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アンガーマネジメント
イライラは感情に任せてぶつけない!冷静に伝えよう
2021.11.01
広報の仕事で、グループリーダーのYさん。
普段は穏やかな方なのですが、一旦、怒りのスイッチが入ると、時々気持ちが収まらなく
なります。彼女は、小学生になったばかりの息子さんの子育てにも日ごろから一所懸命です。
「子育てを通じで我慢強くなりました」と話してくれたこともあり、イライラとも
上手に付き合っているのですが・・・・
先日は、どうしても感情が上手にコントロールできなかったようです。
いつもの2倍くらい!の早口で、どれだけ頭にきたのかを説明してくださいました。
これまで広報では、あるルールがあり、それが社内の決まりごととして守られていたそうです。
それが、Yさんの上司にあたる方が、「自分はそんなことは聞いていない。」と言い、
通常通りYさんが対応した件に対して、「今すぐ先方に謝罪してきなさい」と一方的に言ってきたのだとか。
しかもYさん曰く、この件は、上司に相談するべきレベルの案件ではなく、これまでもリーダーであるYさんが行ってきたとのこと。
今回、急に上司が手のひらを反して、Yさんを叱責したことに、心の底から怒りが湧いているようです。
仕事をしている中で、相手の言動にイラっとすることは少なくありません。しかも、上司の言い方には、だいぶトゲがあるようでした。
これまでとルールが変更になったのならば、上司がYさんに話をすればよいことですし、頭ごなしに叱責し、謝罪を要求するのは、Yさんでなくとも怒りが湧いてくるだろうと共感しながら話を聴いていました。
怒りが収まらないYさん。
「明日、上司に言い返してやる」と興奮状態です。
ですが、怒りは相手にぶつけたら、その時点で多くが火に油を注ぐ結果になります。
Yさんは、その場で上司に言い返すことが出来なかった自分にも腹がたっているのですね。
怒りは我慢する必要はありませんが、ぶつけてはいけません。上手に伝える方法があるのです。
そのためには、まず冷静になる必要があります。
怒りを書き出すこと
深呼吸すること
などを伝えて、一緒にワークに取り組んでもらいました。
少し冷静さを取り戻したYさん。
明日、上司に冷静に伝えたいと言われます。
そんな時は、何を伝えたいのかを整理する必要があります。
今日、冷静になったとしても、明日、上司の顔を見た途端、怒りがぶり返してしまうことがあるからです。
伝え方のポイントは、相手を責める言い方はしないこと。もし、自分にも改善すべき点があるのであれば、まずそれを伝えることが重要です。
そして、自分がどう思ったか、どう感じたかを伝えるのです。
「急にルールが変わったと思い、混乱した。」
「謝罪しろと言われて、まずは話を聞いてもらいたいと思った。」など、自分の感じたことや思ったことは伝えてよいと思います。
怒りやイライラに翻弄され、その感情をぶつけてしまうと人間関係に大きなダメージを与えることになります。
一時の感情に流されるのではなく、イライラや怒りを上手に扱えるようになりたいと思いませんか。
職場での理不尽な出来事にも、感情的にならずに相手に気持ちや状況を伝えるようになりたいと思いませんか。
ハッピーハートコンシャスでは、アンガーマネジメントなどの感情コントロールや、我慢せずに自己表現が出来るアサーティブコミュニケーションの方法について、カウンセリングの中でお伝えしています。
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせくださいね。
また、以下の記事もぜひご覧になってください。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
怒りやイライラは我慢する必要はないが、ぶつけではいけない
翻弄されずに上手に「怒り」や「イライラ」と付き合う方法は?
2020.10.03
第243話:翻弄されずに上手に「怒り」や「イライラ」と付き合う方法は?
自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の高橋雅美です。
実は、今年、アンガーマネジメントについて系統立ててしっかりと学ぶことが出来、一般社団法人アンガーマネジメントジャパンの実践リーダーの資格を得ました。
今年は、自宅で仕事をすることが増えたせいもあり、これまで以上にネットを見ることが増えたのですが、コロナ渦の閉塞感が関係しているのか、ネット上の様々に飛び交う様々な「怒り」を目にする、耳にすることがあります。
「怒り」は大きなエネルギーで時にはそれらのエネルギーが塊となり、国や社会を変えるほどの力を持つこともあります。が、一方で、常に「怒り」を感じている心は、イライラしてトゲトゲしていて、なかなかまわりと上手に関わることが出来ないものです。
また、「怒り」には、心の底から感じる激しい怒りもあれば、日々の生活の中で、自分の思った通りにならないことで感じる怒りもあり、その対処法を間違えると、自分も相手も傷つけてしまうことがあります。
今回は、日常生活で自分の思ったとおりにならないことで感じる「怒り」、そしてその対処法について具体的な方法をお伝えしますね。
怒りの下にある感情に気づく
まず、貴女の怒りのもとになる感情に気づいて欲しいのです。怒りのもとって?と思った方もいらっしゃったことでしょう。怒りの原因と言った方がわかりやすいでしょうか。
実は、怒りのもとには、悲しみや罪悪感、不安、諦め、悔しさ、納得がいかないなどの様々な感情があります。あるいは体調が悪いなどの状態が原因のこともあります。
まずは、貴女の怒りやイライラの正体を見極めましょう。何に対して、誰に対して、どういう理由で腹を立てているのでしょうか。まず大事なのは、自分の怒りの感情のもとに気がつくことなのです。
そして、どうしても消化しきれない気持ちがあるならば、正直に信頼できる知人や友人、ご家族に話して聞いてもらい、上手に「手放す」のも良いと思います。
自分の考え方のクセに気づく
イライラしやすいのは、あなたの「考え方のくせ」が関係しているのかもしれません。自分が思ったようにならない時の怒りは、相手が期待通りでない時に感じるものです。普段から、相手や物事に対して「~ねばならない」「~すべき」と考えがちではありませんか。あるいは、自分の理想像があり、自分にも相手にも完璧を求めてしまうことはありませんか。相手に期待しすぎていないか考えてみましょう。
イライラの原因は、相手にあるのではありません。相手に期待しすぎてしまう自分にあることに気づけば、その「考え方のクセ」を少しずつ修正していけばよいのです。
怒りを爆発させずに相手に伝える方法
怒りは感じていけない感情ではありません。ですので、それを相手に伝えても良いのです。ですが、伝え方は慎重になりましょう。準備が大切なのです。感情を爆発させる前に出来ることをいくつかお伝えします。
1つ目は、冷静になるために場所を移動すること。相手がいるのであれば、その場を少し離れること。これを「タイムアウト」と言います。その時、相手にタイムアウトすることと、戻る時間を伝えましょう。場を離れて少し気分転換をするのです。
2つ目は怒りを感じたら、目の前にある物を集中して見てください。ペンや時計、スマホなどを見つめ、「このペンはいつ買ったかな」などと心の中で質問するのです。イライラから気持ちを反らすのです。
3つ目は深呼吸です。イライラや怒りを感じている時は呼吸が浅くなっています。怒りを感じたら、呼吸に意識を向け、ろうそくの火を消すようなイメージでフーっと息を吐き出します。吐き出したら今度は、鼻からゆっくり息を吸います。この深呼吸を少し続けてみましょう。気持ちがリラックスしてきます。
冷静になると気持ちも伝え方も変わります。ぜひご自分の出来ることからやってみてくださいね。そして、「怒り」に翻弄されるのではなく、上手にコントロールしてくださいね。
具体的なコントロール方法については、またブログでもご紹介していきます。またカウンセリングでじっくり取り組むことも可能です。そのような方はまず体験カウンセリングをご利用くださいね。
まとめ
怒りに翻弄されるのではなく、コントロールすることを目指そう!
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