職場で悩みを打ち明けられた!あなたがやるべき3つの基本

第199話:職場で悩みを打ち明けられた!あなたがやるべき3つの基本

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

今、多くの企業では、入ってきたばかりの若い社員の方がすぐに辞めてしまう、誰にも相談できずに一人で抱え込み、抱えきれなくなった状態で体調悪化させ仕事に来られなくなってしまいことがあるなど、「人」に関する悩みを抱えています。

 

その対処法として、メンター制度を取り入れ、上手に活用している企業もあります。先輩社員の方になんでも相談できるという制度のことです。上司には言えないことだったり、悩みが上司に関わることだった場合、同じような経験をしたであろう先輩社員のアドバイスは身に染みて受け取ることが出来るのです。

 

今回は、あなたが会社の同僚や部下、後輩から何か相談を受けた場合にどんな対応をしたらよいのか、その基本についてお伝えしますね。
・話を整理しながらじっくりと聴く
・よく理解するために質問する
・アドバイスは聞かれてから答える
・まとめ

 

<話をじっくりと聴く>
話をじっくりと聴くこの場合の「相談」は職場のいわゆる「報連相」ではないため、指示命令をする場合には当てはまりません。逆にいうと、悩み相談に対して、すぐに指示命令をしてはいけないということででもあります。

 

そのため、まず行うべきは、時間をとって、できれば個室などの場所を選んで、じっくりと話を聴くということ。話しにくい話題である場合など、相手の話すペースがゆっくりである場合もよくあります。その場合は、そのペースを乱さず、ゆったりと構えて話を聴きましょう。

 

言うまでもなく、「ええ、うんうん」などの相づちや、「それで?」といううながしを上手に使いながら、相手が話しやすい雰囲気をつくることが大切です。

 

<よく理解するために質問する>
よく理解するために質問する相手が興奮して感情的になっているような場合、マシンガンのように話が続くことがあります。その場合も、まずは話してもらいましょう。

 

相手がひと段落ついたところで、「それはこういう事かな」とか、「ここをもう少し詳しく教えて」など、状況をより深く理解するために質問をしていきます。ここで、尋問のようにならないようにするのが大切です。

 

<アドバイスは聞かれたら答える>
相談の目的が、具体的なアドバイスが欲しい場合もあれば、とにかく話を聴いてもらいすっきりしたい、気持ちの整理をしたいという場合もあります。

 

アドバイスは聞かれたら答えるなので、話を聴きながら、あなたに良いアドバイスが浮かんだとしても、それを相手が望まないタイミングで伝えてはいけません。
そもそも気持ちの整理がしたいだけの場合は、アドバイスを求めていないこともあります。

 

相手から「どう思いますか」「どうしたらよいでしょうか」などの質問を受けた時に、あなたの考えやアドバイスを伝えましょう。
職場で「ちょっと今、よろしいでしょうか。実は相談がありまして・・」と言われた時のあなたの聴く態度についてお伝えしてきました。聴く→訊く→そして答えるという流れになります。

 

また、相手がなんでもかんでもあなたに相談しないと行動できないというのは困りますよね。なので、アドバイスに答えるとき、「あなたの考えは?」「どう思っている?」「どう解決したい?」などと訊いてみるのも効果的です。

 

もちろん信頼関係が前提ですが、「人を育てるのは人である」ので、相談されたら、じっくりと相手に向き合ってあげてくださいね。

 

まとめ

信頼され悩みを相談されたら、聴く→訊く→答えるの姿勢で!

 

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