、楽しめるようになる。
というわけですね。

楽しむためには、好きになる必要はないかもしれません。
成功体験が増えてくると、もっともっと基礎力をつけ、
応用力もつけたいと思うようになります。

もしあなたが、不本意ながら、あまり得意でない分野の仕事や
経験のない仕事を任されてしまっているなら、まずは、
基礎力をつけましょう。

仕事を覚えること、わからないことをどんどん訊いて実践しながら
身につけること。この段階では多少の辛抱は必要です。ですが、
その中でも、日々、「出来るようになった」ことはあるはずです。

そんな小さな一歩は、もしからしたらあなた以外には気が付かない
かもしれません。ですが、それをあなた自身がきちんと認めて
いけば、それも成功体験のひとつになるのです。

今日の一言メッセージ
仕事を楽しむためには、目の前にある仕事で基礎力をつけることから。

ぼんやりとした不安から効果的に逃れる方法

2015.01.11

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

「考えれば考えるほど不安だらけで・・・」
「考えないようにしたいのだけど、それができない。」
「あれもこれもやることが多くて焦ってしまう。」

先日は異動を伴う新しいチャレンジに挑戦しようとしている
方からのご相談でした。異動というのは社内の部署異動だけ
ではなく、引っ越しもしなければならないのだとか。

自分で選んだことなのに、いざとなったらやることは多いし、
あらためて大きなチャレンジだということ感じられて、将来が
不安になってしまう。引き返そうかとも思ってしまう。

相談者の方は、不安がグルグルと頭の中を巡っていて、なんと
このチャレンジを辞めてしまいたいとまで追いつめられていました。
どんなことが不安なのかを聞いていくと・・・

不安が出てくる、出てくる。引っ越し後の新しい住居環境やご近所
関係までが不安になっているようなのです。そして、そのぼんやりと
した得体のしれない不安に押しつぶされそうになっていたのです。

私たちは、ココロが疲れていたり、普段にもましてストレスがかかって
いるような時、いったん不安を感じると、そこから逃れられない思考
回路に陥ってしまうことがあります。

用心しようと考えれば考えるほど、不安になり、逆に身動きが取れずに、
そんな自分のことすら「こんな状態でどうしよう?」と不安になっていく
のですね。

その悩みを聴いた私がお伝えしたことは、どんなことを不安に思っている
のかをひとつひとつ紙に書きだしてもらうことでした。どんな些細なこと
でも心配ならば書きだしてもらいました。

次に、書き出した不安に対し、自分で出来ることはないか?人に頼める
ことはないか?も考えて書きだしてもらいました。するとどうでしょう?
彼女はそれらの不安に、すでにかなり手をうっていたことがわかったのです。

「事前に準備をしていたこともあるし、信頼のおける人にコンタクトして、
すでにお願いしていたことに気付きました。」とおっしゃいます。
そうすると、それは「不安」ではなく、「解決できること」になるわけですね。

得体が知れないから不安だったわけで、その正体がわかり、解決できそうだと
わかると安心されたのです。不安の「みえる化」とでもいうのでしょうか?
解決可能だという「自分でなんとかできる」という感覚が大事なんですね。

あるいは、不安がグルグル巡ってしまう時、「考えないようにしよう!と思えば
思うほど考えてしまうものなので、存分に考えて良いですよ。」とお伝えする
こともあります。ただし、「1日15分までですよ。」と付け加えます。

さて、安心を取り戻し冷静になった彼女は、今、ココロが不安定なのは、
「実は、夫に信頼関係を持てないのが原因かもしれない」と気づかれました。
今後のカウンセリングが深まっていく予感がしています。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で
書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
ぼんやりとした不安は書きだして、解決策を考えてみよう。

「やる気がなく、文句ばかりが多い」今どきの部下との対話

2015.01.03

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

一応、仕事はこなしてはいるようなのだけど、よく観察して見ると、
マンネリなのかやる気がなく、何やら文句が多いという部下が
あなたのまわりにはいませんか?

「どうして自分がこの仕事をしなければならないのか、わからない。
これは自分がすべき仕事なのか?この仕事にどんな価値があるのか
ほとんど実感することもない。」ブツブツブツ・・・・

今どきの部下に多い発言だ!と思ったあなた。実はこれ、2年間の
アメリカ留学から帰国して、はじめて就いた仕事に対して、私自身が
発していた言葉なんです。恥ずかしながら。

留学先で「自己主張しなければ、何も考えていない、頭がカラッポ
と同じこと」くらいの言われ方をしていたので、とにかく自己アピール
しなくてはいけないんだ、と思い込んでいた時期でもありました。

そうは言っても、1人前に仕事も出来ていないのに、よくこんな発言を
していたものだ、と今では思いますが、当時は、社会人になりたてで
それなりに高い志を持って入社したのです。20年以上も前のことです。

今、私の目の前にこのような部下がいたら、どんな対話するだろうか?
と考えてみました。「一人前でもないのに生意気な!」というのは簡単
です。でもそれでは対話になりません。

それどころか、よけい自尊心を傷つけることになり、反発してくるので
はないでしょうか?あるいはもっとやる気をなくして、部署のお荷物的な
存在になってしまうかもしれません。

これまで頑張ってきた経験をひとまず労ってみます。
「あなたは、○○が得意なんだってね。それをこの会社で活かしてくれる
ことを期待していますよ。」

自分でもこの会社、職場、仕事に役に立つことができるのか、と気を
よくした部下に対して、仕事を頼む時もちょっとした工夫をします。
その部下に、仕事の進め方についての選択権を与えるのです。

例えば、上司であるあなたが、いつもAという方法で仕事を遂行している
としましょう。本来なら、部下にもAのやり方で進めてもらいたいのですが、
あえて、「あなたはどう思う?AとBのどちらが良い方法だと思う?」

と訊き、選んでもらうのです。選んだ方は、それは与えられた方法ではなく、
自分で選んだ方法になるのですから、文句など言っていられません。
もちろん上司もサポートはしますが、部下の選択を尊重するのです。

さらに、担当している仕事の意義についても伝えます。この仕事が社内、
社外、そして顧客に対してどんな意味を持っていて、どんな影響があるのか、
どんな価値があるのかを伝えます。

つまり、相手を尊重して、相手が担っている仕事や役割について、できる
限り丁寧に説明するということです。これは職場だけではなく、夫婦や
親子間でも同じですよね。さあ、今日から日常生活で実践してみましょう。

今日の一言メッセージ
相手の自尊心を傷つけず、仕事や役割の意義を丁寧に説明しよう。

いつもと様子が違う部下への早期対応が肝心です

2014.12.27

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

職場で働く人のメンタルヘルスに配慮し、不調を未然に
防ぐためには、上司の「あれ?いつもと違うな?」
という感覚がとても大切です。

仕事で顔を合わせている時間は、家族と一緒に過ごす時間より
長いこともありますね。だからこそ、一緒に働いている
上司が感じる「かすかなサイン」はとても重要なのです。

メンタル不調になる前に、私たちには様々なストレス反応が
出てきます。それは気分の落ち込みだけではありません。
カラダや行動にも表れてきます。

例えば、体調不良で休みがちになることもそうです。頭痛や
腹痛、胃痛などもストレス性のものがあります。または、遅刻や
欠勤が多くなるなどもそうですね。

あるいは、ケアレスミスが多くなる、忘れ物が多くなる、
仕事の効率が悪くなり残業が増えているなどもそうです。
つまり、質の良い睡眠がとれていない可能性があります。

または、気分のムラがあり些細なことで怒ったりイライラしたり、
逆に涙ぐむこともある。ボーっとして集中できていないようだ。
外見も気にかけなくなる、などもそうですね。

これらは、部下が発しているココロのSOSなのです。
そんな場合、上司としてまず何をしたらいいのでしょうか?
「声をかける」ことで気にかけているよという姿勢・・・

これが最も重要なんですね。若い社員の場合、単身生活であれば
食事や睡眠時間など普段の生活の乱れがおこっている場合もあり
ます。「最近、どうかしたのか?」と声をかけましょう。

本人の話をまずはじっくりと聴く時間を作りましょう。もし、
その部下との関係があまりよくないのであれば、誰かその部下が
信頼している先輩や同僚に頼んでもよいでしょう。

もしかしたら話をしながら涙ぐんだり、あまり上手に表現できない
かもしれません。それは不調のより、「いつも出来ることが、すでに
出来なくなっている」という可能性であることが多いです。

いつもと違う様子だということを頭に入れて、しっかりと部下の話
に耳を傾け、次にどうすれば部下の抱えている問題を解決できるか
探るのも上司の重要な仕事です。

残業をなくす、仕事の量を減らす、あるいは少し休養をとってもらう
というのも選択肢ですね。ですが、医師やカウンセラーではないので、
上司自身も上手に「助け」を求める必要があります。

人事担当者や、社内に「産業医」がいれば相談してみるとよいでしょう。
「いやあ、そこまでやらなければならないのか。」と思われたのであれば
いかに早期に対応できるかがポイントと声を大にしてお伝えします。

メンタル不調になり休職となると、まわりの同僚に一層の負荷がかかり
チーム全体が疲弊してしまうこともあります。そして、まわりは
上司がどんな対応をしてくれるのか、ちゃんと見ているものです。

上司は、会社から、部下である従業員の安全配慮義務の実行責任を
負っているのです。上司だけでなく、チームメンバーも、声を
かけあえる環境を整えることで防げることは多いのです。

今日の一言メッセージ
いつもと様子が違う部下には、早めに声をかけよう

ケアレスミスが多く、応用が苦手な部下への対応とは?

2014.12.24

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

「学生ではないのだから、指示を言われるまで待っているので
なくもっと頭を使って仕事しなさい、と言われるんです。
でも、具体的にどうしたらいいかわからない。」

「コンピューターへの文字入力だったり、マニュアルがある
仕事は得意な方なんですけど、接客など臨機応変にしなければ
ならない仕事は苦手。上司からの評価も低いのが悩み。」

同僚に比べ仕事ができないので職場で自信をなくしたとこのような
相談を受けることがあります。本人は一所懸命にやっているのに、
どうも評価されない。実際に一人前の仕事ができていない。

また上司は、「新人ではないのだし、いい加減、仕事を覚えて
ほしいのだが、何度注意してもケアレスミスが多い。同僚ともうまく
コミュニケーションが取れていないようで、どうしたものか。」

と、同じように悩んでいます。一昔前であれば、KYと言われていた
「空気が読めない」人。「その場にふわさしくない言動をしてしまう。」
のでちょっと変わった人と思われている・・・

本来ならば、年齢にあった、すでに身についているはずの社会性や
コミュニケーションスキル、想像力が欠如しているため、なかなか
職場に適応できず悩んでいる。

上司や同僚からの評価が低く、本人は頑張っているのに、叱られて
ばかりで自信をなくし、抑うつ状態になるほど追いつめられ、一人で
抱え込んでいる。

本人にとっても、職場にとっても辛い状況ですよね。これは性格の
問題ではなく、もしかしたら「脳の器質的」なものかもしれない、と
思って話を聴いていきます。

が、カウンセラーは「診断」するのが仕事ではありませんので、
まずはその辛いお気持ちを傾聴しならが、失った自尊心を取り戻して
もらうような関わり方をしていきます。

出来ていることに目を向けてもらったり、上手くいった時のことを
思い出してもらうのです。その方には苦手な部分だけではなく、必ず
得意な部分もあるからです。

そして苦手な部分を伺い、それを得意な部分にあてはめていけないか
どうか考えます。例えば、マニュアルのあるルーティンワークが得意
ならば、その方なりにマニュアルを作ってみるということですね。

ケアレスミスが多いのであれば、自分なりにチェックリストを作って
もらい、必ずそれを見ながら作業をする、そんなことが出来そうか
どうか聴いていくのです。

上司の方には、指示は具体的に言ってもらうこと、作業手順や
スケジュールなどは「みえる化」して、お互いに、今やっていること、
次にやるべきことを確認しながら行うなどをお伝えします。

具体的な指示というのは、ほんとうに些細なことなのですが、
「これ、来週までやっておいて。」ではなく、「来週月曜の朝10時
までにやっておいてね。」というようなことですね。

本人も上司も、仕事ができないのならば、どうしたら出来るように
なるのかを考える。得意な分野でカバーできないか、そもそも配置
転換などができるのか、など考えることも重要だと思います。

今日の一言メッセージ
できない仕事はどうやったら出来るようになるかを考えて対応する

無視や嫌がらせにどう対応する?

2014.12.19

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

40代以降の大人の女性からの相談の中で、比較的多いのが
職場の同僚から無視されたり、嫌がらせを受けているという
ものです。男性からはあまりこのような悩みは聞きません。

よく言う「お局様」という存在で、長く職場に勤めており、
上司にあたる方も意見することができないというほどの力を
もっているような人もいるようです。

実際には、仕事がよく出来て面倒見もよく、バリバリと
働いている方もいらっしゃるようですが、一方で、長年勤めては
いるものの、どうも仕事に甘いという方もいるようです。

最近は、その後者にあたるような方から、嫌がらせを受けている、
という相談が多いような気がします。どんな事情であるにせよ、
「妬み」ではないか?と思われる内容です。

先日の相談者の方は、そのような環境にあっても仕事を辞めずに
極めていきたいと思っている方でした。長く勤めたいので、
なんとか上手くやっていけないか?とお悩みだったのです。

このような相談は本当に多いのですが、仲良くやっていくのは
難しいと考えています。なぜなら、相手にもそうする理由があり、
それが、妬みや嫉妬のようなものである場合はなおさらなのです。

また、相談者の方が、「悪いのは相手。私は被害者。」と思っている
場合も、困難な場合が多いですね。相手が変わらない限り、この
「可愛そうな私」は救われないと思っているからです。

なので、そのような場合、「自分は被害者で可愛そうな存在である」
という見方を変えてもらうように伝えます。
いわゆる「リフレーミング」ですね。

今回の相談者の方も、最初は、お局様のせいで私はとっても
辛い。助けて欲しい、という被害者としてのお悩みでした。それを
次のようにリフレーミングしてもらったのです。

「私は、この職場で仕事をしっかり覚えて長く勤めたい。そのためには
仕事を覚えて一人前になることが一番重要。お局様たちはそんな私が
出会う脇役に過ぎない。」

この方の職場には、実際、一人前になり仕事の成果を出している先輩
がいるらしく、お局様たちも嫌がらせをしないのだとか。ご本人が
「以前はそうだったけど、抜け出したよ。」と言っているのだそうです。

そのような目指すべきモデルになるような先輩もいるのであれば
なおさら、お局様たちを「主役」として考えてはもったいないですね。
主役のあなたに力がつけば、相手は関わってこないのですから。

私は、相談者の方に、自分の立場をいつも忘れないでいられるように、
毎朝、鏡に向かって、自分が主役、お局様は脇役にすぎない、という
「宣言」をしてくださいともお伝えしました。

職場での無視や嫌がらせ。それは辛いことですが、必要以上に相手に
合わせたり、仲良くしようとする必要はありません。そんな時こそ、
ご自分の立ち位置をしっかりみつけることが重要です。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で
書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
無視や嫌がらせをする相手の「被害者」にはならないこと。

相手を不快にさせない「質問力」をつけよう

2014.12.09

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

先日のご相談は、職場で同僚ともっと親しくなり、働く環境を
快適にしたいと思っているのに、なかなか親しくなれないという
内容でした。

その方は職場で、「自分だけ浮いているのでは?」「仲間に入れて
もらえない、どうしよう。」と感じているようでした。確かに
職場で孤立してしまうと、仕事もやりにくいですよね。

ですが、そもそも職場というのは、学校のように仲良しの友達を作る
場所ではありません。気の合う人ばかりがまわりにいるとも限りません。
そんな時、どうやって親しくなるきっかけを掴めばよいのでしょう。

まず、必ず私が伝えているのは、話し上手になるより「聴き上手」に
なろうということです。相手の話に関心を持ち、「そうなんですね。
へえ、それで?」と聴いてあげること。

もし、その話題に興味が持てなければ、相手に興味を持ちましょう。
この人はこういうことに興味があるんだ、こんな風に感じるんだ・・
と、その話題を話す相手に関心を向けるのです。

その後も自分から話すのではなく、相手に質問していくのがよいの
ですが、その際に注意すべき点が1つあります。相手が否定的な
内容を話している時の「なぜ?」という質問の仕方です。

例えばこんな時です。相手「今週は集中して、このマニュアルを
仕上げようと思っていたんだけど、出来なかったんだ。」
あなた「そうなんだ、なんで?できなかったの?」

職場でなくても、家庭で夫婦や子どもとの会話でも同じ
ですよね。「なんで?」と質問した途端、相手がなんとなく
ムっとしてしまったなんてことありませんか?

この時の「なんで?」や「なぜ?」は理由を聞いているわけですが、
できなかったという否定的な話の場合、責められているようにも
感じるからです。

もちろん声のトーンなども関係ありますが、「できなかったのは、
何か理由があったの?」くらいの表現にとどめておくのが
良いでしょうね。

話し手の話を聴いていると、何を伝えたいのか?がわかって
きます。その時、相手が話したがっているだろうことに質問を
してあげると、気持ちよく会話がはずみます。

さらに、相手が使っている「単語」にも注意を向けましょう。
些細なことではありますが、例えば、「1泊で行う研修」と
相手が使った言葉を「合宿」と言い変えるようなことです。

なぜかというと、これでは相手が、あなたに自分の話が
通じていないと感じてしまうからですね。ちょっとした
ニュアンスの違いなんですが、心理的距離は縮まりません。

相手に関心を持って話を聴く。
質問する時は相手を責めるように聞こえるトーンは避ける。
相手の使った「言葉」にも注意する。やってみて下さいね。

今日の一言メッセージ
「なぜ?」という質問で相手を追いつめないこと。

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