「自律訓練法」で、心身共にリラックス

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

さて、前回は、葛藤を保持する力を持つ、つまりココロの
容量を増やしていくには「自律訓練法」や「呼吸法」が
効果があるとお伝えしました。

実際、私は自律訓練法を1年間、ほぼ毎日みっちり行った
ことがありますが、その時、つくづく実感した、しかも
印象に残っていることがあります。

1つは、顔の吹き出物が少なくなったこと、2つ目は、眼科の
待合室で1時間ほどの待ち時間が苦にならなくなったことです。
なあんだ、そんなこと!と言われそうですが、そうなんです。

いつも何かにイライラし、ちょっとでも待たされると時間が
無駄になる~と怒って、じっとして待ってもいられなかった
のですね、当時の私は。

それが、「ま、いいか。」と目の前の苦痛と思っていた出来事を
スルーできるようになり、自分にとって大切なことに集中できる
ようになったのです。

そうしたら、胃の痛みや、吹き出物がずいぶんと減って、表情も
明るくなり、どんどん元気に、ココロもタフになっていったのです。
出来事に振り回されなくなっていったのです。

自律訓練法とは、ドイツの精神医学者シュルツ氏が確立した心身
リラックス法です。ココロの中で決められた公式を唱えることで、
段階的にカラダをリラックス状態に導いていきます。

標準練習と特殊練習がありますが、最初は標準練習から学びます。
標準練習の公式は、「気持ちが落ち着いている」の背景公式と
「両手両足が重たい」「両手両足が温かい」等の6つの公式があります。

自律訓練法では、これらの言葉をココロの中で繰り返しながら、
その感覚を味わっていきます。訓練法と言われるだけあり、
訓練が必要です。

自律訓練法の効果として、疲労が回復する、緊張が緩和する、
イライラせず穏やかになる、集中力が増すなどと言われています。
それを自分でいつでもどこでも簡単できるようになるのです。

手軽にでき、お金もかけずに、ストレスと上手につきあう
ことができる自律訓練法。現代社会では、ますます必要と
なりますね。能力開発にも効果があるとも言われています。

以前はカルチャーセンターで自律訓練法の講義をして
いましたが、最近、自律訓練法の重要性をますます感じます。
近いうちにグループレッスンを行いたいと思っています。

今日の一言メッセージ
「自律訓練法」を学んでいつでも簡単にリラックスしよう。

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