いつも人から仕事を頼まれNOと言えない人へ伝えたい3つのこと

第200話:いつも人から仕事を頼まれNOと言えない人へ伝えたい3つのこと

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

ついつい、職場で自分の役割ではない仕事を頼まれ、ノーと言えずに引き受けてしまうことはありませんか。きっと貴女はまわりから、「仕事が出来る人」、「いつも引き受けてくれて頼りになる人」と思われているに違いありません。

 

でも心の中では、「いい加減にして欲しい!」「いつも自分に仕事を押し付けないで!」という、うんざりした気持ちが渦巻いているかもしれませんね。

 

では、はっきりと断ればよいのですが、「そうはいっても、出来ないから悩んでいる。」「相手の期待を裏切りたくない。」という気持ちもあるのではないでしょうか。

 

今回は、なぜ断るのが難しいと感じてしまうのか、そして実際に断るためにはどう行動していったらよいのか、についてお伝えしていきますね。

 

・断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理
・ノーと言ったら、関係が修復できないという恐れ
・気分よくノーというために必要な心構え

 

断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理
断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理

上の一文を読んで、「あ、私にあてはまるかも」と思った貴女。気づいたことはとても良いことです。気づかないと何も変わらないからです。

 

でも、もし貴女が、断ることで相手を傷つけてしまうかも・・・
だったり、本当は嫌なんだけど相手に嫌われたくないからOKしてしまう・・・という気持ちがあるのであれば、要注意です。

 

自分の本心を偽り、自分を犠牲にして相手に尽くしてしまうというパターンになっているからです。実はこのパターンを認めることは辛いことでもあります。

 

というのは、頼んでくる相手が悪いのではなく、断れない自分に問題があるのだと認識することだからです。

 

ノーと言ったら、関係が修復できないという恐れ
でも、そのように感じるのは、いったん断ったら相手との関係が修復できないとか、もう二度と、上司から同僚から認められない、と思い込んでいるせいではないでしょうか。

 

でも本当にそうでしょうか。頼んでくる相手は、「彼女はいつも断らないから。」「言いやすいし、頼みやすいから。」というシンプルな理由だけなのかもしれません。

 

相手にもよりますが、これは対等な関係とは言えませんよね。

 

でも断れないのは、敵をつくらってはいけないとか、相手を喜ばせなければならないという思い込みを、これまで生きてきた生活の中で貴女が学んできたからでしょう。その原因は様々でしょうが、もしそれが辛いと思っているのであれば、やはり思い込みを手放して、行動していくしかありません。自分が変わるという選択をするということです。

 

 

気分よくノーというために必要な心構え
行動を変えるとは、はっきりとノーと伝えるということです。最初から断ることが上手にできるとは思わないで下さいね。少しずつ出来るようになりましょう。

 

心構えは、「相手が困っている気持ちを受け取りつつも、今、私にはできない。」と毅然と伝えること。相手に悪いと感じる気持ちは少しでも封印しましょう。

 

はっきりとした理由があるのであれば、それを伝えましょう。できれば個人的な理由ではなく、職場のルール、時間的な制約、能力などを理由にすると良いですね。

 

もっと具体的な伝え方について学びたいという方は、「アサーション」関連の書籍やセミナーをぜひ参考にしてくださいね。

 

さて、思い切って断ることが出来た場合、簡単で良いので、記録しておくことをお勧めします。自分が「出来たこと」「感じたこと」を記録しておいて、後から振り返ることが出来るからです。ぜひやってみてくださいね。

 

まとめ
思い込みを捨てて、自分の言動を少しずつ変える工夫から始める

 

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