ネガティブ思考に囚われて不安な時にすべきこと

視点を変えてみる

「新しいプロジェクトのリーダーに抜擢されました。嬉しい気持ちはありません。戸惑っています。実は私、3年前にこの部署に異動してきたのですけど、まわりに比べ、まだ実績に少ないし、どう思われるか不安です。

 

部署異動の時もそうだったんですけど、以前、ご一緒した部長さんが、何か私を評価してくれていて。有難いのですけど・・・その方が今回も抜擢してくれたんです。だから、頑張るしかないってわかっているのですけど。」

 

Eさんの声は自信がなく、少し震えているようでした。

 

BlogA荷が重いのだろうなあ・・・と感じました。

 

私も会社員時代に、CSR(社会貢献)というプロジェクトのリーダーになったことがあります。しかも会社でCSRについて詳しい人は誰もおらず、まさにゼロからプロジェクトを立ち上げていくという感じでした。

 

その時の不安や戸惑い、そして私の場合は、心理専門職の資格をとって、そろそろ会社を辞めようかなと準備していた時期だったので、本当に悩みました。

 

このプロジェクトを私が任されたことをあまりよく思ってないだろう人から、妬みの言動を投げかけられたこともありました。

 

だから、Eさんの気持ちは想像がつきました。でもEさん、今回の話を断るわけにはいかないと言い張ります。自分を抜擢してくれた人がいるからです。

 

今日は、自分に予期せぬ出来事が降りかかった時の、気持ちの持ちよう、整理の仕方についてお伝えしていきますね。

 

まず、Eさんがプロジェクトリーダーを任されたというのが揺るぎない事実です。

 

人により、この事実、出来事に対する捉え方、感じ方が違うのですね。Eさんは、「困ったこと」と捉えました。彼女を抜擢した部長さんは、「すごいチャンス」と捉えたのでしょう。

 

このように、起こった出来事は同じでも、受け取り方が異なる場合、Eさんにお勧めするのは、別の受け取り方をしてみるということです。その時、今の自分の目線や立場で考えるとなかなか別の受け取り方が難しい場合があります。

 

BlogBなので、5年後の自分を頭の中に描いてもらいます。

 

その未来の自分だったら、今の状況をどう捉えるでしょうか。

 

あるいは、Eさんではなく、Eさんの友人に起きた出来事だと考えた時、Eさんはその友人にどんな言葉をかけるでしょうか。そんな風に、立場や目線を変えることで、同じ出来事が少し違ったように見えてくるのです。

 

Eさんも「今ここで頑張れば、将来、自分がやりたい仕事につくチャンスになるかもしれない。」とか、「友人のことだったら、間違いなく、チャンスだから頑張って。貴女ならきっと大丈夫だよ!って言います。」と話してくれました。

 

チャンスという言葉がEさんの口から出てきたのですね。Eさんも自分が言った言葉に驚きながらも、今回の出来事を少し違った角度から見ることが出来たようでした。

 

「職場って多くのことが自分の思い通りにならないですよね。今回のこともそう。でも、悪いことばかりとは限らない。この機会を自分のキャリアのためにもっと前向きに捉えようと思います。」とのこと。

 

BlogCもし、貴女がある出来事に対してネガティブな考えを持ってしまい、その考えが頭から抜けずに、どんどんと辛くなってしまうような時は、ぜひ、このように「別の見方」が出来ないかどうかを一度立ち止まって考えて欲しいのです。

 

特に、ネガティブに考えてしまいやすい方は、違う視点。出来れば少しでもポジティブな視点から考えてみる工夫をしてください。
これは、最初は難しいこともあるかもしれませんが、やればやるほど上手に出来るようになっていきます。

 

ついつい不安や自信のなさなどのネガティブな感情に翻弄されてしまう方はぜひ学んでほしいスキルです!

 

まとめ
ネガティブ思考から抜け出すには視点を変えてみること!

 

 

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