イライラせずにグループづきあいを円滑にするには?

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

お盆休みに地元に帰省したという方も多いのではないでしょうか。
その時に、学生時代の仲間と集まる機会があったというNさん
からのご相談です。

同窓会のような場所では、人にもよりますが、案外普段より良く
見える様、ちょっと気合を入れて参加することもありますよね。
Nさんは、そんな相手に振り回されてしまった1人です。

最近、女性の間でマスコミでも話題になる「マウンティング」。
どちらが上か下かということですが、Nさんは短大時代に仲良く
していた友人のマウンティング発言に連打されてしまいました。

Nさん自身は、バツ1で、子どももいなかったため、今はシングル
アゲインの生活を仕事中心で頑張っている方です。一方、友人は
結婚以来、家庭を守り、3人のお子さんも育て上げてきた方。

二人の生き方が違うので、そもそも上でも下でも比べられるもの
ではないのですが、友人の挑発的とも言える発言に気分を害して
しまったのだそうです。

単身で管理職を任されているほどのNさんですから、友人の前
では、ビジネス上の振る舞い同様、感情を表すことなく、できる
だけ冷静に相手の言い分を聞いていたとのこと。

ですが、家に戻った瞬間、どうにも怒りがわき出てきて、言い
返してやれば良かったという後悔の気持ちに悩んでしまいました。
やり切れない気持ちの収める方法について一緒に考えました。

話を続けていく中でNさんは、しだいに冷静さを取り戻し、本当は
お互いに、自分の持っていないものに対して憧れというか、嫉妬を
感じていたのかもしれないとおっしゃいます。

それが屈折した形で出てしまった。私も友人との久々の再会を
楽しむということを忘れて、自慢大会に自ら参加してしまったの
かもしれない・・・と続けます。

気合が入りすぎたのかも、と最後は笑顔を取り戻したNさん。
今度からは自分の「心地よさ」を感じる会にだけ参加することに
決めたようです。

昔の仲間との再会で自分が何を望んでいるのか、どんな居心地を
心地よいと感じるのか、そんな視点で、グループを続けるのか
離れるのかを一度考えてみてもいいですね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
グループとのつきあいは、自分の「居心地」を重視して決めよう

40代働く女性のココロを楽にする「しなやか★メンタル」の作り方入門 POPUP