働く女性 人間関係 悩みやストレスから抜け出す カウンセリングなら /自分関係® 臨床心理士 高橋雅美

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第85話: 会社を辞めて起業したい!夢の実現を阻むものの正体とは

2016.04.02

新しい環境、新しい人間関係、新しい生活・・・私たちの生活には
様々な節目があり、その時に変化を求められることもあります。
学生時代は毎年新学年、新学期という節目があったようにです。

ですが、社会人になると、毎年同じ時期に節目を迎えるという
方はあまり多くないのではないでしょうか。そのため、逆に
いよいよ「変化」を迎えることになると、ストレスを感じます。

期待や不安だけではなくプレッシャーなどもあるかもしれません。
特に年齢を重ね、キャリアを積んだアラフォー以上の方の場合は、
これまでのやり方を変えることに相当の抵抗を感じることでしょう。

自ら望んだ「変化」であればまた気持ちの持ち様が変わるかもしれ
ませんが、そうではない時、「変化」を前に緊張や不安、さらには
やる気が出ないなどのお悩みを聞くことが多くなります。

Jさんは、だいぶ前から「起業」することを考えています。
現在お勤めの職場では残念ながらやりたいことが出来ないのだとか。
起業して自分の夢を実現したいという想いを熱く語られます。

Jさんは本気で「変化」を望んでいるように見えました。自ら
望んでいる「変化」なのですから、不安よりも期待の方が大きい
ようにも感じとれました。

こんなことも、あんなこともやってみたい。
自分は今後、こんな生活をしたい、
毎日、こんな気持ちで過ごしたい

と夢は大きく膨らみます。ところが・・・
いざ、その夢に向かって行動計画を作り実践していく段階になると
Jさんは動けなくなってしまうのでした。

やらない理由、できない理由が語られ、言い訳してしまうのですね。
その理由も、自分ができない理由というより、自分以外の人物や
出来事のせいにしてしまう傾向があるのです。

つまり、夢は夢だから美しくワクワクするわけで、Jさんは、その夢
を叶えようという「覚悟」がないのです。だから出来ない理由探しを
し、それを外に求めてしまうのです。

まるでJさんの夢は、Jさん以外の誰かさんが叶えてくれるかのよう
です。本当は、「自分で自分の夢を引き受けられない人に夢の実現は
不可能」なのです。今回Jさんにはそんなことを伝えてみました。

するとするどいJさんは、自分の行動のパターンに気が付いたようです。
そもそも会社を辞めたいと思った理由も、自分以外の誰かさんや出来事の
せいにしていたのでしょう。

次のカウンセリングまで、Jさんに「必ずやってきて欲しいこと」を
お伝えしました。Jさんが、ほんの少しでも起業に向けて「自ら行動」
できたのなら、それがほんの小さな第一歩でも夢の実現に近づくでしょう。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
本気で「変化」を起こそうする「覚悟」を持っていますか?

第84話: 仕事を辞めるか続けるか。選択に迷ったらまず行うこと。

2016.03.26

先日ある学会に参加し、厚生労働省の方の話を聞く機会がありました。
今後の日本の労働人口、労働のあり方、課題など大変興味深い内容
でした。

特に印象に残ったのが、労働環境の大きな変化の中で、私たちひとり
ひとりが、「何のために働くのか」ということを考えていないと、
時代や環境のうねりに巻き込まれてしまうということでした。

確かに年功序列や終身雇用もなくなりつつあります。少子高齢化が
進み労働人口が減る中で外国の方と働く機会も増えるでしょう。また、
そもそも人口知能の進歩により将来なくなる仕事もあるのです。

私自身が就職したころは、男女雇用機会均等法が施行されていたので、
様々なチャンスが増えた時代ではありましたが、「何のために働くのか」
をじっくり考えた記憶はありません。

せいぜい、「どんな仕事がしたいか」、もしかすると「どんな仕事が
格好いいか」なんていう程度のものだったと思います。その後、紆余曲折を
得て、今の仕事にたどり着きました。

今では、自分の使命を持って仕事をしていますが、振り返ると社会人人生の
中ではわりと「最近のこと」です。それまでは目の前に与えられた機会を
懸命にこなしてきました。

先日、アラフォーの方からキャリアのご相談を受けました。社会人になり15年が
過ぎたという時期でした。これまでの職場では、ある業務の専門性を身につけ
充実していたのですが、ステップアップを考えていらっしゃる方でした。

こういう時、私はすぐに転職などの話はしません。まず、今の仕事の意義を
十分に考えてもらいます。つまり、「なぜ、この仕事をしているのか?」を
じっくり考えてもらうのです。

正解はありません。お金のため、やりがいがあるから、面白いから・・・など
なんでもいいのです。多少苦手なことであったり、少々背伸びをしてチャレンジ
をしなければならないことであっても同じです。

職場から「やってみて」と言われたとき、そこに自分なりの意義を見出せるか
どうか。これがとても大切なんですね。言われたから仕方なく、辞める選択肢は
ないから・・・という場合は、それでも良いのです。

もっと言えば、「この職場でその仕事をして実績を作っておけば、次の転職に
活かせるから」でも良いと思います。つまり、その仕事に取り組む自分なりの
意義、目的があるのであれば、十分に頑張れます。

ところがそれが全く見いだせない時、そんな時はキャリアを見直す時期かも
しれません。実は相談者の方は、転職することを選びました。というのも
今この仕事を続ける目的が見いだせなかったからです。

彼女はこれから、自分の強みを活かして新しい仕事にチャレンジする道を
選びました。「なんのために働くのか」「この仕事をしている意義や目的は?」
一度立ち止まってじっくり考えてみることが必要な時代なのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
あなたが、今、その仕事をする意義や目的をじっくり考えてみよう!

第83話: 職場の人間関係に悩んでいる方へ。円滑の秘訣は○○な心!

2016.03.19

メンタルヘルス研修では、一般に誤解されていることを取り上げ、
実は・・という話をすることが多々あります。例えば、ストレス
に強い心は折れない心である、という誤解です。

ストレスに強い心は、ストレスの原因となるストレッサーを感じた
時に、凹んだり動揺したりと、しなったり揺れたりしながらも
もとの状態に戻れる心のことです。

つまり、しなやかな心のことですね。実は、しなやかな心は、人間
関係円滑の秘訣でもあります。例えば、自分の考えを引いて、時には
相手に合わせることができる人のことです。

本当に自分の考えがなく、相手に媚びをうって合わせているのか判断が
難しいこともありますが、相手からどう思われているか、が見分ける
ポイントかもしれません。

「あの人と一緒に仕事をすると、いつも気分よく進められる。いつも
こちらを配慮してくれて、いつかは恩返しをしようと思っている。」などと
言われているのであればどうでしょうか。

一見、こちらの思う通りになる御しやすい人のように見えながら、飄々と
して敵を作らず、案外相手の気持ちをガッチリつかんでいる人と言えるの
かもしれません。

ビジネスでは、様々な意味でタフなことが求められることが多いですが、
柔軟にかわせる人、相手に譲れる容量の大きい人が持つ「真の強さ」を感じる
こともあります。

ふと力を抜いて「どうぞ」と譲れる柔軟な人を目指してみる。ハードルは
高いかもしれませんが、目指すだけの価値は十分にあるのではないでしょうか。
戦略的に動いているわけではなかったりすると、ますます大物感を感じますね。

まとめ
人間関係円滑に必要なのはしなやかな心。主張ばかりせず時には引いてみよう。

第82話: 上司の理不尽な態度にイラつく!被害者にならない方法。

2016.03.12

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

先日のご相談は、会社上司からの理不尽な態度、依頼について、
どう対応したらよいかというものでした。詳細の内容は記載できま
せんが、確かに一方的な対応だと感じました。

その背景をうかがっていくと、どうやら感情のこじれがあるようなの
ですね。平たく言うと、上司の方が、以前のある出来事に対して
根に持っているという感じなのです。

つまり、前回のミスの落とし前をつけてくれ、というわけなんですね。
この上司の方はとてもプライドが高い方のようで、部下のIさんの
ミスが自分のキャリアに傷をつけたと信じ込んでいるのです。

であれば、どうしたらよいか。実はIさんは、上司のそのまた上の
上司のこのことを相談したのです。ところが、その上司、部長と
しましょうか。その方が本人に伝えてしまったのですね。

そのことを知ったIさんの上司は、ますます激昂し、Iさんを
呼び出し、一方的にまくしたてました。私が相談を受けたのが、
ちょうどこの時期でした。

当初は不安で、部長に相談してしまったものの、上司の性格から
いってまずい対応だった。ますます相手を怒らせてしまったと
Iさんは後悔していました。

自分で自分を追い込んでしまったと悩むIさん。二人で上司に
どう対応すればよいのかを考えました。さて、皆さんだったら
どう考えますか。

相談者のIさんは、頭の良い方で、自分の上司の度量も見抜いて
いました。なので、今回、この理不尽な対応に真正面から正論で
意見を申し立てることが得策ではないと考えていたのです。

それに部長経由で上司の耳に入ったことで、相手が余計頑なに
なっていることがわかります。正攻法では、相手の防御が強くて
ますます険悪な関係になってしまうでしょう。

このような時、自分の言い分を100%わかってもらうことを
ゴールにしないほうがよいことがあります。Iさんが自分の正当性
を言えば言うほど、相手は受け入れない姿勢を強くするのですね。

「北風と太陽」ではありませんが、こちらの言い分をきいてもらい
たい時は、最初に相手の言い分を聞くのです。反論せず、話したい
ことを話してもらいましょう。

そうすると相手は、気持ちが落ち着くものです。そして、その後は心に
余裕が出来ます。しかも話を聞いてもらい受け入れられたと感じると、
人は、今度は受け入れてあげようと感じるものなのですね。

「お返ししよう」とする心理が働くわけです。そうなって初めて、
できれば○○して下さいと依頼するのです。それも100%は難しい
のですから、どうしても譲れないことを依頼しましょう。

これが対話による「折り合い」ということなのですが、相手が頑な
であれば余計に、まずは相手の話を聞くという姿勢が大切なのですね。
さて、Iさん、心が決まったようです。

理不尽な対応であると認識しつつも、まずは譲れないことだけを
依頼してみることにしました。と同時に、上司の理不尽な対応について
今後、詳細を記録していくことにしたのです。

泣き寝入りはしたくない、でも今は真っ向から対立することも得策
ではないと結論づけたのはIさん本人です。これまで被害者という
立場でしか捉えていなかったことを客観視できるようになりました。

自分の主張を通したいと思ったら、まずは相手の言い分を聞くこと。
相反することのように感じる方もいるかもしれませんが、これが「押す」
だではなく「引き」を活かした折り合い術なのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
理不尽な相手であっても、交渉する時は相手の言い分をきくことから始めよう!

第81話: 40代、居場所があるの?と不安になる「成功者」の悩み

2016.02.27

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

もう20年近くに渡って応援し続けている永ちゃんこと、ロックシンガー
矢沢永吉さん。永ちゃんのコンサートと言えば、海外から実力者を
バンドメンバーとして呼び寄せ、いつも最高のステージを見せてくれます。

つまり、バンドメンバーもキャリアを積み、その演奏テクニックや表現力
がハンパない人たちなんですね。その中で気持ちよさそうに楽しそうに
汗を流してツバを飛ばして歌う永ちゃんの格好良さ!

一方で、最近の永ちゃんはZ’sというバンドを組み、若手バンドマンと
コンサートを開催しているのです。若手バンドマンは永ちゃん自らが
オーディションで選んだそうです。

ファンンクラブの会報によると、彼らのテクニックや表現力が青臭いところ
が魅力なんだとか。逆に円熟したバンドメンバーにはない魅力に気づいて
それを育てている。キャロル時代を思い出し熱唱する永ちゃん・・・

還暦過ぎても、バリバリにロックンロールして、マイクターンしている
永ちゃんは、これからどこに向かうのかな?と思っていたら、なんと
若手を育てる、そしてそれを楽しんでいる!?

そんな永ちゃんの姿にますます「格好いい!」と応援している私ですが、
永ちゃんのことを話題にしたのには理由があります。
40代後半からのキャリアに悩む人が多くなっていると実感しているから。

大手企業で実績もあり、所謂「成功体験」を持った方でも同じです。
「仕事にやりがいが持てない。これまでの仕事ではどうも満足ができない。」
「どんどん下の世代が育ってきている。自分の居場所がいつまであるのか」

相談を受ける中で、そんな声が聞こえてくるのです。特に男性の方が
環境や考え方を変えるのに時間とエネルギーが必要な方が多いのでは?
という印象を持っています。

女性は、結婚や子育てなどのライフイベントにより、若いうちから立場が
変わることが多く、そのたびに考え方や行動を変える必要に晒されている
方も多いからかもしれませんね。

これまでのやり方では上手くいかない、満足もできない、でもどうしたら?
Iさんも、40代半ばにさしかかり、毎日心が晴れないモヤモヤに悩んで
いらっしゃいます。検査の結果、カラダはいたって健康だそうです。

このモヤモヤやどんよりした気分が続くことに、相当参っている。
そんな印象を持ちました。何か新しいことにチャレンジしようと考えてみて
も、失敗が怖くて身動きできないのですね。

「20代の頃は、失敗することがすべて糧になっていたという実感があった
けど、今はそうじゃないし。」またIさんではありませんが、「やることは
全てやり尽したと思う。でも今、情熱を傾けられる仕事が見当たらない。」

そんな方はキャリアを再構築する時期に来ているのです。
これまでのやり方を否定するのではありません。ただ、上下、というより
横に広がる、あるいは下に掘り下げるキャリア作りになる方もいます。

ですが、やり方を変えることほど、苦痛を伴うものはないんですよね。
だって、人間は「変化」を好まない生き物ですから・・・だから、
そんな時は、キャリアコンサルティングを受けてみてください。

キャリアコンサルタントが専門家としてあなたのキャリア再構築のお悩み
解決のサポートをします。自分の強みを活かす、新しいチャレンジをみつけ
て準備する、新しい第一歩のきっかけを作ってくださいね!

永ちゃんは、自分が成功を手に入れた後も、新しいチャレンジをしている
ように感じます。もちろん5月のZ’sのコンサートに行こう!と今から楽しみに
している私です。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
40代になったら、一度、自分のキャリアを見直す機会を持とう!

第80話: 復職を前にネガティブ思考から抜け出せない。対処法は?

2016.02.20

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Hさんは、同期入社の中では比較的早く係長に昇進しました。昇進後
も、これまで通り、懸命に働きました。働くことは楽しかったとおっ
しゃいます。

ですが、課長との相性が良くなかったのですね。Hさんに対して、
期待が高かったというより、自分の立場を脅やかす存在として認識
してしまったようです。

そのため、Hさんにだけ日々叱責やダメ出しなどが続きました。頑張り屋
のHさんも、次第に自分は「能力がないのではないか」と自信を持てなく
なり、メンタルヘルス不調で休職することになってしまいました。

休養期間を終え、復職するメドがたってきました。職場側の理解もあり、
以前の部署への復帰ではなく、管理部門に復職することになったとの
こと。良い条件の中での復帰ですが、Hさんの気持ちは晴れません。

なぜなら、復帰する自分が、新しい部署でどう思われるのか?が気に
なって仕方ないというのです。「恥ずかしい」とか、「厚かましいと
思われるのではないか」という発言が続きました。

抑うつ状態はだいぶ改善されているものの、やはり不安に襲われると
ネガティブな考え方に傾いてしまうようです。そして、そこから抜け出せ
なくなっているのですね。

ですが、このような考え方こそが、復職後のHさんを最も苦しめる
ことになるのです。偏った考え方に陥った時、どう気持ちを立て直す
か、それこそがHさんに求められているのです。

カウンセリングでは、まず不安な気持ちを思う存分語ってもらいました。
吐き出したら、少し気分が楽になったのでしょう。今後は自分から、
「考えすぎですよね」と話し始めたのです。

人は自分の話を否定しないで聴いてもらうという体験をすると、気持ち
がラクなり余裕が持てるようになります。そのため、別の考えを受け入れる
ゆとりが出来たのですね。

「そもそも休職したのは、自分に非があったわけではない。」「これだけ
好条件で復帰できるのは有難い」「恥ずかしいのは、自分を追い詰めた
課長の方ではないか」と一気に話されたのでした。

それを聞きながら、今度は私が、揺れ動く気持ちを立て直そうとしている
Hさんの努力を労いました。ネガティブでもポジティブでもない、とても
バランスのとれた考え方だと感じたからです。

Hさんの中には、ネガティブ思考のHさんもいますが、バランスのとれた
考え方ができるHさんもいるわけです。Hさんにはそのことに気づいて
もらいたかったのです。

どちらのHさんの言い分にもしっかりと耳を傾けたので、Hさんの気持ち
はしだいに落ち着いていかれました。それをカウンセリングという場だけ
ではなく、日々日常でHさん自身が出来るようになれば良いのです。

正式な復職までまだ時間があるので、Hさんの自問自答のサポートが
出来ればと思っています。ネガティブな考えが悪いのではありません。
バランスの取れた考え方が出来るようになれば良いのですね。

自分で出来るようになるためのヒントは、まずネガティブ思考について
考えても良いと自分に許してあげること。次に15分と時間を区切って、
ネガティブ思考は一旦棚上げにしましょう。

そして、ネガティブ思考に反論するようなバランスのとれた考えが
ないかどうか考えてみましょう。頭に浮かんだことは、書き出しておくと
良いでしょう。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
ネガティブ思考に偏っても恐れない。すぐに別の考え方が出来ないか考える習慣を!

第79話: 仕事を任され断れない。能力があるからこその悩みとは?

2016.02.13

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Gさんは、職場では能力が高く仕事ぶりを認められている方です。
しかも大変な頑張り屋さんで、いつも120%くらいの力で仕事に
取り組んでいらっしゃいます。

一方で、本人としては、もう少し上手に断ることが出来たらいいのに
なあ、とも悩んでいます。同僚からは何でも相談され、時には仕事
のサポートもお願いされ、引き受ける一方なのですね。

そんなGさんの頑張りぶり、働きぶりは、当たり前のようになって
きているそうで、最近では上司からの評価も高くないのだそうです。
どうやら頑張るGさんの姿が「普通」のことになっているのですね。

さて、そんなGさん、実はこれだけ頑張っているのに、昇格でき
なかったことに大変がっかりきています。あまりの仕事量に体力
気力を使って疲れてもいらっしゃいます。

私への相談は、どうやったら仕事を上手に断れるかということ
でした。話を伺っていると、確かにGさんは、本来するべき仕事
に加え、どんどん仕事を引き受けているのですね。

だけど、「良い人」でいたいため断れないのです。また、心のどこか
で、頑張った分が評価されるに違いないという気持ちもあるようです。
ですが、結果は疲弊し、昇格もできなかった・・・

まずは、自分のするべき仕事に集中して取り組んで、きちんと成果を
出し、認めてもらいたいと話されました。そのために出来る事は?
とうかがうと、「上手に仕事を断ること」とおっしゃいます。

カウンセリングでは、一緒に解決法を探るということも行います。
カウンセラーの質問に答えていく途中で、問題が整理されたり、
出来る事、出来ない事がわかったりします。

そのようなやりとりの後、Gさんと決めたことは・・・・・
まず、普段から自分の仕事量を数字で表すようにすること。例えば
今、100のうち90になっている。余りは10である、という風にです。

それを日々意識すること、そして同僚から仕事のサポートを求められ
たら、10だけを引き受けること。もし20が来てしまったら、引き受け
られない10をどう対処するかを考えること、と決めました。

実際には、何が20で、どのくらいが10にあたるのかというのは、Gさん
しだいなのですが、仕事量を常に50とか、100とか、あと10は大丈夫
などと考えることで、自分ができる「加減」がわかってきたのです。

その上で、引き受けられない分が来たら、まずはNOと言って引き受け
ないこと、次に他の誰かにサポートを依頼するなどしてどう対処すれば
いいかと冷静に考えることにしました。

例えば、一時的にでも他のグループから加勢してもらうなどと
上司に依頼してみることにしたのでした。さらに、上司に対しては、
引き受けるのではなく仕事量や職場環境を調整できる力をアピール。

次回は、その力を評価してもらうと決めたのです。やるべき目標が
決まったGさん。普段もあまり仕事量を増やすことなく、しだいに
プライベートの時間も上手に取れるようになってきたのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ
仕事を断れない人は、仕事量を数値化して調整する力をつけよう

第78話: イライラや怒りの感情に翻弄されないために出来るのは?

2016.02.06

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

最近のメンタルヘルスに関する企業研修で、自分の価値観、考え方が
相手のものとどれだけ違うか、どの程度違うかを比較してもらうという
ワークをやっています。

例えば、「仕事は結果だけを評価するべき。プロセスは関係ない。」に
ついて、どう思うかを話し合ってもらうのです。自分の中の常識や
価値観が相手と違うことをあらためて認識する瞬間です。

私たちは日々、生活の中で、自分が思っているように相手も思っている
に違いないと思い、相手に期待することがあります。「○○してくれるに
違いない」という風にです。

あるいは、「○○するのは当然でしょう。やらないなんであり得ない」
と感じることもあるでしょうか。そんな時に裏切られたという怒りや
むかつきを感じることもありますね。

Fさんは、仕事をする上で同僚に対してイライラすることが多くて
悩んでいます。自分のイライラ感情に翻弄されてしまい、仕事にも
影響しているのだとか。

つまり、イライラのスイッチが入ってしまうと、自分でどうしたら
よいのかコントロールがきかなくなってしまうらしいのです。もう、
どっぷりイライラの洪水の中に溺れてしまっています。

そんな時、イメージの中でこのイライラの感情をカラダから取り出して
みるのです。この時点で、イライラの洪水から脱出して、自分の
カラダを取り戻していますね。

この感覚はとても大事です。つまり感情が「主」で自分が「従」のような
状態から、今度は、自分が「主」で感情はその一部、しかもカラダから
取り出すことができるものとイメージするからです。

次に、その感情に名前を付けてみましょう。さらに、その感情が生まれて
きた原因について自分なりに考えてみるのです。「あ、相手に期待しすぎて
いたんだな」と気づくのではないでしょうか。

さて、その取り出したイライラ感情は、次にどう扱えばいいのでしょう?
そっと相手に差し出してみるのもアリです。ぶつけてはいけませんよ。
差し出すのなら、きちんとした理由と説明が必要になりますね。

あるいは差し出すことを辞め、カラダから手放ししてもいいですね。
一度自分の感情を認識して味わって、それから手放しましょう。
自分の感情を無視する必要はありません。大切に扱い手放すのです。

Fさんも、自分の感情に翻弄されて仕事に支障を出しているというのは
問題です。まず、カラダから取り出して、相手に差し出す、あるいは手放
す。どちらにしても丁寧に扱い、イライラを成仏させましょう。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
感情に溺れ翻弄されない工夫!カラダから感情を取り出して丁寧に扱う

第77話: 職場でグループに入れない?なら立ち位置を変えてみよう

2016.01.30

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

充実した仕事を持っている女性であっても、職場の人間関係でお悩みの
方は多くいらっしゃいます。特にある特定のグループに入れないとか、
グループのある人から嫌われていると気になるなど、よくある相談です。

こういう悩みは小学生時代からあったような?と感じることもしばしば。
専門職として働いているEさん。職場では様々なキャリアを持っている方
や年代の方が働いているのだそうです。

そしてほとんどが女性とのこと。特にEさんより若い世代の方が何かと
グループを作りたがり、一緒に行動しているのだそうです。もちろん
Lineを交換し合って連絡も取り合っているのだとか。

そんな職場でEさんは疎外感を感じています。自分の居場所がないように
感じることもあるそうです。なので、当初Eさんとのカウンセリングでは、
「辛い、寂しい」「輪に入っていけない」などの言葉が語られました。

こちらがEさんの気持ちに共感しながら話を聴いていくと、自ら「でも、
職場は仲良しを見つけるところではないし」とおっしゃいます。私が、
「グループに入りたいのですか」と訪ねると、そうではないというのです。

Eさん、一通り気持ちを述べた後、私の質問にハッとしたようでした。つまり
自分はグループに入りたいとは思っていないと気づいたのですね。当初の
「辛い、寂しい」の気持ちとは少し違っています。

「もう少し彼女たちとも打ち解けて、職場の雰囲気が良くなればいいと思って
います。」と言われたEさん。これが本当の願望だったのです。実はこのような
ことはカウンセリングではよくあることなのです。

自分の気持ちや考えをカウンセラーに話し、否定されずに聴いてもらう体験を
した後、気持ちが整理され、本当に願望に気づかれたのでしょう。Eさんは
この後、自分への気付きがどんどん深まっていきました。

「自分は相手から何かして欲しいとばかり思っていました。でも冷静に考えると
仲間に入りたいわけではない。だったら、自分に何ができるのか?何を望んでいる
のか?を考えると、職場の雰囲気を良くすることのようです。」と続けます。

「では、そのために何が出来そうですか」と尋ねました。この質問もEさんには
響いたようです。「してもらうのではなく、自分が出来ることですか。うーん。
元気に明るく挨拶をするとか、感謝の気持ちを伝えるとか。そんなことですかね。」

と素晴らしい回答が返ってきました。それを言葉に出してカウンセラーに伝えた
ことで、何やらすっきりした感じのEさん。自分のすべきことがわかったからで
しょうか。表情まで明るくなっていました。

Eさんは、自分の本当の願望に気づき、「してもらう」立ち位置から「自分でやっ
てみる」立ち位置へ変わったことで、今、自分にできることを無理なく続けてみよう
と、少しずつ実践中です。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で
書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
相手に望むだけでなく、自分ができることから始めてみるという手もある!

第76話: 悩んでいる部下を励ましてはいけません!傾聴の極意とは

2016.01.23

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

企業様向けの研修をさせていただく機会がここのところ増えてきて
います。その中で「傾聴」についてお話をすることもあります。
心を傾けて相手の話を聴くということですね。

傾聴のスキルとして、大切なのは以下のようなスキルです。

  •  声のトーンや大きさなど相手に合わせること
  •  うながしやあいづちをすること(うんうん、なるほど、それで?など)
  •  相手の話した内容や感情を伝え返すこと

相手が話していることに、自分は別の考えを持っていたとしても、
(私はそうは思わないけど・・ここまでココロの声)「あなたはそう
思っているのね」と伝え返すことはできますね。

感情についても、相手がはっきりと言わなかったとしても、想像して
「それは大変だったね。辛い中よく頑張ったね。」と声をかけることも
できますね。この感情をフィードバックすることはとても大切です。

逆に、やってはいけないことで、よくやられていることが以下の2つ。

  •  「そんなに深刻に考える必要ないよ」とごまかしてしまう
  •  「あなたは出来ないというけど、そんなことないよ。」と励ましてしまう

特に落ち込んで元気のない相手、例えばあなたの部下が
「やっぱり自分には無理でした。もう出来ません・・」と言ってきたとしま
しょう。そこで「いや、そんなことないよ」と励ましていませんか。

実はこれ、部下の気持ちを否定しているんですね。だから励まして、元気づけ
たいと思って発した言葉であったとしても、あなたが本心から「そんなことは
ない」と思っていたとしても逆効果になることがあります。

否定されると相手は心を閉ざすか、あるいはもっと強い調子で「そうなんです!」
などと自分の気持ちを受け取ってもらおうと必死で抵抗してくるものです。
だから、安易に励ましてはいけないのです。

なら、どうしたらよいのか。
それは「そうか、君は今回のことで自分には無理だと思っているんだね」
と相手の気持ちを受け止めるのです。

そうやって、部下の言い分、気持ちを十分に吐き出してもらったうえで、
「だけど私は、あなたには出来ると思っているよ。なぜなら・・」と
話せばいいのです。

良かれと思って相手を励ましてきた方は要注意です!
あなたの考えや意見を伝える前に、相手のありのままの気持ちを受け止め
てあげましょう。それが傾聴スキルの基本です。

まとめ
相手の気持ちを否定していないか要注意。まずは言い分や感情を聴くこと!

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