40代働く女性 人間関係 キャリア 自信がない悩み解決なら /自分関係® 臨床心理士 公認心理師 高橋雅美

お問い合わせ カウンセリングお申し込み
ハッピーハートコンシャス髙橋 雅美 Official Website メニュー

Official Blog

コミュニケーション

相手の感情に焦点をあてて傾聴してみよう

2015.02.21

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

前回は、問題解決のために原因追究するだけではなく、
視点を変えて「傾聴してみよう」とお伝えしました。
今回は「傾聴」について考えてみましょう。

私たちカウンセラーは、「傾聴」について様々な訓練を受けます。
基本なのですが、本当に難しいと実感しています。
オウム返しや相槌を打つだけが傾聴ではないのです。

派遣社員としてチームに貢献してくれているDさん。最近は、なぜか
ミスが続いています。あなたは社員としてDさんの指導役を任されて
います。なので、どうしたのか?理由を聴いてみると・・・

言い訳が出てくる、出てくる・・・という時、どうしますか?
相手に共感しなくてはいけない、なんて考えているとしんどくなり
ますね。さらにはイライラが募ってくるかもしれません。

ただ、普段は真面目に仕事に取り組んで、職場での評価もそこそこ
高いDさん。何があったか?と気になりますね。そんな時、どうか
相手の話している内容に振り回されないで欲しいのです。

言い訳を傾聴するのではなく、言い訳をしてしまうDさんの「感情」
を聴いていくのです。「そっか、最近は時給があがらないのに自分ばかり
仕事量が増えて納得いかないという気持ちがあったんだね。」

「その気持ちを誰にも言えずに、モヤモヤが溜まっていって、そんな状態
を引きずったまま仕事量をこなすことで精一杯で、わかってもらえない
疎外感のようなものを感じていたんだね。」こんな風にです。

正直、これは簡単ではありません。相手がなぜこんな言動をしている
のか、その時どんな気持ちなのかを推し量って、それを伝えていく
ことだからです。

原因は仕事量なのかもしれませんが、もしかしたら、「わかってもらえ
ない疎外感」かもしれません。そんな時、指導役であるあなたが
その気持ちを傾聴し共感してくれれば、相手は安心するのです。

実際には、Dさん自身が、どんな気持ちなのかわかっていない場合も
あります。そんな時に、あなたがその気持ちを伝え返すことで、
Dさんが自分の本当の気持ちに気づくこともあります。

「仕事の結果ばかり気になっていたけど、Dさんがそこまで
追い詰められ、疎外感まで持っているとは知らなかった。」
そんな一言が結果的に「問題解決」になり得るのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
相手の話の「内容」だけでなく、「感情」にも注意を向けてみよう

原因追究だけではない視点が相手を救うことがある

2015.02.14

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Cさんは、単身赴任で家族と離れて暮らしています。今週末、
家族のもとに一時帰省することが決まっています。お悩みは
お子さんのことでした。

中学生のお子さんが、最近、しばしば体調不良を訴え、学校を
休みがちだとか。奥さんは、お子さんがなんとか学校に行けるよう
頑張っているのですが思うようにいきません。

そのため、奥さん自身も一人でお子さんの対応に追われ、かなり
追い詰められているのだそうです。そんな家族のもとに帰る予定の
Cさん。どう対応したらよいか悩んでいます。

「母親の言うことは聞かないようなので、私から、やや強めに
なんで学校にいかないのか?と聞いてみるつもりです」、とのこと。
学校に行くことがすべての解決だと思っているようでした。

不登校になるのは、その背景に様々な事情、理由があると思います。
久しぶりに会う父親にまで、「学校に行きなさい」と一方的に言われて
しまったお子さんはどんな気持ちになるのでしょう?

そんなやりとりを続けているうちに、Cさんは、子どもに理由を問い
詰めるのではなく、まずは妻に労いの言葉をかけることにしました。
そしてお子さんとは束の間の週末、楽しく過ごすことにしたのです。

私が今日お伝えしたかったのは、このエピソードのように、理由を聞いて
解決策を考えるという思考法だけですべてに対応しようとすると、誰も
ハッピーにならないことがあるということです。

例えば、職場ではどうでしょうか?あなたの部下がある時期ミスばかり
連発したとします。こんな場合、「どうなっているのか?」と当事者に
確認し、即座に対応をすることは重要です。

ミスが社内外への多大な迷惑になっている場合は、それを
フォローする側としては正しい対処法です。ですが、その後、
ちょっと見方、立ち位置を変えて考えて欲しいのです。

ミスばかり連発する理由を確認するだけでなく、本人の話に耳を
傾けてみる。もしかしたら私生活で大きな悩みを抱えているかも
しれません。

さらに、ミスが重なるとかなり萎縮して自信をなくしているはず
ですから、あなたからの声かけは本人にとっては大変有難いサポート
でしょう。あなたはその悩みを解決してあげる必要はありません。

叱責されるような場面でのあたたかい眼差しが、自信のない部下
を支え、さらには、職場でメンタル不調を出さない予防になるのです。
「傾聴」の仕方については、次回、詳しくお伝えしますね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
あえて原因追究、問題解決だけでない対応を実行してみよう。

 

自分が配慮していると同じくらい、相手から配慮されるとは限らない

2015.02.04

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

最近つくづく感じることがあります。それは、自分はこんなにも
相手のことを考えて配慮しているのに、それが理解されず、
返ってこないことにハラが立つという方が増えていることです。

私は職業柄、自分も相手も快適になれるアサーティブな
コミュニケーションについてお伝えする機会が多いですが、
やはり日本には、推し量って欲しいという文化があるのも事実。

乱暴な言い方を承知で言いますが、特に女性は、「言わなくても
わかってほしい」という気持ちを根強くお持ちの方もいらっしゃる
のです。

そんなA子さんは、ある時、取引先の営業の方の対応を
とても不満に思われ、それを思い切って口に出したものの、
相手から、ひどい言動をされたと怒っていました。

確かにA子さんは、奥ゆかしい雰囲気の方で、とても慎重に
言葉を選んでいるという印象がある方です。自分はそれだけ
相手に配慮したのに、まるでわかってもらえなかった! と。

今度は、わかってもらえなかったことに怒りを感じ、心が
揺さぶられ、自分でうまくコントロールできない状態に
なってしまったのです。

ただでさえ、A子さんはお客という立場なのに、相手から
逆ギレされたような対応だったのですから、心穏やかでいる
ことは難しいでしょう。

相手はそれだけ未熟なのかもしれませんね。その時、
A子さんは、「自分がこれだけ配慮しているのだから、
相手も同じくらい配慮して当然だ。」と思っていたのです。

この「当然だ」「すべきだ」という考え方を相手に求めてしまう
と、苦しくなってしまいます。相手がどんな対応をするかは
相手の自由でありコントロール不可のことなのです。

私に、頭にきた気持ちを正直に話してからのA子さんの心は
少しずつクールダウンしていきました。「相手を批判する、
裁いてしまう気持ちが出てきたみたいです。」と反省。

明日から、もうお取引はしません!と言えるような関係でも
ないとのことで、次回はこのことを引きずらないで、改善したい
と話されました。

相手にわかってもらいたかったけど、ここは大人の対応を
しようと思います、とおっしゃり、「裁いてしまうココロ」を
上手に鎮めたのでした。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
相手がどう反応するかはコントロールできないのです。

相手を追いつめるコミュニケーションしていませんか?

2015.01.28

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

小学生の娘が平気でうそをつくので悩んでいる、という
お母様からの相談を受けたことがあります。その方は
フルタイムの仕事をしながら教育にも熱心な方です。

娘さんの方は、あまり友達も少なく、多少、注意欠陥傾向が
あるようでした。が、毎日、お母さんに叱責され、自分を
守るために、ついウソをついてしまうようです。

コミュニケーションが得意ではなく、同年代のお友達が少ない
理由でもありますが、自分が追い込まれてしまうと、それに
向き合うことができず、逃げてしまうのですね。

これと似たようなコミュニケーションパターンというのは
職場にもありますよね。とても優秀でできる上司が、部下を
指導する中で、結果的に追いつめてしまうというようなことです。

上司は、「なぜ、こんなに丁寧に指導をしているのにわからないんだ」
と思っているわけですが、これはココロのからくりを知れば、簡単に
理解できます。

つまり部下が、叱責や評価を恐れて、防衛してしまっているわけです。
健康なココロであれば、皆、同じように自分を守ろうとします。そこで、
さらに「なんでウソをつくんだ」なんていう叱責は逆効果です。

では、どうしたらよいのでしょう?それは、相手が防衛しないですむ
ように対話をすればいいのです。例えば、「なんで出来ないのか?」では
なく、「どうしたら出来ると思う?」という問いかけです。

問いかければ、私たちの脳は、その答えを必死で探そうとする、と
言いますよね。それで部下の答えは、いつもと違ってくるはずです。
その上で、上司の対応は2つです。

部下の回答に対して、あなたは、具体的にいつ、何を、どのように
したら出来そうなのかを訊いていきます。次に、上司として
できることはないのかも尋ねていきます。

これは叱責でも尋問でもありません。対話ですよね。
上司として、サポートするつもりであること、応援しようと思って
いる気持ちも伝えるのです。

部下の方は、防衛を辞め、少しずつあなたにココロを開いて
くることでしょう。ですが、このブログを書いたのは、部下に
優しく指導しようということを伝えたかったからではありません。

実は、このような指導という名のもとの叱責は、だんだんエスカレート
していき、相手の人格を否定するような発言や、「もう職場に居場所は
ない」などの雇用不安を与える発言に至ることもあるのです。

こうなったら、立派なパワーハラスメントです。
平成25年度の精神障害の労災請求において、労災が認められた理由の
トップが、「仕事量や内容の大きな変化」と共に、パワハラなんですね。

今後は、パワハラが単独トップになっていくのでは?と予想している
専門家もいらっしゃるようです。最初は親身になっての「指導」で
あったとしても、エスカレートしていったら、怖いですね。

そしてパワハラは、加害者、被害者だけではなく、まわりにも
大きな影響を与え、組織の問題になります。相手を追いつめる
コミュニケーションを自ら防ぐ意味は大きいのです。

今日の一言メッセージ
追いつめるコミュミケーションは組織全体の大問題にもなり得るのです。

「やる気がなく、文句ばかりが多い」今どきの部下との対話

2015.01.03

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

一応、仕事はこなしてはいるようなのだけど、よく観察して見ると、
マンネリなのかやる気がなく、何やら文句が多いという部下が
あなたのまわりにはいませんか?

「どうして自分がこの仕事をしなければならないのか、わからない。
これは自分がすべき仕事なのか?この仕事にどんな価値があるのか
ほとんど実感することもない。」ブツブツブツ・・・・

今どきの部下に多い発言だ!と思ったあなた。実はこれ、2年間の
アメリカ留学から帰国して、はじめて就いた仕事に対して、私自身が
発していた言葉なんです。恥ずかしながら。

留学先で「自己主張しなければ、何も考えていない、頭がカラッポ
と同じこと」くらいの言われ方をしていたので、とにかく自己アピール
しなくてはいけないんだ、と思い込んでいた時期でもありました。

そうは言っても、1人前に仕事も出来ていないのに、よくこんな発言を
していたものだ、と今では思いますが、当時は、社会人になりたてで
それなりに高い志を持って入社したのです。20年以上も前のことです。

今、私の目の前にこのような部下がいたら、どんな対話するだろうか?
と考えてみました。「一人前でもないのに生意気な!」というのは簡単
です。でもそれでは対話になりません。

それどころか、よけい自尊心を傷つけることになり、反発してくるので
はないでしょうか?あるいはもっとやる気をなくして、部署のお荷物的な
存在になってしまうかもしれません。

これまで頑張ってきた経験をひとまず労ってみます。
「あなたは、○○が得意なんだってね。それをこの会社で活かしてくれる
ことを期待していますよ。」

自分でもこの会社、職場、仕事に役に立つことができるのか、と気を
よくした部下に対して、仕事を頼む時もちょっとした工夫をします。
その部下に、仕事の進め方についての選択権を与えるのです。

例えば、上司であるあなたが、いつもAという方法で仕事を遂行している
としましょう。本来なら、部下にもAのやり方で進めてもらいたいのですが、
あえて、「あなたはどう思う?AとBのどちらが良い方法だと思う?」

と訊き、選んでもらうのです。選んだ方は、それは与えられた方法ではなく、
自分で選んだ方法になるのですから、文句など言っていられません。
もちろん上司もサポートはしますが、部下の選択を尊重するのです。

さらに、担当している仕事の意義についても伝えます。この仕事が社内、
社外、そして顧客に対してどんな意味を持っていて、どんな影響があるのか、
どんな価値があるのかを伝えます。

つまり、相手を尊重して、相手が担っている仕事や役割について、できる
限り丁寧に説明するということです。これは職場だけではなく、夫婦や
親子間でも同じですよね。さあ、今日から日常生活で実践してみましょう。

今日の一言メッセージ
相手の自尊心を傷つけず、仕事や役割の意義を丁寧に説明しよう。

いつもと様子が違う部下への早期対応が肝心です

2014.12.27

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

職場で働く人のメンタルヘルスに配慮し、不調を未然に
防ぐためには、上司の「あれ?いつもと違うな?」
という感覚がとても大切です。

仕事で顔を合わせている時間は、家族と一緒に過ごす時間より
長いこともありますね。だからこそ、一緒に働いている
上司が感じる「かすかなサイン」はとても重要なのです。

メンタル不調になる前に、私たちには様々なストレス反応が
出てきます。それは気分の落ち込みだけではありません。
カラダや行動にも表れてきます。

例えば、体調不良で休みがちになることもそうです。頭痛や
腹痛、胃痛などもストレス性のものがあります。または、遅刻や
欠勤が多くなるなどもそうですね。

あるいは、ケアレスミスが多くなる、忘れ物が多くなる、
仕事の効率が悪くなり残業が増えているなどもそうです。
つまり、質の良い睡眠がとれていない可能性があります。

または、気分のムラがあり些細なことで怒ったりイライラしたり、
逆に涙ぐむこともある。ボーっとして集中できていないようだ。
外見も気にかけなくなる、などもそうですね。

これらは、部下が発しているココロのSOSなのです。
そんな場合、上司としてまず何をしたらいいのでしょうか?
「声をかける」ことで気にかけているよという姿勢・・・

これが最も重要なんですね。若い社員の場合、単身生活であれば
食事や睡眠時間など普段の生活の乱れがおこっている場合もあり
ます。「最近、どうかしたのか?」と声をかけましょう。

本人の話をまずはじっくりと聴く時間を作りましょう。もし、
その部下との関係があまりよくないのであれば、誰かその部下が
信頼している先輩や同僚に頼んでもよいでしょう。

もしかしたら話をしながら涙ぐんだり、あまり上手に表現できない
かもしれません。それは不調のより、「いつも出来ることが、すでに
出来なくなっている」という可能性であることが多いです。

いつもと違う様子だということを頭に入れて、しっかりと部下の話
に耳を傾け、次にどうすれば部下の抱えている問題を解決できるか
探るのも上司の重要な仕事です。

残業をなくす、仕事の量を減らす、あるいは少し休養をとってもらう
というのも選択肢ですね。ですが、医師やカウンセラーではないので、
上司自身も上手に「助け」を求める必要があります。

人事担当者や、社内に「産業医」がいれば相談してみるとよいでしょう。
「いやあ、そこまでやらなければならないのか。」と思われたのであれば
いかに早期に対応できるかがポイントと声を大にしてお伝えします。

メンタル不調になり休職となると、まわりの同僚に一層の負荷がかかり
チーム全体が疲弊してしまうこともあります。そして、まわりは
上司がどんな対応をしてくれるのか、ちゃんと見ているものです。

上司は、会社から、部下である従業員の安全配慮義務の実行責任を
負っているのです。上司だけでなく、チームメンバーも、声を
かけあえる環境を整えることで防げることは多いのです。

今日の一言メッセージ
いつもと様子が違う部下には、早めに声をかけよう

相手を不快にさせない「質問力」をつけよう

2014.12.09

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

先日のご相談は、職場で同僚ともっと親しくなり、働く環境を
快適にしたいと思っているのに、なかなか親しくなれないという
内容でした。

その方は職場で、「自分だけ浮いているのでは?」「仲間に入れて
もらえない、どうしよう。」と感じているようでした。確かに
職場で孤立してしまうと、仕事もやりにくいですよね。

ですが、そもそも職場というのは、学校のように仲良しの友達を作る
場所ではありません。気の合う人ばかりがまわりにいるとも限りません。
そんな時、どうやって親しくなるきっかけを掴めばよいのでしょう。

まず、必ず私が伝えているのは、話し上手になるより「聴き上手」に
なろうということです。相手の話に関心を持ち、「そうなんですね。
へえ、それで?」と聴いてあげること。

もし、その話題に興味が持てなければ、相手に興味を持ちましょう。
この人はこういうことに興味があるんだ、こんな風に感じるんだ・・
と、その話題を話す相手に関心を向けるのです。

その後も自分から話すのではなく、相手に質問していくのがよいの
ですが、その際に注意すべき点が1つあります。相手が否定的な
内容を話している時の「なぜ?」という質問の仕方です。

例えばこんな時です。相手「今週は集中して、このマニュアルを
仕上げようと思っていたんだけど、出来なかったんだ。」
あなた「そうなんだ、なんで?できなかったの?」

職場でなくても、家庭で夫婦や子どもとの会話でも同じ
ですよね。「なんで?」と質問した途端、相手がなんとなく
ムっとしてしまったなんてことありませんか?

この時の「なんで?」や「なぜ?」は理由を聞いているわけですが、
できなかったという否定的な話の場合、責められているようにも
感じるからです。

もちろん声のトーンなども関係ありますが、「できなかったのは、
何か理由があったの?」くらいの表現にとどめておくのが
良いでしょうね。

話し手の話を聴いていると、何を伝えたいのか?がわかって
きます。その時、相手が話したがっているだろうことに質問を
してあげると、気持ちよく会話がはずみます。

さらに、相手が使っている「単語」にも注意を向けましょう。
些細なことではありますが、例えば、「1泊で行う研修」と
相手が使った言葉を「合宿」と言い変えるようなことです。

なぜかというと、これでは相手が、あなたに自分の話が
通じていないと感じてしまうからですね。ちょっとした
ニュアンスの違いなんですが、心理的距離は縮まりません。

相手に関心を持って話を聴く。
質問する時は相手を責めるように聞こえるトーンは避ける。
相手の使った「言葉」にも注意する。やってみて下さいね。

今日の一言メッセージ
「なぜ?」という質問で相手を追いつめないこと。

怒りは冷静に「お願い」モードで伝えよう。

2014.10.27

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

前回は、相手への怒りを伝える時、責めないで!とお伝え
しました。「どうして・・・なんですか?」「・・されると
困るんです!」という問い詰めパターンはNGなのです。

では、どんな風に伝えたらよいのでしょう?まず、復習に
なりますが、目的は「相手に気付いて、行動を変えて欲しい。」
でしたね。

どうやったら、相手は、あなたの気持ちに気付いて、行動を
変えてくれるのでしょうか?それには3つのステップがあります。
1つが、あなたが感じている「感情」を冷静に伝えること。

次に、変えてくれるように提案・依頼すること。命令ではいけません。
最後に、相手がわかってくれ変わってくれたら、そのことに
感謝を伝えること、です。

あなたが感じていることと同じように、相手も感じているとは限り
ません。それを、「すべきだ」と一方的に命令するのは、勝手です。
相手の事情や価値観を尊重して、あえてお願いモードで伝えるのです。

1.「あなたが日報を提出するのがギリギリなので私は困っています。」
2. 「内容をきちんと書いてくれるのは良いことだけど、次にすべきこと
を早めに把握したいので、期限より少し早めに提出してくれませんか?」

きちんと書くことに重きを置いていた部下が、提出時期重視のあなたの
考えを受け入れてくれたのだったら、最後は、「感謝」するのです。
3.「わかってくれて有難う。よろしくお願いします。」

今日の一言メッセージ
怒りの伝え方は「感情を伝えて提案・依頼。最後は感謝」が基本です。

ページトップ