第146話:やりたいことを夢で終わらせない!必要な行動化とは。

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

30代、40代と年齢が変わる時、ふと、「このままでいいのかな」と考えることは男女ともに多いようです。

特に私がカウンセリングをお受けしている中で感じるのは、女性は自ら良い意味での年齢制限を自分に課していて、何歳までには何々をしていたい、何々ができるようになっていたいという方が比較的多いということです。

先日もそのような方のキャリアに関するご相談でした。キャリアというと仕事に関する相談と狭い意味で捉えられがちですが、実は「どんな仕事につくか。」というのは、「どんな生き方をするか。」につながっているので、キャリアに関する相談は、生き方に関する相談でもあります。

さて、R美さんは、キャリアチェンジを考えていました。今は企業で営業の仕事についていらっしゃるのですが、将来、若いお母さん向けのセミナー講師になることを決意しました。

ご自分の経験を生かして、若いワーキンングママさんたちを応援したい。そのためには、コミュニティを作って、毎回そこで研修というか、セミナーを開催したいのだそうです。

仲間づくりと勉強のお手伝いをしたい、と熱い想いを語ってくれました。ゴールといいますか、目指す方向が決まると今度は、そのために何をすべきかを考えます。

実はすべきことはいくつもあるのですが、それを横に並べてしまうと、たくさんありすぎて不安や恐れの感情が出てきてしまうことがあります。

そのため、横ではなく、優先順位をつけて縦に並べてもらうのです。優先順位で特に大切なのは、今すぐに出来ることを1つか2つ選びだすこと。

そしてまずは、その選んだことに取り掛かることなんですね。つまり行動化するということです。「考える」というステージから実現にむけて「行動する」というステージへの第一歩というわけです。

この「行動する」ステージへ移行するということは、大きな意味を持っています。というのも、意識が変わり、見える景色も変わるからです。そして何より、夢の実現のために自分はすでに行動しているという気持ちになるからです。

そこで、「無謀じゃないか」「もっと慎重になれば」「無理なんじゃない」などと根拠のない批判をしてくる人がいても気にしないこと。ほとんどが自分の不安をあなたに押し付けているか、あるいは無責任に言っていることだからです。

R美さんは、この段階で、営業の仕事をしながらも出来ることとして、コミュニティ作りを始めました。SNSなどを通じて宣伝と仲間集めを行っています。

また、R美さんにとって、一番の収穫は、コミュニティづくりをしていく中で、今の営業のスキルが活かされると気づいたことです。ここ数年、R美さんは自分が営業に向いていないのではないかと悩んでいたのでした。

そもそも他のことにチャレンジしたいと思い始めたのも、そのような気持ちがあったからでした。ですが、今では、営業の仕事が自分のやりたい夢実現のために大いに役に立っていると話されています。

そのため、営業の仕事も以前に比べ熱心に取り組むようになり、少しずつ楽しくなってきたとのこと。これも「行動」のステージに移行できたからこそ感じることが出来たのですね。

さて、R美さん。営業の仕事でももっと数字を上げたいと欲も出てきました。一方で、コミュニティづくりも少しずつ、時間を捻出して続けています。どんどん夢が広がっています。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
キャリアチェンジに必要なのは、「行動」のステージへ早めに移行すること。

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